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「ハレ」と「ケ」の時代(2008年03月09日)

私はいつも前向きに「もの」を考えます。それは人間ですから逆の見方もするときはあります。しかし人生はいつもチャレンジするほうが楽しいと考えているのです。自分の可能性を捨て後ろ向きに生きるなんて…基本的な人生観ですね。当然、現実とのギャップに苦しみますが、だからチャレンジするのでしょう。最近、「ハレ」と「ケ」と言うテーマを目にするようになりました。日本の文化には、ハレとケの区別があったというのです。ハレは「晴れ舞台」とか使いますね。ケは「褻」と書くのだそうです。難しい漢字ですね。長かった日常である我慢の時間(ケ)があるから、晴れやかな楽しい時間(ハレ)が引き立つのでしょうか?

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1989年から我慢の人生が始まりました。初めて国内景気がマズマズに感じられたのがITバブルの時です。(実は私の勘違いなのですが…と言うのは、国内景気はダメですが1995年からグローバル企業は立ち上がっていました。)1998年の暮れは悲惨な時代でした。2年続きの120万円の年収時代です。1996年6月より下げ相場が続き、儲けることができなくなりました。そうして、ようやく儲かるようになったのが1999年、2000年ですね。1999年の暮れはすごかったですね。ソニーがストップ高を演じ、ソフトバンクや光通信が華でした。ソフトバンクは1997年に1670円でした。その後2000年に198000円になるのです。なんと118倍です。そうして、また暗い時代を迎えます。この時代は2003年まで続きます。

2003年の5月は印象的なゴールデンウィークでした。子供の学費を払う為に借金をするわけです。そうして、みずほがシステム障害を起こし倒産すると市場で言われる時代です。みずほは1兆円増資を決め立ち上がります。この辺りは皆さんもご記憶があるでしょう。「木村リスト」とよばれる倒産30社の銘柄が50円の額面を割るのですね。株は不思議です。住金は2002年には、僅か36円なのです。その同じ会社の株がたった5年後、実質的には4年後かな? 昨年7月に771円を付けるわけです。今、人気になっている太平洋金属は2001年には僅か25円、そうして2002年に43円を付けますが、昨年には、なんと2685円になるわけですね。2001年から考えれば107倍ですね。現実に起こった現象です。

そうして、今、カラ売り筋が市場を謳歌しています。果たして次の山場に来る時に、どんな銘柄が100倍になるのでしょうか? 出来ればその銘柄を手がけたいものですね。この続きはビスタニュースへ…