思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

« 花火 | 最新の記事 | IRNETの形 »

一方通行の報道(2008年08月10日)

今週号のヴェリタスを読んで…日経新聞は編集委員を入れ替えたほうが良いという意見が一つです。だいたいネガティブな発想の人が多すぎます。日本人の資質なのでしょうが村意識の塊を押し付ける人が多いように感じます。一方、海外との比較記事も多くなり此方は満足しています。日本の孤島的な流れを阻止する為には、先ず海外を知ることです。国際基準は何処にあるのか? その背景は…何故、法律が生まれたのか?

日本の政策は海外からの導入が多いですね。そうして時代が先に歩んだ後に、法律が生まれます。恐ろしい事に、後でできた法律が一般化してないのに適応される場合があります。長期信用銀行の大野木さんは国策逮捕で無罪判決になりましたが…

村論理を守る為に矛盾が生まれます。何処に真実があるのか…分からなくなることが沢山あります。法律より自分の価値観を優先し、それでアウトなら仕方ない。最近は開き直りですね。金融の世界にいる人はコンプライアンス研修で馬鹿らしくなる事例を様々に遭遇するでしょう。まるで個人の利益より仕組みを維持する事に力が注がれています。どうせ潰れる仕組みなのに…そのために社会に閉塞観は満ち溢れ、鬱患者が多く生まれる混沌とした社会です。その打破は情報公開でしょう。情報を公開し議論をすることです。マスコミは一方通行の報道をやめるべきですね。卑怯ですよ。さも体制維持の仕組みが正しいような報道の仕方をするのは…

海外の企業は投下資本に対しキャッシュを生む企業を評価するのです。IHIのような資本を無駄にし、粉飾決算をして、しかも…公募増資と言う詐欺を働く企業を残しませんね。こんな会社が日本にたくさんあるから、交易条件がどんどん悪化するのです。過去の遺産で喰っているような非効率な会社を日本の残そうとするから、法令までが捻じ曲がるのでしょう。若者から搾取する社会でなく夢を与える社会にしないと…その一歩が海外の現状を伝えるメディアの責任でしょう。