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コラム

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むかつきます。(2008年11月09日)

今週号の日経ヴェリタスを読んで唖然としました。「なんじゃい、これは…」
日経新聞の記者は共産党員なのでしょうか? 
『公的年金 市場を揺らす 120兆円の巨鯨が売り手に転じる日』
記事の内容は一貫して年金の株式運用は間違いだというような内容です。ただ流石に一流記者です。嘘は書いてないし、ちゃんと反論できるように諸外国の例も掲げています。もともと日本の株式運用比率は低く、この機会に株式の運用比率を10%~20%ぐらい上げるのが妥当なのです。それをこのような書き方をして…。奥村や高井と言う記者は…。
マスコミが世論を誘導するのです。その為に異常な法律が生まれています。

サラ金業界の過払い請求問題。誰が考えても契約を守るのが当たり前のルールの筈。それを過去に遡って、今から改正する法律を適用するなどと、寝ぼけた事を実際にやるから景気が低迷し、SFCGのような社会問題が生じるのです。確かに電話口で連日、やくざ的な口調で脅し債権を回収しようとした一部の事例は行き過ぎでしょう。しかしそれを逆手に取ったマスコミは視聴率を優先させる故意の報道により、どんどん社会が歪んでいます。

日経ヴェリタスの今週号は異常ですね。
このタイトルが間違った印象を誘導しています。120兆円は全体の運用額で株式は僅か12兆ほどでしょう。本当に…。裁判なら恣意的な誘導尋問で裁判官から注意を受けます。明らかにイエローカードです。理解力の乏しい国民が間違った方向に導かれているのは何も日経新聞だけではありません。久米さんに始まった人気キャスターは、本当に日本を考えて報道していたのか疑いたくなりますね。茶化しているだけの報道です。面白おかしく…そんな報道ばかりして国民を誘導して、政治を混乱させるのが日本の問題でもあります。テレビ朝日、フジテレビ、TBSと買収を計画したのに、悉く制度の壁を設け既得権を守ろうとするアンフェアな権力者がいるから、日本の単純平均株価は下がり不況感に喘ぐ国民が増えるのです。Jパワーの問題など見ると馬鹿馬鹿しい限りです。

私が盛んに新日鐵の株式持合いを批判してきたのは、株価の値下がりで自己資本を失う銀行問題も背景にあります。市場原理を働かせる市場を創らないと駄目なのです。ブルドックやサッポロビール…今の焦点は、東洋電機? なんとか真剣に経営を考えて欲しいですね。自己保全などをすれば、日本はどんどん衰退化します。護送船団方式や年功序列、終身雇用を維持できるなら持ち合いも良いですよ。何をやっても許されますね。しかし出来ないから、僕等は失われた時代を費やして清算してきたのですよ。本当に日本の経営者もマスコミも現状を知っているのでしょうか? 株でもやって信用取引を利用して、追証の苦しみに喘げば日本の矛盾が見えてきますね。情けない連中です。