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第五番(2006年03月21日)
2度負けている韓国に日本はようやく勝ち、決勝戦に行く事になりました。不思議な巡り会わせです。なにしろ、2度も負けたのですから、決勝戦に行くのは韓国であってもいい筈なのに…。ルールのおかげで、僕らはまた楽しみが増えました。実力NO1のアメリカが敗退し、メジャー選手の多くを欠いている日本が、メジャー選手を多く採用した韓国に、運で勝って決勝戦に行くのですね。運命と言うのは面白いものです。
何気ない出会いが、一生の付き合いになることもあります。しかし人間は保守的なもので、多くの場合は変化を嫌います。日本人は特に農耕民族なので安定を求めるようです。短い人生ですが、僕の経験から言えば、向こうから声が掛かった時は、なるべく前向きに考えたほうが良いでしょう。その切っ掛けには運命を感じるからです。サラリーマンなら会社と自宅の往復で自分のテリトリー以外にあまり行動範囲は広がりませんね。そんな時に、突然、何かしらのチャンスらしきものがやって来たら、皆さんはどうするのでしょう?
僕は多くの場合、前向きに行動範囲を広げるようにしています。些細なことでも良いのです。会社のプレゼンを任されたり、学校のPTAの役員を引き受けたり、そんな事の積み重ねが生活に潤いを与え、自分らしい生き方に繋がっていくのでしょう。だから人との出会いは大切ですね。なるべく相手の立場に立った行動が基本となりますが…株屋の場合は自己主張が強すぎて…少し異色かな?
昔は人生50年だったようですが、現代社会は医療の発展により、人生70年から80年ぐらいに延びているのでしょうか? しかしただ食って寝るだけの人生など…面白くないですね。常に前向きに新しいものにチャレンジして、好きなものはその道を極める努力をしながら、人生を楽しめれば良いと思います。松下幸之助が晩年、松下政経塾を創ろうとした真意は何処にあるのでしょうか? 日本には多くの伝統芸能の世界がありますが、後継者がいないと言われています。日本の伝統芸能などの文化を後世に残すのは必要なはずなのに…
昨日は、結婚記念日でかみさんと都内の日本料理店に行きました。あの漆の器と言うのは手に馴染み、素敵なものですね。しかし家庭で使うのは味噌汁の御椀ぐらいでしょうか? 何故、日本人はあのようなものを使わなくなったのでしょう。昨日は桜を用いた料理とたけのこの料理が中心で春らしい演出でした。季節を感じさせる演出効果が随所に盛り込まれた料理です。場所は青山の「赤芳亭」です。残念ながらおかみさんは良いのですが、仲居さんの教育が今ひとつで、折角の料理の演出効果が半減しそうな感じでした。実はこの店は二度目の訪問です。前回も満足した料理で、今回もマズマズです。昼は5500円かな? 夜は11000円と14000円の二種類だそうです。
最近は株のことより、如何に生きるのか? そんなことを考えるようになっています。東京へ出てきた切っ掛けは父の死が引き金になりました。もう直ぐ、母もこの世から来世への旅立ちを迎えます。彼女の人生は楽しかったのでしょうかね? 思い返せば貧乏な生活で…オヤジは質屋通いの毎日で…しかし僕が高校生、大学生となるに従い、マズマズの普通の生活になって行きました。親父は何度か転職した事になりますね。輪タク、郵便局、すし屋、焼き鳥や、駐車場の係員か…まぁ、世間一般に言う、まともな人生からは程遠い選択でしょうか?
株屋の僕も余りまともな人生と言えるのかどうか…証券会社など銀行屋と同じで、下品な商売とされますからね。銀行屋は金貸し出し…職業の自由をどう選ぶのか? やりたい事を選択すればいいのでしょうが、毎日、パンを創っている人、鮨を握る人、マグロを追いかける人、様々な仕事があるわけで、何故、働くのでしょうか? みんな生活の為ですか? それとも別な目的があるのでしょうか? 僕は株屋なので、なんとかこの世界を見極めたいと必死です。しかし長年、駄目だったですね。ここまで来るまで30年近い歳月を費やしました。しかし未だにヒヨコです。下げ相場を取れませんからね。上げ相場ではマズマズの成果でしょうが、潮目を感じながら、往復を取れないから…
仮に5年程で、今の僕のレベルまで到達できたなら…人生はまた変わっていたかもしれませんね。残念ながら、ハイレベルの出会いがなかった為に、試行錯誤を永遠と続けたわけです。やはり一流のレベル人は、どの方も素敵ですね。料理人には料理人の自負があり、アイデンティティーがあるのです。幸い、投資の世界は力の世界とは違い、晩年まで時間がありますからね。まだ、これから挑戦できるのでしょう。最近、少し自信が持てるようになり、友人の運用を受けるように方針転換しています。
正直に言うと、今までは失敗の人生で自信がなかったのです。だから友達から頼まれても断っていたのですが、最近はお客様の資産運用もマズマズの成果のようで、故に恩義のある友達を中心に頼むと言われたら、運用を受けるように方針転換しました。まぁ、素人の皆さんが自分で運用するよりはプロですからね。あまり急ぐ必要はないでしょう。年間30%で充分だろうと思います。
もう直ぐ、一人前の証券マンになれるかな? 死を迎える前の瞬間にがんばった!と自分を褒めてあげられるような人生を送りたいものですね。