思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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株式相場を考えると…(2008年11月23日)

株式相場を考えると様々な問題が見えます。何故かといえば、私は買いしかしないので、GDPが増え続けないと基本的に儲からないからです。おそらく多くの投資家は買いしかしたことがないでしょう。昔は信用取引そのものが規制されており最低開始基準は3000万円が一般的だったからです。インターネットの発展と松井証券の誕生により信用取引が一般的な投資方法になりました。手数料が安くなり株式ディーラーと一般の人との差が縮まりました。更に短期投資で成功する人も誕生し多くの若者を惹きつけたのは無理がない現象なのでしょう。「未来かたる」の考え方は既に古典主義の分野ですね。かたるが歩合セールスになったのは誠備グループを主宰した加藤嵩(あきら)に憧れたのが始まりでした。しかし上京してみて仕手グループの実態を知るにつれ馬鹿らしくなり彼らとの距離を置きました。当初は浜松ホトニクスのような素晴らしい会社を応援したいと思って上京しました。

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次に相場で負け続ける自分の嫌気が指し、きっと証券知識が希薄だから駄目なのだろうと思い証券アナリストの資格を取る為に勉強しました。そうして再びチャレンジしましたがやはり結果は一緒でした。理由は一つです。政策運営が間違っている為に株が上がらないのです。これに気付いたのがおよそ10年前です。このネットの日記を始めた頃でした。株価が右肩上がりのアメリカと日本の政策の違いは歴然としています。私は子どもの付き合いから、有力な政策官僚の人と時々食事をするようになりました。官僚の本音が垣間見れるチャンスです。彼らも真剣に日本を考えているのは間違いありませんが、市場を全く理解していません。だから権力抗争に追われるのです。何故、彼らの株式取引が禁止されているのでしょう。それはインサイダー情報の接する機会が多いでしょうが、彼らは東大法学部ですから常識はあるでしょう。知っていても取引は普通ならしませんね。

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何故、正しい方向に日本が動かないか?
やはりマスコミの存在でしょうね。視聴率を争う仕組みの為の馬鹿番組が多くあります。これほど宣伝しているのに発生する振込み詐欺、この原因は根本を辿れば、画一化教育に問題点があります。中山さんが大臣を辞任しましたが、日教組が教育現場を荒らしたのは明らかです。麻生総理の失言が問題化されていますが、こんなことで大臣が辞めていたら…おかしいですね。すべてマスコミの責任です。一方、使いきれない特別会計の存在があり、中央が予算執行の為に地方が要らないという公共事業投資を強要しています。審議されない特別会計、一般会計化すべきですね。仮に社会保険庁が民間企業なら不二家や雪印のように倒産し社員は路頭に迷っています。公務員の為に職が保証される。どんなでたらめをやっていても許されるという甘えが公務員にあります。

事務次官殺害の事件をみて日本も、そろそろ、ここまで来たかな?と不謹慎ですが、最初、思いました。しかし政治犯ではなかったようです。幕末から明治維新をみると、そろそろ同じ時間が1989年、私は1985年のプラザ合意と思っていますが…経過します。このまま革命を待たないと体制が転換しないのでしょうか? 混迷する政治を見てそう思います。

実は何度か迷っています。「未来かたる」の存在です。もう役割を終えたかな?とも思うのです。かたるは手痛い失敗をしました。そのために多くの方にご迷惑をお掛けし信じてくれたのに申し訳なく思っています。

常に買いを…明日の日本を信じて…

これだけ外れ続けているのだから読者は減っていると思うのですが…依然、かなり多いのですね。今回のビスタニュースの移行で知りました。当初、9月に予定していたのですがサーバーの具合もあり延ばしました。その後も登録がかなりあります。移管当初の1日100や200は予想していましたが、今でも1日10から20程度あるようです。既に登録会員は1万人ぐらい居るのでしょうか? しかし…有料となると、あまり居ません。不思議ですね。料金設定が高いのかな? ビスタの狙いは、かたるの意見は、世の中の一意見で、世の中には優れた意見もあるから、良いものを探し、皆で共有する仕組みを作りたいと思いました。しかし相場が下がり、かたるの収入も激減し予算が続きませんでした。
今でも細々やっていますが…目的を達成されていません。

どうすべきか…。

今日の東京の天気は曇りです。NY市場は財務長官にティモシー・ガイトナー・ニューヨーク連邦準備銀行総裁(47)が抜擢されるようです。若いですね。この世代はネット第一世代ですね。ビルゲイツより、少し下なのでしょうが…
今の世界は「投資銀行業務の意味」が問われています。そうして同時進行に「日本の加工貿易の限界」がありますね。何れも最近かたるが考えているテーマです。今日のビスタの原稿はこれに沿って書きます。今日は出かけるので今晩か明日になるかどうか分かりませんから、会員の人は後で見てください。

金融システムの混乱から世界の世論は市場原理主義が否定され規制の方向に向かっています。
かたるの考え方は市場原理主義的ですからね。なにしろブルドックの最高裁の判決を否定するのですから。世の中は色んな見方があるのです。失敗は失敗、何とか乗り越えて、新しい住みよい国を作りたいものです。共に頑張りましょうね。