思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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花菖蒲(2008年06月15日)

昨日は明治神宮の花菖蒲を見に行って来ました。なかなか見事なものです。天皇家と言うのはやはりすごいものですね。このような見事な庭を作るのですから日本人は優秀だと思うのですが…何故、自虐的になるのでしょうか? みんなが幸せならそれで良いと思いますが…日本のGDPを上がる事は、それほど難しいことではありません。しかし誰かが豊かになると妬むわけです。貧困な発想ですね。

宮本輝の「ここに地終わり海始まる」(講談文庫)と言う小説を読みました。
人間心理を読む小説ですね。相場の読みに似ている感覚です。主人公の天野志穂子は6歳から21歳まで結核による療養生活を余儀なくされますが、奇跡が起こり回復、社会復帰を果たし世間の荒波を経験するのです。そうして恋に落ちる話です。彼の小説は好きですね。

今野敏の「隠蔽捜査」(新潮文庫)と言う小説もなかなかでした。
キャリア警察官が生きる道を探すのです。警察の中の光景が思い浮かばれ面白いですね。本当にキャリア官僚と言うのは、このような出世レースを演じるのでしょうか?作者の勝手な想像ではないかな?と思うのですが…。他の作家でもこのようなキャリア官僚の心の動きを書いたのを読んだ記憶があります。今度、実際にキャリアに聞いてみようと思います。

今、読んでいるのが浅田次郎の「蒼穹の昴Ⅰ」です。シリーズものなので面白ければ読む事になります。僕が読むのは、侍ものが多いのですが、最近は色んな本を読んでいます。と言うものも、もう直ぐ大御所さんが会社を辞めるので、今度は自分で本を選ぶ事になります。時々、面白かった小説を紹介するときがあるでしょう。

証券マンもいい加減に、現役を離れたいと願っています。毎日、新聞を読むだけでも大変な量ですし、雑誌などを含めるとずいぶん目を通しているはずです。ゆっくり世間から離れれば日本の政策批判などせずに、のんびり暮らせるのでしょうが…。株が上がるような展開を考えると、どうしても政策批判につながります。昔は株を上げることが国策だった時期もあったように感じますが…はやく年金資金などで適正価格まで買って欲しいものです。