淡い期待(2010年06月20日)
昨日は残念でした。僕は森本君(22歳)の投入を望む次第です。
日本人の選択は、果たして公平なのでしょうか?
岡ちゃんは2級下で、僕の高校時代の同級生の大学の後輩だそうです。僕らの年代は、やはり実力と言う観点から物事を評価せずに、総合的な判断で選ぶ傾向があります。日本の銀行が総資産経営をしてきたのは、周りを海に囲まれ、長い間、鎖国をしてきたように、日本社会は閉鎖的なので、小さな枠の中で調和が求められる社会の成り立ちに関係するのでしょう。その為に社会の秩序を優先する傾向があります。株式持合いなどは良い例ですね。今、日本の銀行が苦しんでいるのは、この総資産経営からの脱却ですね。
私のような異端児は会社から毛嫌いされます。
主義主張に協調性がないからです。欧米流の考え方は合理的な判断で評価されますね。いわゆる実績です。骨折をした川口君(34歳)が選ばれたのも、チームの協調性を保つという理由だそうです。まぁ、サッカーはチームプレイだから仕方ないかもしれません。
でも僕はいつも思うのです。
若い人には可能性があります。自分が55歳になり最近感じるのですが、年齢を重ねると夢や行動力が落ちるということですね。僕らの世界は知識や発想(知恵)が命なので、年齢はあまり関係ありませんが、一般的に若い人は夢を抱き果敢に行動をします。だから、その勢いを生かす社会構成が必要だと思います。幕末から明治維新を見れば明らかですね。若い人が社会を変えて行きます。
ひょっとすると…新しい相場が始まったかも知れません。
先日、話したビスタの開設にあたり書いた「時代の背景を考える」と言うレポートを、もう一度読んで下さい。IRNETのコラムから読めます。合計で3部作ですが…。グリーの活躍などは、この流れに乗っていますね。社会が応援する年代は、やはり30歳以下でしょう。石川君は1991年生まれだから、まだ19歳か…すごいね。この若さで一流の舞台で磨かれるのだから、素晴らしい経験ですね。
まぁ、経験だけなら僕も失敗の経験はたくさんあります。
なかなか挫折から抜け出せずに苦労しています。でも前回の6ヶ月で9倍はレコードです。やはり僕の場合、右肩上がりの強い相場でないと、なかなか利益は上げられないようです。さらに選ぶ銘柄が2倍と言う基準より、10倍以上の銘柄を狙う傾向があるようですね。しかも皆が感じるより、かなり早い段階に動き出すので、失敗する確率も高いようです。
今回は時間軸をずらして銘柄選別をしています。
通常、市場環境が弱い時の参加者は慎重な銘柄選択になるので利益が見える銘柄を選別します。だんだん、市場が暖まり市場参加者のリスク許容度が上がると夢の大きな銘柄選別に移ります。その選別の時間軸が市場環境により6ヶ月~1年程度ずれるのでしょう。僕の今の課題の一つです。皆さんには意味が分かりますかね?
商船三井で説明しましたね。僕は昨年選択しましたが、株価が保てずに下げましたね。しかし今年は業績の時間軸が株価に追い付いているから、株価は下げません。見える利益と見えない利益の違いです。分かりますか? 昨年は見えないのですね。しかし確定していました。今年はマツダを選択しています。来年になれば誰の目にも明らかになります。ただ市場環境によりベクトルが変わります。条件が追い風なら右肩上がりのベクトルは角度も矢印も大きくなります。マツダの場合は為替水準でしょうね。
菅さんが円安論者ですが実行力があるかどうか…。スイスはユーロに介入したと伝わっています。今、話題の人民元も介入しているので外貨準備高が貿易収益以上に増えています。その外貨を使いアフリカなどの見向きもされない資源を買い漁る。ダルフール紛争に加担する中国か…。最近のキルギスの背景はなんでしょう? 民族間の感情を利用したいやらしい利権争いがないだけ日本はまだマシかな?
最近は少し気持ちが明るいのですね。
希望の星の光が感じられるような…感じられないような…微妙な心の揺れ具合なのです。野村證券が連続して公募増資をする国ですからね。だいたい氏家体制になってから、双日のMSCBといい、市場を愛する心を失いましたね。営業キャッシュフローが赤字続きの野村が復権するのかどうか分かりませんが、新内閣は実質と名目の違いを打ち立てたわけだから、菅内閣には淡い期待を抱いています。2006年との違いは日銀も頑張っています。筋は悪いですが、デフレ脱却に向い中央銀行が行動するのですね。無尽蔵なのですよ。デフレ脱却なんて簡単ですね。最後は日銀がジャンジャンと、株や土地を買えばインフレに転換します。簡単、簡単。