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2007年09月30日
暢気な父さん
日曜日はごろ寝をしながら、テレビを見ていました。日本女子オープンは2004年にデビューした諸見里しのぶさんが優勝しました。インタビューでは緊張していたとか…プレーの最中はそんな風に見えませんでしたが、最終ホールでは不動裕理選手がバーディーを取っていれば展開は変っていたかもしれませんが、天の味方か…やはり運はあるのでしょう。不動選手が僅か2メートルぐらいの距離を外し、プレッシャーを掛ける事が出来ずに諸見里さんの勝利になりました。
株の世界もそうですね。ツキのある銘柄とない銘柄があります。たまたま好材料が発表される新高値を追う瞬間に、外部環境に恵まれる会社と折角の好材料が生きない市場環境しか与えられないアンラッキーな会社と明暗を分けます。株の場合もそうなのですね。運と言うかツキがあるのでしょう。難なく新高値を更新できる会社と、出来ない会社。不思議なものです。
相場にも流れがあり、速い転換の時とゆっくり進む時間の時と、時の流れを感じることがあります。今の相場は全体が勢いよく上がる場面ではなく、個別材料株物色の展開が続くのでしょう。故に大型株ではなくどちらかと言えば小型株が活躍する場面です。決して、全体相場が上がる展開ではないですから、そのような素質がある銘柄が個別物色される展開です。
全体相場が停滞するので弱いように感じるかもしれませんが、乗れる人は市場人気が集中する分、儲けることも可能になるのでしょう。2003年の5月にスタートした相場も景気動向と同じように、金融から設備投資まで発展しましたが、消費と言うロケットに点火せずに景気の波は失速しそうな景気循環ですが、この秋から冬を乗り越えれば新しい展望が開けるのでしょう。いつもそうですが、新しい相場の芽は冷たい冬に芽生えるものです。
そうして自分の出番が来る春をじっと待っているのですね。
投稿者 kataru : 16:40
2007年09月23日
自民党総裁
先頃、自民党の総裁が決まりました。福田さんが330票を獲得し、麻生さんは197票だそうです。果たして福田さんはどんな政策で臨むのでしょうか? 株屋はいろんな事に興味を持って相場への影響を考えます。政治の動向は大きな要素でありやはり気になります。選挙もそうですね。僕の知り合いのキャリア官僚も選挙が気になる様子で常に分析をしていました。先頃、年末に一緒に旅行を誘われたのですが、残念ながら、今年は僕の見通しの悪さから相場に失敗しゆとりがありません。
今の楽しみは読書かな?
本は面白いですね。特にさむらいものが好きです。世間とのギャップが共有できる点が今の僕の気持ちの癒しになっているのかもしれません。今日は大好きな相撲の千秋楽です。先ほど豪英道が勝ちましたね。やはり若い奴が活躍するのは良いものです。それにひきかえ、自民党総裁選挙を見ていましたが、なんとも寂しい限り。僕の考えが正しいわけではありませんが、良い方向にいって欲しいものです。株屋としては株価をあげる政策が望まれます。GDPを伸ばせば自然に株価は上がります。
今日はこれからTVで相撲観戦です。明日はお休みを頂くかもしれません。
投稿者 kataru : 16:29
2007年09月17日
日帰り温泉
休日の楽しみ方で新しいのを発見しました。東京近郊の日帰り温泉を回り史跡を見ながら、産地の食を楽しむというものです。3連休で遠出がしたいけれど、諸事情で行けないので月に一度ぐらいドライブを兼ねて近郊を散策するというものです。
http://www1.odn.ne.jp/enosun/(日帰り温泉ランキング)
http://www.erinji.jp/(恵林寺)
http://www.hottarakashi.com/(ほったらかし温泉)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E6%B2%A2%E5%90%89%E4%BF%9D(柳沢吉保)
このランキングから、ほったらかし温泉を選択し、塩山市に恵林寺(えりんじ)がありましたので近くを散策する事にしました。
東京を朝、7:00頃出たら、混雑もなくスムーズに恵林寺には8時40分頃着きました。そうして恵林寺、資料館、ほったらかし温泉、JA共済、マンズワイナリー、勝沼ワイナリー、まで順調に行きました。帰りの中央高速道路が滅茶苦茶に混んでおり、途中の上の原かな? 下りて、国道20線へ。そうして、ごん助(山ノ神)で昼食、帰宅(17:15)でした。行きは1:30分で帰りは、昼食を交え4時間です。渋滞です。
