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2007年07月29日

選挙に行こう!

皆さん、選挙に行かれたでしょうか? 私はこれを書いたら行くつもりです。不思議な現象がたくさんあります。赤沼大臣の不正会計問題は、何故、起こるのでしょうか? 彼だけがガードが甘いのでしょうかね? それとも…誰かがリークするのでしょうか? 仮にリークしている人間が居るとすると、その人間の意図はなんでしょうか? 安倍政権もやっていることはマズマズだと思いますが、戦略がありませんね。小泉政権のように…公務員改革法は当初、廃案の見込みでしたが強引に可決させました。まぁ、頭の良い官僚ですから大蔵省改革の金融庁のように焼け太りなのでしょうが…天下り規制は重要なしがらみです。

日本の国にはこのようなぶら下がりの人間は半数程度いるのでしょう。ブルドック、TBS、新日鉄をみると悲しくなります。日本の経営者で果敢に海外戦略を展開している会社は少ないですね。僕は東芝の西田さんが好きです。事業を集約しメリハリを付け、業績を押し上げようとしています。今では原子力、フラッシュ共に世界トップ水準です。ここですね。日本の建設会社はどうしたのでしょうね。談合で考える力がなくなったのでしょうか? 五洋建設の内容を調べていませんが、ベトナムの港湾施設を受注し、市場がこの動きを評価しないのは少し不思議です。それとも五洋はタナボタの果実で海外戦略を持ってないのでしょうか?

西田さんはイランの現地採用から叩き上げて実力派。必ず、日本の大企業には心ある社員が多く存在するはずです。新日鉄の三村のような旧来型の村論理を掲げる人たちばかりでないはずですね。市場は「ごった煮」になって評価しています。これでは市場原理が働かない。僕は政権交代論者です。安倍政権の路線は正しいが評価は低いですね。マスコミですね。日本に必要なのはマスコミ改革です。村論理で恣意的に国民意識を誘導するマスコミ論理と教育システム問題。この二つが課題ですね。もういい加減にして欲しい。70歳代の人間が立候補するのはおかしいと思いますね。この人たちの功績は認めます。しかし弊害が目立ち進歩がない。アドバイス役ならわかります。選挙は僕らが政策を主張できる唯一の場。自分の意見に近い人を選んで投票すべきですね。

さてIRNETは専用サーバーに移行し、容量が増えました。よってSNSをオープンにしました。現在の会員は1873名です。IRNETの読者は1万5千人ほどかな?と推測しています。しかしSNSも無限ではありません。あと2倍か3倍ほどまで大丈夫でしょうが…またクローズするかも…無料ですからね。登録と言っても簡単に出来ますから…でもこの1873名のSNSの会員のうち、実際に応援してくれている人は僅かです。色んなサークルを生んで、活発に市場原理を論議できる場になればと願っています。私も参加します。時間の制約がありますが出来る限り頑張ります。かたるへのメールも気軽に送ってくださいね。皆さんの要望を反映させ、共に豊かな日本と人生を…

投稿者 kataru : 11:15

2007年07月22日

石油化学

素晴らしいね。やはりインターネットは…と実感できるのを見つけました。それと同時にかたるが批判している官僚の天下りの温床のこれは独立法人かな?…も効率性は問題でしょうが価値がある仕事もしているのでしょう。しかし一方で要らない社団法人がたくさんありますね。社団法人 日本芳香族工業会って何をやっているのか? 石油化学工業協会などと統合できないのでしょうか?

まぁ、兎も角、今日は私が苦手な化学工業を見てみました。実は最近の新聞報道を見ていると、鉄だけでなく化学品も伸びているというのです。本当かな? 疑い深いかたるは、インターネットで実際に調べてみました。一部の製品で輸出が伸びています。金額的に大きなものは二種類だけでした。バラキシレンとスチレンモノマーです。しかしこれは何に使われるのでしょう?

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この基礎的な石油化学を勉強する為に石油化学工業協会によくできたホームページがありましたのでご紹介します。いや実に良くできていますね。勉強になります。株屋も大変だね。新聞記事の裏付けを求め、資料を探し検証し、株価の推移と業績をチェックする。それでも相場の読みがハズレ、株で損をするから尚大変。はぁ~。

石油化学の勉強へ

さて、冒頭のバラキシレンとは…?
キシレン自体は塗料、印刷インキ、農薬等の溶剤に使用される液体なのだそうですが…
どうも頭にパラがつくと高純度テレフタル酸、DMT(テレフタル酸ジメチル)の原料となると解説されていました。高純度テレフタル酸はPTAとよばれ、ポリエステル繊維やペットボトルの原料なのだそうです。わが国のトップメーカーは三井化学、三菱化学です。

もう一つのスチレンモノマーは、合成樹脂(ポリスチレン、発泡ポリスチレン、ABS樹脂、不飽和ポリエステルなど)や塗料などの原料として広く使用されています。主要メーカーは旭化成ケミカルズ、出光興産などです。

これは勉強をさらに重ねる必要がありそうです。サッパリ分からない。なんと石油化学品の出荷額は24兆5千億円とか…鉄が騒がれていますが、14兆円の規模だそうですから…少し勉強しないといけませんね。石油化学は幅広くプラスチック製品、化学繊維、ゴム製品、その他関連製造業(塗料、石けん、洗剤、界面活性剤、接着剤)などから成り立っています。

