自らの力(2010年04月18日)
先日、NHKをみており「ティー・パーティー」の存在を知った次第です。
反オバマ勢力の団体で白人中心の「ティー・パーティー」の基本は小さな政府、自由の確立にあるのでしょう。最近、いろんな事を考えることが多く、自分の考え方が非常に共和党的だと気付いてきました。私は他人に頼るべきではなく、自分で出来ることはやるべきだと言う考え方ですね。だから、いたずらに拡大する弱者救済に反対です。日本は医療保険制度や年金制度が確立されており、どちらかと言えば民主党的な村社会の考え方ですね。極端な言い方をすれば共産党的と言うか、社会主義的と言うか…。社会との協調が重んじられます。個人の自由より社会的な調和が求められる社会構造です。でも私はどちらかと言えば社会的な縛りは苦手です。
極端な言い方をすれば税法も「稼ぐ奴から巻き上げろ!」と言う感じかな?
私の基本は消費税だけの簡素な税制にして、相続税も、所得税もなくせば良いと思います。キャッシュレス社会を構築すれば税務署も要らないし…。携帯電話がお財布になるので、GPS機能が入っているから、犯罪をすれば直ぐ捕まりますから、犯罪も減ります。故に安全に対する必要コストも減りますね。国会議員も今の1/3ぐらいで良いのではないかと思います。インターネットが発達しているので、重要な案件は、その場で討論をさせて国民全員の投票で、物事を決めれば良いのです。兎に角、規制など撤廃して、他人に迷惑をかけない限り、可能な限り自由な社会の創設です。こんな考え方が基本のようです。
しかし…SNSをやってみて、初めて気付きました。
どうしても革新的な有意義なものにならないのですね。ある種の規制が必要なのかもしれないと感じるようにもなりました。相場と同じで色んな考え方があるのは良いのですが…感情的な発言が多いように感じるのです。そりゃ、人間ですから頭にくることもありますし、発言にカチンと怒りを覚えることもあります。しかしもし、現実に対面すれば、言えないような暴言を、ネットの場合は、匿名だから平気で言えますね。つまらない感情論だけが先行し、無駄な時間を過すようになります。他人の中傷など…建設的でなく、意味がありません。他人の行動を批判しても、その行動に関心を持っても意味がないですね。ところが日本人の多くは、芸能人などの動向を気にしたり、一時的な流行を追いかけたりします。そこには自分で考え自らの考えで行動するという基本的な自律意識があまり感じられません。
日本には、残念ながら多くの規制が存在し、ネット社会と言うのは双方向なのに…その特性も生かせません。私は現役の証券マンだから、SNSやメールに対し個別で対応できないのです。一般的には不思議に思うでしょうが、コンプライアンス規制に抵触する可能性があります。日本はやりたいことが出来ないように、規制で縛っています。つまり既得権力者を保護する社会構造ですね。一所懸命に何かをやろうとすれば、必ずこの規制が邪魔になります。でもそれだから、これまでの国民生活が守られていたのかもしれません。
閉塞感に包まれ失われた時代がどれくらい経過するのでしょう。
希望を抱き上京したのは1989年でした。当時の日経平均株価は38915円です。株価が時代を反映することは皆さんがよくご存知です。既得権力者が我儘な理由で自己権利を主張するから、いつまでも閉塞感が漂います。「立ち上がれ日本」は政党助成金目あての為の我儘集団に私には映ります。確かに…、昭和一桁の戦争体験者の人々は人間的に強く、少々の挫折では挫けません。素晴らしい人達が多いですが、自分たちは一歩ひいて後進を育てる役割を演じるべきでしょう。やり残したことを自らの手でやり遂げたいなら、後進に夢を託せば良いと思います。
今日は中田さんや杉並の山田さんなど「首長新党」を立ち上げたと言います。
杉並区は素敵な区ですね。教育に熱心で色んな革新的なことをやっています。期待したいけれど…どうなるかな? 午前中にみんなの党の江田さんがテレビに出ていました。彼は橋本内閣当時の秘書官でした。あの当時、ネットをし始めたばかりで応援のメールを送り返信を返してもらった記憶があります。それから何度か、彼は落選を繰り返し頑張っていますね。見える政治か…。ネットの情報は玉石混合、自分なりに解釈する力がないと後悔する事になりますね。やはり最後は何でも自分の選択なのでしょう。