思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

« 株式相場を考えると… | 最新の記事 | 法事 »

フェルメール(2008年11月24日)

昨日、上野公園へ行きました。実はまもなく終るフェルメール展を見に行こうと思ったのです。何しろ彼の描いた作品は少なく、35点とか36点とか言う説が有力のようですね。この内、今回はたしか7点ぐらいの作品が見られるらしいのです。しかし入場料はなんと1600円と言うから、かなり高いですね。光の影の描写は素晴らしいものですね。確か教科書にも載っていたと思うのです。「牛乳を注ぐ女」か「真珠の首飾りの少女」だったかな?

此方のサイトは素晴らしい

そうして…Wikipediaでは。。。

ネットを見ていたら、先日、フェルメールと思われる作品がサザビーズで入札され、32.5億円あまりの価格が付いたとか…。この話しを読んで大昭和製紙の斉藤了英さんを思い出します。ワンマン社長だったのです。会社を私物化して、個人の趣味でゴッホの「医師ガシェ」の肖像を買いましたね。そういえば、安田火災海上も「ひまわり」を買いました。

一枚の絵が30億円もするのですから、7点だと210億円ぐらいでしょうか?
会期は8月2日から12月14日まででおよそ4ヶ月です。既に入場者は70万人を突破しました。株屋ですから…1600円の70万人ですから11億2000万円ぐらいでしょうか? まだ閉店まで時間があり約100万人いくのでしょうか? 宣伝費はどのくらいでしょう? TBSや朝日新聞社が主催です。第一生命は協賛で他にスポンサー企業がいます。物品販売も好調なのでしょう。

実はかたる君は、まだ見ていません。
昨日、行ったのですが11時の時点で既に2時間待ちでした。待つのが嫌いな性格ですから諦めて…。後日、今度は平日に行こうと考えています。そうして仕方なく、上野の鈴本演芸場に行きました。やはり落語は面白いですね。久しぶりに行きました。馬風はあまり好きな人ではありませんが、相撲界の八百長は、日本の文化だと決め付けていました。八百長は日本の文化か…だから諦めるしかないのかな? 

その話しを聞いていて、株式市場のことを思うと、むなしさが増してきました。確かに昔から、日本には正論が通らないことが多く存在します。「長いものには巻かれろ」とか言いますからね。まぁ、難しいことを考えても自分の力でどうにでもなるものでなし…。
株式市場で勝者になる為には、持論を持っては駄目なのでしょう。「相場に付け」という諺がありますからね。下げ相場に一人で買い向かっても、無駄ですからね。

日本のGDPが伸びないということは、必ず、しわ寄せが起こり歪みが生じます。2年や3年程度なら、人間、誰でも我慢はできます。しかし1989年から下げ続け、もう直ぐ20年ですからね。呆れるばかりです。だんだん余力が乏しくなっています。いつも思うのです。株を上げることも、GDPを伸ばす事も、簡単なことなのに…。
何故、そう言う政策を採用しないのでしょうかね? まもなく、やりたくても出来なくなりますね。残された時間は少ないのに…。