投稿者 kataru : 09:18

2007年07月15日

建設機械

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お約束どおり建設機械特集です。疲れたので明日はお休みです。
わが国で生産されている建設機械のシェアは下記のグラフの通りです。油圧ショベルの大手はコマツです。トラクタは分かりにくいのですが、ホイールローダといいブルドーザーのミニバンみたいなものですね。日本のシェアが高いのがミニショベルです。クレーンが強いのはタダノですね。

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統計上(2007/1~5)は67%が海外向けです。近年は中国、インド、ロシアが伸びています。しかし、やはり金額的に一番なのは北米なのです。資料は古いですが、近年は推測ですが新興国への輸出は倍増でしょう。株式市場で建設機械の評価が上がっているのは、低いPERと新興市場への成長の期待でしょう。何れ、海運株と同じように脇役に人気が波及する場面があるかもしれません。

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下記に売上高順に並べたリストを用意しました。しかし海外輸出がなかったり、建設機械割合が低いものもありますから自分で精査する必要があるでしょう。リストは日本建設機械工業会のメンバーで上場企業に絞りました。コベルコなどは非上場です。
(資料はコマツ、日本建設機械工業会などから)

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投稿者 kataru : 11:11

2007年07月08日

半導体3

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c20070708e.gif前回は露光装置の段階まで解説しましたね。その後にウェーハに残った酸化膜を取り除く作業がエッチングです。

この方法には二通りの方法があります。ウェット式とドライ式です。ウェットは薬剤を使います。硫酸や硝酸やりん酸、フッ酸などの薬剤で腐食させ酸化膜を取り除きます。コストパフォーマンスは良いのですが、イオンを酸化膜にぶつけて取り除くドライ式の方が精度は高いのです。

しかし価格が高い。このエッチングの製造メーカーは、米国のApplied Materials、Lam Researchと日本の東京エレクトロンに日立ハイテクノロジーズです。

c20070708d.gif次にシリコンウェハーにボロン、リンや砒素などのイオンを注入し半導体が電気を通すように加工する。

そうしてレジストを剥離させる。プラズマアッシャ、オゾンアッシャ、ウェットステーションなどの装置を使う。この後は不活性ガスプラズマによりアルミターゲットをスパッタリングし、 ウェーハ表面に電極配線用のアルミ金属膜を形成します。

最後に保護膜をつけ半導体の前工程が完了です。イオンの注入装置は米国のVarian Semiconductor、Applied Materials、Eatonで日本では日新ハイテックや住友イートンノバなどが主流です。

c20070708c.gifこの程度の概略が掴めて置けば、株屋としては良いかな?

ウェーハからチップを切り出すダイヤモンドブレードのトップメーカーはディスコです。そうしてチップのマウンティングをしてチップとリードフレームをボンディングワイヤーで結びます。

c20070708a.jpgこの分野では新川が業界でトップです。あとはパッケージを施し、製品の検査をします。この検査機でナンバーワンがアドバンテストです。

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以上、簡単に半導体の製造過程と関連メーカーを見てきました。紹介しませんでしたが東京精密、大日本スクリーン、トプコン、TOWA、芝浦メカトロニクス、アルバック、堀場製作所、岡本工作、浜松ホトニクスなど他にも多くのメーカーが参入していますが、日本では信越化学、SUMCO、ディスコ、東京エレクトロン、大日本印刷、キャノン、新川、アドバンテストなどが代表的な会社だと思って良いでしょうね。

資料は社団法人日本半導体製造装置協会、大日本スクリーンなどを参考にしました。

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投稿者 kataru : 01:04

2007年07月01日

流れ…

久しぶりの温泉に行って来ました。

僕は2度目なのですが、かみさんは初めてなのだそうで、水上温泉に行って来ました。水みたいな感じの温泉で、温泉の種類から言えばかなり上物なのでしょうか? 僕は詳しく分かりませんが、伊東の「よねわか」のような感じでした。

相場には、焦点があります。この相場の焦点が見えないと銘柄選択も出来なのです。一般的には業績が向上すれば、株価は上がりますが、業績が良くても株価が上がらないケースもあります。大きな相場になるためには、企業業績、仕掛け人、環境など、あらゆる要素が揃わねばなりません。勿論、その絶妙なバランスが相場のスケールを決めます。

いまの相場はアメリカ景気、中国景気(BRICs)などに揺れ、特に過剰流動性の存在感をどう考えるか?この辺がテーマに隠れた流れなのでしょう。難しい…

かたるが、今、考えているのは北京オリンピックと中国景気の強さです。あとはヘッジファンド規制の行方などです。この陰りを、相場が感じ取れば流れが変わりますからね。しかし現状は原油価格の高止まりなど…、既存の流れは益々強くなっている様子です。仮にまだまだ続くのなら、銘柄選択が大きく変わりますからね。

新興株は既に準備は整ったのでしょうが、タイミングがなかなかやって来ない印象を持っています。さて、どのスピードで流れが来るのかどうか…今日は簡単にお休みなさい。

投稿者 kataru : 23:06