思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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成人式(2009年01月12日)

最近の風潮を考えると悲しくなります。
日本と言う国に対する失望感ですね。既に20年の歳月が流れます。何処で転換点を迎えるのか? それともこのまま行き着く所まで転落するのかどうか…。官僚だけでなく経済界も同じようなものです。私がブルドックソースのあり方を批判した時に、株は総売りだったのですね。
昨年の1月かな? あの時に単純平均株価が2003年の308円を割れた時に、こんな事態を想定すべきだったのかもしれません。ブルドックの判決を下した今井と言う裁判官の意見の方が正しいのもかも知れませんが、株屋としては許せませんね。株券を紙屑に評価する判決ですからね。その結果が今の株安にも影響しています。

ライブドアは上場廃止に追い込まれ、IHIも、日本航空も事件の風化を待つのです。フェアな判断なら仕方ありませんが、誰が見てもフェアじゃないです。年金生活で遊んでいる人の為に、若者が苦労して頑張る姿を見ていると、この国の仕組みに疑問を感じるのは僕だけなのでしょうか? 若者の精神患者が増えるのは当たり前です。社会風潮は下向きのうつむき加減の社会なのに、体は新しいチャレンジを要求します。恋をして、新しい事に挑戦するけれど…、社会構造は既得権力者がイカサマをして、自分達の地位を守る社会だからです。

このジレンマをどうやって埋めるのでしょう。
偉そうに精神論を説いたりする人がいますが…一部の敗者の心をクローズアップさせているマスコミのモラル観が疑われます。どうして解雇された契約社員のような、愚像を創りあげるのでしょう? あれは極端な例を自分と比較させ、自分はまだマシな方だと錯覚を覚えさせる為の管理された広報番組でしょうか? 自分達の失政を隠す為に、悪戯に米国の金融不況観を煽る行動は、国民のマインドコントロールではないでしょうか?

自由でフェアな仕組みを作れば、いくらでも経済成長が出来るし、社会も豊かになるのに…既得権力者のエゴが社会を創っているから、おかしくなるのでしょう。可哀想に今の若者は…私が20年前から、一所懸命に努力して報われなかった構造が、どんどん社会に蔓延しているように感じます。私の見方はおかしいでしょうかね? 最近では過大な期待を抱かなくなりましたね。この間に、中国は着々とアジア地域の覇権を構築しています。悪戯に時間を先延ばしすれば、どんどん劣悪な環境が浸透するのに…。息子は毎朝8時に家を出て夜中の12時30分から1時30分に帰ってきます。そうして得た20万円の中から5万円の社会保障費を払うのです。何処か間違っている構図が日本には存在します。成人式か…