思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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GWはテクニカル分析(2011年05月01日)

今日は第二弾ですね。昨日はチャートには出来高が重要で、時間の概念はもっと大切だと述べました。昨日はヒントですが、人気化した当日の出来高を基準にその後の出来高が人気化の継続には必要だと言うことを述べました。比較的小型株は人気の離散が早く、大型株は持続性がある傾向があります。発行株式総数に対す比率で考える方が正しいかもしれません。現在、カタル君はデータが蓄積されつつあるので、そのスクリーニングを基にして研究しています。昨日はヒントだけ書いたのですが…もっと大切なことは時間の概念ですね。人間の気持ちは時間の経過には敵わないからです。

大相場になる株は必ずと言っていいほど…過去に相場を形成していません。長い年月をかけた調整が一番すごいのですね。だから日本株はいつでも大相場になる素質を秘めていますね。なんと1989年から実質的な調整を続けています。私が証券界に入った時は日経平均株価が6000円台でNYダウは800ドル前後でした。その10年後の1989年には日経平均株価は38915円になりました。NYダウは2753ドルです。分かりますかね? 日本の方が成長は早く、僕が上京した年はNYダウ平均の10倍以上の株価でした。それが今では逆転され日経平均株価は9849円で、NYダウは12810ドルです。日経平均は25%に落ち込み、NYダウは465%と成長を続けます。日本は失われた時代のせいで株価は1/4になり、米国は4倍以上になっているのです。これは指数での話ですが個別銘柄では、さらに深刻でしょう。

私が震災を切っ掛けに『Wake Up Japan!』を展開する気持ちもお分かり頂けると思います。僕のペンネームは「未来かたる」です。未来を語るから命名しました。未来は明るく希望の溢れる社会でないとなりません。このホームページをはじめて既に10年以上、13年かな?…が経過しますが、相場を当てると言うより、何とか真実を気付いて欲しくで書き綴っているわけです。長い期間、読んでいただいている読者の人は分かるでしょう。ずっと官僚批判が続きました。でも違いますね。キャリアの人間は現実を知りません。だから僕の知り合いの高給キャリアには時々食事した時に議論をします。彼らの実態は調整ですよ。選挙結果を受け政治家からの要望をどう反映させるかの…。理想国家の概念は持っていますが、消費税も上げることが出来ない政治家に苛立っています。

先日、結婚式が行われたイギリスは空前規模の財出削減を実施しています。華やかな舞台裏には、苦しむ国民が存在します。でも株価は意外に確りしていますね。国家公務員の歳出カットが叫ばれていますが、たかが10%です。でもこんなことをやっても元を絶たないとなりません。消費税の値上げもそうですが…一番は国民の意識改革ですね。教育制度の改革ですね。記憶型の暗記重視の教育から考える教育へ…暗記力が優れても意味がないとは言いませんが、結果は「失われた時代」です。教科書や辞書を持ち込んで試験をする。本当の教育にしないと株式市場も目先の動きだけになっています。教育は10年単位の時間が必要で、今から着手しても10年から20年後でないと…いや基本的には30年はかかるのでしょう。

ゴールデンウィークは株式教室を展開するつもりで、僕自身はもう一度テクニカルを検証していますが…本当は迷っていますね。目先では偽物だと言うことです。たしかにT君やU野君のように成功した人も存在しますが…所詮は目先の壁があります。資金が膨らめば大勢観になりますからね。でもトロ君の意見も一理ありこうして取り組んでいます。

明日は普通に書きますが、GW中はチャートのテクニカル論を勉強し…僕が感じたことを書き綴ろうと考えています。明日じゃないな。明後日からの原稿に備えこれから再びお勉強です。しかし簡単に「解」が見つかる筈はありません。でもキャリアが違うので皆さんの参考になるかも知れません。チャートは推論なのですよ。過去のトレンドから未来を予測しようとする観測で、所詮は結果論に過ぎません。イレギュラーなものが多出するので絶対ではありませんね。

まぁ、T君やU君が生まれると言うことは、株価操作が制度改革で、やり難くなりチャート分析の精度が上がっているかもしれませんね。だって僕にでも、ある程度は既存のソフトで検索をかけられます。ただ単純なものなのですが…。僕が現在使っている検索は、時価総額比のもの、単純に出来高が増えたもの、毎日、今日の市況に載せているものは、出来高が増え、尚且つこの2か月間で高値に位置しているものをリストアップしていますね。つまり人気化している銘柄のリストを掲げています。問題はリストアップしてから、どう行動するかです。確実に下がるパターンが分かれば…空売りをすればいいし…その後も上がるパターンが分かれば、買えば良いのです。単純ですね。

しかし…データの検証は時間がかかります。残念ながら高度の数学の知識も…、データを毎日拾っている筈ですが…そのデータを加工する技術も、僕にはありません。少しコンピュータの知識があれば可能だとは思うのですが…仕方なしにヤフーから株価データを引っ張ってきて、再び検証することになります。でも長年の経験から上がる銘柄や下がる銘柄の経験は豊富にありますから、応用力はあるでしょうね。これが僕の強みでしょう。なにしろ30年以上のキャリアがあります。さてこのGW中、どんな結論がでるか…。まぁ、無駄な抵抗でしょうが、馬鹿は馬鹿なりにそれなりの努力をして結果を求めようとするわけですね。

まぁ、皆さんは結論が出るかどうかわかりませんが、あぁ、またバカをやっているなと楽しんでください。それでは株式教室は、明日は普通の原稿で3日から挑戦します。さて、これから原稿の材料になるシグナルを感じることが出来るかどうか…株価データの分析を始めます。