思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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GDPの倍増(2008年03月16日)

いつも大局観を考えるときには、歴史を見る事にしています。実はビスタニュースの昨年最初のレポートは歴史的な見地からみた株式市場なのですね。昨年は書きながら無理があるかな?とも考えましたが、今年の相場をみると…ここまで下がるとは予想をしていませんでしたが、なるほど…。やはり構造改革には完全な世代交代と言う時間の流れが必要なことが分かります。外れ続けている僕の相場観ですが、この仮説が正しいとすれば、もう少し時間が経過しないと構造改革は完成しないのでしょう。

幕末の動乱から明治に入り明治政府のゴタゴタが終わるのが西南の役ですから、1853年―1877年ですから実に24年も掛かっているのです。この度の基点を1989年に取るのか、それともプラザ合意の1985年にとるのか意見は分かれますが、プラザ合意にしても、まだ若干、時間が必要なわけですね。日本がモタモタする間に中国は破竹の勢いで伸びています。2002年に一人あたりのGDPが1132ドルだったのですが、2007年には僅か5年で2460ドルになるのです。倍増以上ですね。このところのドル安で2637ドルになります。

まぁ、チベット騒動や五輪に黒監獄問題など…様々な騒動を抱えてはいますが、確実にGDPは伸びているわけです。次期主席候補に父親が文革の被害者になった習近平氏(54)が決まったそうですね。僕と同じくらいの年なのに…それにひきかえ、日本はどうなのでしょうか? 一方、アメリカではサブプライム問題が最後の燃え上がりを見せています。ベア・スターンズ証券にFRBが緊急支援を発表したそうです。続きはビスタニュースで…

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