今日は上記のホームページからNHKの大河ドラマで活躍している武田信玄の恵林寺(えりんじ)を見てきました。拝観料は300円です。京都と比べると非常に安いですね。しかし京都より良いかも…お値打ち価格です。武田信玄の墓をはじめ、柳沢吉保の墓もありました。信玄は有名ですが、意外な事に私は柳沢吉保が甲府藩(15万石)の藩主とは知りませんでした。
…と言うには、駒込に吉保の別荘の六義園(りくぎえん)があり、記憶によれば川越藩主だったと思ったからです。帰ってきて調べてみると…ウィキペディア…
資料館の500円は価値があるかどうか…まぁ、あるといえばあるし…ないといえばない。
途中でナビが道順を間違えて、看板に助けられて引き換えし笛吹川フルーツ公園内を通り、ほったらかし温泉へ。温泉は600円で安いのですが、マズマズ納得の料金と景色かな? 残念ながら富士山は雲の中でした。「こっちの湯」に入浴しました。
近くのJA共済で野菜をゲット、ぶどうはありましたがパスです。そうして帰りにぶどう園によりぶどうを一房買い、ワイナリーへ。マンズワイナリーは大きいのですが…直ぐに出て勝沼へ有料の試飲所でワインを一杯のみ、安いのを5本ほど買い求め帰路へ。
昼過ぎに着くはずでしたが、談合坂から渋滞で、途中で降りて国道へ…この国道も混んでいました。選択ミスです。株の選択と同じ…いやはや…途中でおなかが空き、ごん助の看板を見て、入ったのは山の神かな? 古い民家を改造したようで…ほうとうなべとステーキと馬刺しを注文し、渋滞に巻き込まれながら帰ったら相撲になんとか間に合いました。前半が見れず…トホホ…
帰路の最中、考えたのが無名のワイナリーが数多くあり、何回か足を運び、気に入ったものが見つかるかどうか…と考えた次第です。ワインの味はあまり分かりませんが…問題は運転です。今度は酒を飲まない息子を連れて行きたいですね。今回は妻が飲みませんでした。可愛そうに…でも彼女はほとんど飲まないから…
投稿者 kataru : 19:37
2007年09月16日
噂と中傷
相撲界をみると、何故か日本の将来をみているような錯覚に陥る。日本人横綱がいなくなってどのくらいの時間が経過するのだろう。貴乃花が横綱に昇進する時にも異様な苛めに似た雰囲気が回りにあったような気がする。日本人は何故、こうも閉鎖的な社会に閉じこもり仲間を中傷するのだろう?
ニュースを見れば、ワイドショーもそうだけれど、他人の批判的な番組が多いように思う。芸能人のスキャンダルが、何故、こうも楽しく報道されるのかな?
私が、ライブドアのホリエモンを擁護する発言をすると、必ず、批判的な意見を多く頂く、グッドウィル、村上氏、楽天の三木谷氏。最近、ようやくソフトバンクの孫氏はこの段階を卒業したようだけれど、業界からは相変わらずの攻勢を受けている様子。正論が正論に聞こえない。意味不明な論理にかき消され、何故か、本当の議論が進まない日本。
安倍首相は病気が理由で退陣された事になったようだが本当の理由はなんなのか?週刊現代には相続税か何かの脱税話しが載っていたり、愛人説まであって、マスコミは世論が許さないと自分たちが代弁者のように言うけれど…何故、本当の理由を述べることが許されないのだろうか? 松岡大臣は自殺したし…マスコミに責任がないのだろうか? 僕は視聴率を上げるための今の仕組みが、世の中をおかしくしているように感じる。その大元を改善しないとこの国の体制は変らないように感じるが…フジテレビの日枝に、TBSの井上か…ライブドアや楽天の挑戦により、マスコミの体制が明らかになったように感じる。
先日、NHKの杉山さんが取材証を相撲協会から取り上げられた事件があり、各氏が報じていた。僕はビックリした。彼が解説者を引退し相撲が好きで、毎日、身銭を切って相撲を見ているのかと思ったら、実態は違ったようだ。相撲協会のマスコミに対する賄賂のようなものだね、あれは…総務省から多くの人がマスコミに天下り、その実態が明らかになるにつれ、構造改革が叫ばれてきて、安倍首相の下で国家公務員法も改正されたが、とうとう、官僚社会主義のマスコミ攻勢により回りから切られてしまった。
この国の体制を支えるのは、他人の噂話しが好きな僕ら国民に問題があるのだろう。
投稿者 kataru : 19:22
2007年09月09日
感じる心
『Beauty is in the eyes of the beholder』
美しさは見る人の目の中にあるという意味だそうです。同じ光景を見ても何かを感じる人と、何も感じない人がいます。同じことが音楽を聴いても起こります。今は谷村新司のアルバムを聴いていますが、あの詩は何処から生まれるのでしょうかね? やはり豊富な恋愛経験からくるのでしょうか…苦しくて切ない恋なんて…しばらくしていませんね。
感情と言うのは、だんだん感度が薄れるのでしょうか?
