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コラム

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ディトレ復活か?(2011年05月22日)

ノンビリとした株式投資をしようかと思ったけれど、事情が許さなくなってきたな。実は少しお金が入る話があったが流れてしまった。どうしてもディトレをさせようと言う神様の配慮かな? 運命論者のカタル君は、再び、目先の意味のない投資を再開しなくてはならない場面に追い込まれた。一度、会社を辞めてから、この短期売買を手掛けたけれど、どうもディトレに徹することが出来なくて…手痛い失敗をしている。損切りが出来なくて現引きをしたんだね。

ディトレ1年生の僕は一応プロだったので、僅かな利益を上げることが出来たのだが…。政治は相変わらずの状態で社会主義化の道を歩んでおり、市場経済が否定されている。この流れは、きっと続くのだろう。仕方がない…。この選択は間違いなく現状維持が続き「失われた時代」の延長線上なのだろう。

一方、新しい取り組みの投資を目指した手法は、データの蓄積が乏しく、この収集に時間がかかる。よって目先のトレーディングで乗り切ろうと考えているが果たしてうまく行くのだろうか? 嫌いな空売りを実行しないと取れないのだろう。証券マンとしては空売りの行為はできなかったが、個人としては出来るかな? 実際、何度か空売りを実践したが、あまりいい気持ではない。こんな非生産的なことをやっても面白くないが食うために仕方ないかな?

実は震災後の相場で、少しのんびり構えた投資をして、自転車で北海道を目指して旅をしようかと考えていたが全ての計画は水の泡。世の中はなかなか自分の都合通りに運ばないものだ。さて明日からはディトレ対応になるから、あまり皆さんには参考にはならないだろう。こんなものは投資とは言えない。基本的に市場に流れている資金は少なく、政策対応が確りしないと株価は浮上しない。いくら理論上は安くても市場経済のルールがしっかり根付かないとお金は入って来ないからね。今回の東電での対応で外人投資家は日本政府に疑問符を持っているのだろうし、実際、企業経営者の投資は国内を避けて海外に流れている。いくら日銀が緩和方向とはいえ、背景は仕方なく緩和政策を維持しているように見えるから、後退を食い止めるのがやっとなのだろう。

日立が変化を見せ始め、重工も変化の方向性にあるようにも見えるが…結果を出さないと市場は疑心暗鬼に包まれた状態なのだろう。QE2の継続は日本経済のデフレ脱却にむけ応援するものだったけれど、それもいったん終了する。つまり日本経済は再びデフレの中に戻り、あと残されたのは…円安の最悪パターンだけかな? 結局、市場経済を安定させるために市場原理の考え方を植え付けないと駄目だが、現政権がその動きを否定しているからお金が流れないのだろう。残念の結果だね。