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コラム

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時代の流れと銘柄(2009年05月17日)

なかなか気力が持ちませんね。今までビスタの原稿を書いていました。
裏付けのない銘柄推奨は意味がありませんし、先ずは相場を見ていて銘柄を探すのですが、時代の流れにあって、尚且つその会社の収益が向上しないと意味がありません。会社の業績が向上するのは時代が欲しているからです。

携帯電話が世の中に出た時に、私は日本で普及するかな?と考えました。
何故なら、自分は電話をあまり掛けないし、世の中に赤電話の公衆電話が溢れていたからです。しかし現実は、人間は便利さを求め携帯電話は普及しました。その後、NTTは努力もせずに、胡坐をかいていましたが、ソフトバンクの登場で通話料金が画期的に下がり世界で一番の情報環境が整備されました。そうしてモバイルコンテンツが盛んになっています。NTTドコモは成長しましたが、競争相手が登場し峠を超えましたね。

時代が欲している会社は、大きく伸びますね。その業界で覇権を手に入れることは大変な努力が必要ですが、大きな成果もあります。通常、新しい産業の雄の株式は100倍近くなります。マイクロソフトはそれ以上でしょう。小さな開発もその可能性があります。例えば自動車産業は過渡期にあるようです。ハイブリッドか電気自動車か? ソニーの出井さんは液晶やプラズマは時代遅れと考え、有機ELやSEDテレビなどの難しい次世代の研究をしており、ソニーは時代に乗り遅れました。そのようにハイブリッドと電気自動車は難しい読みですね。

世界情勢を見て株価の推移を考えるのですが、焦点は一貫しています。
ただ時代が読めても、銘柄とめぐり合わないと意味がないのです。ところが折角、いい銘柄に出会っても見抜く力がないとものに出来ません。だから儲けられるかどうか、それは自分の力量なのです。やはり運が左右しますね。この運をものに出来るかどうかは、その人の力量でしょう。

努力だけでも駄目だし、人並み以上の努力をして、後は神様が決めることでしょう。
ビスタの原稿を書いていて思いました。裏付けはその可能性を追求するだけであって、結果を保証するものではないのです。また考える方向性は正しいと信じていますが、失敗することも多々ありますからね。その場合の処理の仕方が問題なのでしょう。さて気分の乗らない原稿を書いていても読者には伝わりませんからこの辺で…。