昔はお巡りさんに職務質問されるだけで…ドキドキはらはらです。別に悪いことをしているわけじゃないのに…警察署の前、交番の前を通るだけで緊張したものです。
セールスをするときもそうですね。初めてお会いする人には緊張をするものです。でも最近、図太くなったのか、あまり新しいドキドキ感が芽生えなくなりましたね。株をやっていると今回のように急落に見舞われる事があります。金曜日のNY市場は雇用統計の悪化を理由に株は大きく下げましたが…面白いものです。強気のときは雇用統計が悪化し、利下げの理由が生まれ0.25%ではなく0・5%のFF金利の引き下げが行われ買いのチャンスになるとも見方もありましたが…弱気の今は景気の減速が確認され株は売りに変ったのでしょうかね。勝手なものです。同じ材料をどう解釈するか?気ままに決めるのですから…
既に新興株式の調整は終盤なのでどっちに転んでも売る玉がない。故に大きくは下がらない。僕はそう考えています。BRICs銘柄は下げても不思議ではありませんが、此方は好業績ゆえにやはり大きく売れる道理がありません。つまりどっちも下げ辛い。要するに下値を確かめる作業なのでしょうね。きっと…むしろ新しい流れを感じるチャンスだとも思っているわけです。
『Beauty is in the eyes of the beholder』
投稿者 kataru : 13:48
2007年09月02日
雑感
これまでの私の投資方法を見ていると、大きくなる可能性のある株を何年も追い続ける方法です。主眼は10倍になるような銘柄を選定したいと願っています。しかし、そう度々そのような銘柄が見つかるはずもないし…なかなか、燃える銘柄に出会えないのが現実ですね。2006年以降、昨年の夏以降はBRICs銘柄が主流で賑わってきましたが、今春から問題化しつつあったサブプライム問題から金融市場のシステム問題へ波及した事態の沈静化にECB、FRB共に乗り出しました。そうして週末にはブッシュ大統領が救援策を発表する事態になっています。
金融は面白いですね。やはり信用が一番なのです。
当初、サブプライムはアメリカの問題で住宅融資の一部である為に大きな事態にならないと考えられていました。ところが、表面化すると一流銀行の子会社が次々に困難な局面に置かれ事態が悪化して行きます。そうして何が真実か?見えない恐怖に脅えたのですね。カントリーワイドは象徴的な会社です。故に私は「今日の市況」でカントリーワイドの株価を時々取り上げています。アメリカ大手の住宅融資会社でサブプライム融資もかなりあるといわれています。
私は一昨年からの一連の政策に失望しています。しかし民主党が参議院の主導権を握った事により政治に緊張感が生まれ、政策論争が進むことが考えられますね。これまでは、官僚の作文政策だったのですが…、意外に、ここに日本が新しい時代を迎えるヒントがあるかもしれません。昨今はそのように感じ始めました。この与野党の攻防は、相場が新しいステージに入る切っ掛けになるかもしれませんね。注目されます。
ビスタニュースの原稿にも書きましたが、政策が相場の行き先を決めるのですね。インドへの投資も方向性を考える上のひとつの重要なキーワードです。このような積み重ねが相場観を形成するのです。私は自分の考えはいつも正しいと思っています。しかし相場が、実際にその通り動くかどうかは別問題ですね。ここが重要なのです。日本人は従順な国民でロボットですね。故に、言われたとおり行動し、法律を守る。法律が正しいのか? 考えたことがありますか?
今朝は「車の通らない赤信号を無視して横断すべきかどうか…」の話題が、かみさんとの会話の中で生まれました。私は勿論、安全なら文句なく赤信号でも渡ります。しかしかみさんは…、小さな子供をつれた親子がいる時に渡るの?と問いかけます。むぅ…難しい。むかし私は小学校の前の横断歩道で赤信号を渡ったら、子供がお母さんに「お母さん、あのおじちゃん赤信号なのに渡っているよ。」と…恥ずかしい思いをしました。しかし同時に社会の不合理を感じました。こんな通行量のない交差点に信号が必要なのかな?
その背景には信号機を保守管理する天下り法人の存在や、利権が絡んでいる構図をどれだけの日本人が認識しているのかどうか…難しい問題です。まぁ、問題の視点が違うといえば違いますが…
相場も同じです。自分がなるほど行けるかもと思うから株式を買うわけですね。切っ掛けは新聞、ネット、日常の出来事…しかし投資し、結果を伴わずに逆に行ったらどうするか?ロスカット投資で自分の損失の限界点を決めておき、その株価を下回ったら損失を確定して売る。また、そのままにしておき、下げたら買うナンピン買いを続ける方法、一度、投資を止め、経過観察し再起を期す方法…様々な方法があります。実は株で儲けるには銘柄選びより投資方法が重要なのでしょうね。このやり方が上手く行かないから多くの人は損失を抱えるのでしょう。さて自分で実際に上手く運用できるかどうか…そろそろ試してみたい誘惑に駆られている今日です。
投稿者 kataru : 15:01