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カタルの「事前予想」の反応と違い「アナウンスメント効果」が発揮されたのかな?…と考えています。当然、米国の「景気後退のリスク」は存在しますが、それほど…悪化してないとも言えます。この意味の解説を加えないと、みなさんの理解も深まらないのでしょう。

雇用統計数の「年次基準改定」が、これほど…市場から注目される理由を理解しないとなりません。パウエルFRB議長は「後手」を踏んだのです。本来は7月に「0.25%の利下げ」を実施すべきでした。しかしFOMC議事要旨を観ると分かりますが、一部で検討されたが、否定されたようです。

この「年次基準改定」の一般的な事前予想は60万人ほどでした。しかし…その時に「ゴールドマン・サックス」だけが、もっと悪化をするという100万人予想を掲げていました。このアナウンス効果で…市場に発表数字が大きく悪化しても「驚かない免疫」が生まれました。事前の「アナウンスメント効果」の発揮です。

水面下では…9月のFOMCでは「1%の利下げ」を言う意見まであり、事を「深刻」に考える人もいました。この意味は、コチラの「グラフ」を見ると分かります。

雇用統計数の「年次基準改定」の推移

今回の改定値は2009年以来と言われていますが、このグラフでは「リーマンショック」と同等水準です。だから「後手を踏む」と、市場が、更なる「利下げ」を要求し「続ける」リスクもあります。もうすでに「遅い」と、カタルは思っています。スイスやカナダなどは連続の利下げを実施しており、「インフレ懸念」は収まっています。

米国のGDPの大半を占める「消費」動向も、百貨店の「メーシーズ」は予想を下回り、下方修正ですが…問題は、ディスカウントストアを展開する「ターゲット」です。どうにか…今回は「値下げ効果」が発揮されて、1Qまでの「4四半期連続」で減少していた売り上げから、2Qは、既存店売上高が前年同期比プラスに転じたそうです。マクドナルドの5ドルセットと言い、既に至る所で「景気後退」は明らかです。

だからパウエルFRB議長は、選択を誤っているのでしょう。その予行練習で、一度、米国株も「洗礼」を受けました。仮に「新高値」を更新しても、株価は大きくは伸びません。このことは、もう…決まっています。この「リスク」を考えているから「巨額投資」のバフェットは、簡単に「小回り」が出来ませんから、「アップル」を始め…現金比率を高めています。「金持ち時間」と「貧乏人時間」の違いです。

でも世界の「AI投資」は続きます。他を削り…AI革命に賭けています。

だから…「エヌビディア」の新高値予想なども出てくるのでしょう。この株価ラインは「戻り売り」を浴びやすく、「株価」は、下げ易いのですが、やはり米国は、長く「名目成長経済」を続けていますから、基本的に世界で一番、投資資金が集まるのでしょう。故に…根強い人気があります。

日本の政策官僚は、この事をよく理解しないとなりません。世界から「選ばれる投資先」に「日本株」が選択される政策が、正しい政策なのです。

「7&IHD」(3382)は前回の株主総会でも揉めています。「ものを言う株主」の期待に応えていません。井坂社長の信認率も一時は、低かったのです。 2003年は76.36%かな? 

今回の騒動が「正式な買収」になるなら…日本企業の経営者も株価を配慮して「総還元性向」も更に高まるのでしょう。だから「画期的」であり注目されます。日本の経営者は、ダメな経営を続けていても、今までは…その地位が守られていました。株式の持ち合い制度です。

しかし最近は「スチュワードシップコード」が定着し始めており…「コーポレートガバナンス」が確立され始めています。 日本は、もっと…株主の権利を認めないとなりません。駄目な経営者を「追い出す」のです。

次は「ジャクソンホール」のイベントになりますが、今回の雇用統計の年次基準改定の数字は大きな影響力を持っています。既に「0.5%の利下げ」でしょう。米国の2年債も4%を割れています。しかし…いまだに「逆イールド」状態です。

「ラッセル2000」 とS&P500の比較

カタルは、もっと早く…改善すると思っていました。そうして「ラッセル2000」も、昨日は、ようやく他の指数と比較して…一日の中では、終盤にかけて…上昇が加速しています。他の指数は、ほぼ「横ばい」です。「ARKイノベーションETF」(ARKK)の株価も注目しています。

基本的にカタルの考えるスピードと、市場のスピードを合わせないとなりません。

この「時間軸の壁」は、依然、まだ存在します。かなりカタルは「尖がった運用」を始めています。この説明は難しいのですが、「的を絞り」…広範囲な選択肢を紹介せず、カタルが今、考えている相場の「目先の時間」に「ターゲット」を絞っています。

今回の反省を踏まえ、あえて「目先を追いかけ始めている」のです。でも世の中は、色んな選択肢があります。

バフェットの運用

バフェットは未来に訪れる可能性のある「景気後退」のシナリオで、行動をしているからキャッシュの比率を高めています。その理由は、大きなお金ですから「小回り」が利きません。2年程度、株を集めるにも時間をかけています。日本の商社株投資は、まだまだ…続くのでしょう。

でも貧乏人は「朝三暮四」です。カタルも読者も同じです。

たくさんの選択肢がある中で…もっとも「効率の高いもの」を選択します。これが「尖った戦略」です。当たれば、大きいですが、当然のことですが、その選択には「リスク」があります。

目先の時間を当てるということは…「危ない水準の株価を買っている」と…「同意語」です。時間を選択するなら、「危険度」は当然のことですが、高まります。「当たり前の話」ですが、どれだけ…注意をしても、馬鹿は、その注意を忘れます。そうして「自分勝手な意見」を述べます。

本当は「難しい」…時間の段階です。だから「ユトリのある行動」が望まれます。早く売り過ぎたくらいが、丁度…良いのかもしれません。でも馬鹿なカタルは、目先を追います。まだ相場は始まりませんが、一度…「ジェイドG」(3558)の場合は、2247円の奪回を試みてみたいと思っています。故に昨日も「高値水準でも」株を買っています。本日も買ってみたいと思っています。

「タイミー」(215A)は2750億円ラインの「時価総額」を、今は目標にしています。いつ休んでも不思議ではありませんが、カタルは「継続しよう」と思っています。相場が始まりました。まぁ、想像通りかな? 

やはり「ジェイドG」は「高寄り」でしたから…売りたくもない株を売って「窓埋め」を作りました。みなさんも買う場合は、慌てないようにしましょうね。時間さえかけるなら、売り物を丹念に集められます。

株価上昇が続くジェイドG(3558)の5分足推移

その為に、その「減少分」を補うため、高い「株価位置」ですが…2010円から下値を2000円まで買いました。1995円以下も「売り物」が出るなら…買います。しかし売り物が出てきません。まとまった「1万株」以上の「売り物」が出るなら、たとえ少しでも「買おう」と、思っています。

カタルは、いつも「事前宣言」通り…の行動をしています。出来るなら単独でも2247円を目先の高値を奪回して…その後は、少し「時間軸」を待ちます。しかし…2828円の高値水準もまた「買いたい」と思っています。カタル自身は、株価が3000円以上でも…「数字が合う」ので「ジェイドG」の株価を、追いかけます。また「タイミー」(215A)も「切り返し」ています。当分…「シーソーゲーム」かな? こんなところで…本日はお終いです。

「タイミー」(215A)の5分足推移

慎重を期す人は…9月のFOMCを待ってから、行動をしても良いのかもしれません。でも9月の決算期のトラウマもあるし…難しい展開が続きます。年末年始は、「野村証券」(8604)で、決まりでしょう。それでは…また明日。



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