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コラム

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教育(2009年02月11日)

NY市場が安いので気になっている人がいるでしょが…。ある程度はこの失望感を既に織り込んでいるのでしょう。何故なら、年末から1月の相場を見ればわかります。年初の人気株のみずほは26.7%も下落していますし…日経平均株価を含め下値圏で推移していますからね。全体の株価チャートは弱いですが、今のところ下値を割れていません。しかし予断を許さないことも事実です。強いとは言いませんが381ドル下げたからと言って悲観もしていません。むしろ中国の好調振りが現れ始めています。バルチック海運株指数は上がり続け中国経済が動いている様子が表れています。米国だって金融対策法案の失望売りと言いますが大手銀行6社の平均は下値ではありませんね。GSは90ドル台を維持しています。下のグラフは米国大手6社の平均株価です。

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今日は株の話しではなく、日本に欠けている教育の話題です。
前から思うのですが、日本人はアメリカの占領下の影響からか…ロボット生産教育を実施してきました。人を疑わない、他人と同じように生きることを目指す共産主義的な画一化教育です。その為に国民を管理しやすいのです。マスメディアも総務省の管理下にあり流される情報は管理されているように感じるのは私だけでしょうか? 同じニュースが繰り返し報道され、どのチャンネルも同じ放送をします。地震情報などのイメージですね。

昨日はNHKの「クローズアップ現代」で発達障害児と言うのかな? 
学習障害の子供たちを取り上げていました。意外に多いのですね。たしか番組ではその割合で8%と言う数字を掲げていたようです。押し付ける教育から児童に合わせたホームメイド教育を紹介していました。

確かに社会の協調性は必要ですし、必要最低限のルールは守らねばなりません。しかし他人に迷惑をかけない範囲で、当事者同士が納得しているなら、社会がとやかく言う必要があるのでしょうか? ここが良く分かりません。破綻すると分かっているねずみ講に加入する人もいます。ごく一部ですが、最初なら儲かるのでしょう。もちろん90%以上は損をしますが…。大麻は本当に弊害があるのでしょうか? タバコは許され大麻は禁止、ヘロインは? 薬物の弊害は意識障害の犯罪になるのでしょうがアルコールは許される? 難しい線引きですね。要らない信号機がどんどん出来て、信号を守るルールも馬鹿らしく思えることがあります。その背景には、おそらく道路予算などの消化があるのでしょう。天下りの人間が生活をしていますからね。この仕組みで日本人は生きてきました。

最近、キャノンの御手洗さんとオリックスの宮内さんがターゲットになっているように感じるのは私だけですか? 記憶によれば、彼らは市場主義者ですね。アメリカの共和党に近い考え方だと思います。その為に小泉政権時代に、確か審議委員をしていたと思うのです。政策はこの有識者会議と呼ばれる場所で決定されます。この会議のメンバーは官僚が多いですね。大学教授も、もとを正せば仲間の場合もあります。日本の株が上がらない原因の一つにROEの考え方が欠けているのです。最近、労働者が不況で解雇され企業の社会的責任と言う言葉をNHKで使い始めました。企業に社会的な責任がある。民間企業は利益をあげることが使命です。日本は過剰な資本過多になっています。だからPBRが1倍を割っているのです。それはこの考え方があるからでしょう。企業は株主のものだけれど、従業員のものでもあるし、取引先のものでもある。

市場原理主義は、競争をしながら切磋琢磨し、より効率的な社会を目指すものです。今回のような不況では、その適応力を試され淘汰されるわけです。ここを乗り越えれば、更に効率的になり生産性が上がり生延びられる。市場原理の進歩への試練ですね。私も3年間の失敗で学んでいるわけです。日本経済を信じてバブル崩壊に対し、売りをせずに買い続けてきました。ようやく世界の市場化に助けられ、チャンスをもらったのですが、圧倒的な人気を誇る改革派の小泉首相にバブル崩壊の責任を迫られ、彼らも渋々改革に応じましたが、小泉さんも自ら限界があり引退を決意したのでしょう。(駆け引きが合ったのかな?)その瞬間に市場原理派のやっつける巻き返し運動が起こったのでしょう。ライブドアなど可愛いものです。サラ金に、グッドウィルまでも…今でも分からないのです。24時間介護は国民の為に必要な仕組みだったと思うのです。民間企業でよく頑張っていました。
あの報酬基準で必要のない管理者を、国の基準どおり雇えば赤字だったでしょう。仮に雇う意思があっても人が居たかどうか…介護の現場は悲惨です。

単純平均株価が下がり行く姿を見ると、完全に世界から遅れ始めています。GDPの世界水準から遅れているのです。このままで国民生活が、今の水準を維持できるのでしょうか? 若者は蟹工船を読み始め、五木寛之の人間の覚悟が売れる時代になりました。全ての原因は、考えない国民の量産にあります。画一的な馬鹿な国民を作るために、教育制度があるのでしょう。株をやっていると色々考えますね。この20年間、努力をしてきましたが、体制の流れには逆らえませんね。上に立つ人間はハングリー精神が欠け、問題意識を感じないのだから…。せいぜい問題提起をするぐらいの力しかないのでしょう。