思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

« 今期見通し | 最新の記事 | 復活できるかな? »

株価比較(2009年05月04日)

c20090504a.gif

世界の株価比較をして見ました。このチャートで分かることは、米国の低迷は充分理解できます。金融危機のお膝元ですから株価が弱くて当然です。ところが日本は金融危機の煽りは輸出企業だけに留まらずに国内産業の銘柄なども打撃を受けています。世界景気が大きく落ち込んだから…と言う理由なら、輸出に占めるGDPの割合の高いドイツはどうなのでしょう? 意外に確りしていますね。ヨーロッパの経済は大きな打撃を受けなかったのでしょうか? そんな事はありませんね。アメリカ以上に深刻なのはイギリスです。

まぁ、ブラジルは資源価格の高騰により経済成長も高く好調振りが理解できないでもありません。中国は輸出の割合も高いので、ある意味でこのくらいの下げは仕方ないかもしれません。やはり日本株は日本独自の問題を抱えている可能性がありますね。あるいは時価総額が大きい為に世界金融の縮小の影響をもろに受けたのかもしれません。

最近の日本の経済政策を見る限り、ようやく正しい方向性シフトとしているように感じるのは私だけでしょうか? ゴールデンウィーク中でもありますが、高速道路の盛況ぶりは経済活動を押し上げるでしょう。家電のポイント制度はデジタル時代を控え消費刺激になります。景気が良いとは…何か? 一つのバロメーターは人々が行動的になることです。動けば良いのです。家でゲームをして過すなんて最低の効率ですね。

しかし昨日、久しぶりにかたる君はパチンコ屋に行きました。ゴールデンウィークなので空いているかと思ったのですが盛況でした。30代を過ぎた結婚をしていない独身男性と思われる種族が黙々と遊んでいました。最近、結婚もしない若者が増えました。子供が欲しくないのでしょうか? それとも種族を残すと言う基本的な動物的な欲求が消えたのでしょうか? 日本人の衰退論はこの辺にも垣間みれます。

かたる君は以前より少し明るい方向に傾いています。この主要原因は政策の進展です。アジアを巻き込んだ日本の経済政策が動いているように感じるのです。中国との3Gなどの方針は、その一例でしょう。中国は大切ですがインドネシア(一人あたりのGDP2191ドル―人口22800万人)、タイ(3720ドル―6300万人)、フィリピン(1777ドル―8857万人)、マレーシア(6685ドル―2657万)などは経済圏も大きいでしょう。これに加えGDP水準は低いですが勤勉で人口の多いベトナムなどの国にも経済援助を絡めた、社会インフラ投資を実現させれば良いですね。特に通信インフラ網の整備を実現させて好循環を作れば良いのです。
最近の3Gが良いのか?
一世代前の廃棄処分の設備を分けたほうがいいのか…。

日本の5年ほど前の情報インフラ設備を、国が買い上げ、日本は最新設備に更新して、古い設備は、無償でそれらの国に投資します。その代わり日本のソフトの会社を支援して、日本独自の情報インフラ整備を、道路や鉄道とともに実現させます。円借款の代わりに、国がそれら企業の株式を受け取ります。日本と現地企業の共同事業にして需要を起こせば良いですね。国はそれら企業が現地で株式公開した時に、上場利益を受け取れば円借款より効率がよくなるでしょう。お金を貸すより現地の振興に役立ち、アジア経済圏が発展するでしょう。中国が本格的な覇権活動をする前に、日本国が経済援助を実現させ、覇権を握らねば、日本が生延びる道はより一層狭くなります。インドネシアの介護要員の受け入れなども進展させるべきでしょう。最近は受け入れ先がないとの声を聞きますが、一人の受け入れがプラスになるような制度を考えれば良いのです。やり方として補助金は最低ですから、働く人の移民税を充てればいいかな? 他にもアイディアがありそうですが…前例が出来れば、先駆者が後進の指導にあたるでしょう。人材交流は日本不信を和らげます。出来れば移民税(要するに形だけ2%程度かな?)を科して、将来の備えにします。