秋の気配(2005年11月03日)
相場は絶好調の展開だけれど、いまひとつ乗り切れて居ないのか…冴えない心境なのです。季節は秋になり、外の空気が寒く感じられます。木々も色づき秋のカラーは心も変えているようです。この季節、ドンドンパンパンの夏と違い、新しい事をやるにも二の足を踏みそうな心境です。日本には四季があり、美しい自然が残って、食べ物も美味しいし、満足感が溢れています。15年間の空白の時間を埋める構造改革は、どのくらいのスピードで進行するのでしょうか?
多くの役人は現実を理解していないし、実は、多くの日本人も、今、起きている社会現象を理解しているのでしょうか? 今までの日本の仕組みは、オブラートに包まれて生活していたようなものでしょう。しかし、来る新時代は実力主義の効率化社会です。日本の世代交代に伴ない、伝統芸能を継承する大切さを、全ての面で感じなくてはならないでしょう。先代の教えは味のあるものなのでしょう。
私は甘える老人は好きではないですが、必死に頑張る老人も居ます。パソコン時代になり、50の手習いどころか、70歳のおじいちゃんがパソコン教室に通い、キーボードに向かう姿などみると、何やら、温かな時間を感じます。殺伐とした市場に身を置いていると、自然が恋しくなり、暖かな時間を欲するのでしょう。だから何時も「かたる」は何かを求め続けているように感じます。満たされない時間が多すぎるのでしょう。
儲ける為に売り買いの作業をして株価の価格形成をしているのですが、その作業は市場主義の一翼を担っているはずなのに、何故か虚しさを感じることがあります。これまで何度か相場に立ち向かっていた時期もありましたが無駄なのですね。流れには逆らわない方が良いのです。しばらく時間が経過すれば、自ずと定まる位置は決まってきます。
一度、傷付いた心は簡単に癒せないのです。悲しいこと、寂しい事、誰にでも訪れる時期があります。そんな時は、のんびりと時が解決する時間を待つしかないのでしょう。後で「かたるクラブ」を更新する予定です。