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選択の道(2011年05月29日)
イワシ民族の日本人が、世界競争の中で新しい時代が幕を開けるのはいつになるのだろうか? いつだったか、時代の変遷には世代交代が必要で、ネット時代の世代が新しい時代を築くと述べたが…そのネット時代の世代とは、ビルゲイツを頂点とする世代で、日本にはソフトバンクの孫氏などが居られる。大阪知事の橋下徹氏は1969年生まれで何か新風を感じる。
日本の政治は内閣不信任案に揺れているが、既に世論からの支持は失っているのだろう。大衆受けの政策など、ある訳がない。先ず現状を認知することから始め、問題点を一つずつ、時間をかけて潰していく作業が求められるのだろう。過去の清算から始め、未来の構築は不撓不屈の精神構造がないと成し遂げることは困難なのだろう。
人間、細部は異なるもので方向性の理念が大切なのだろう。日本国の理念はひとつ。「希望溢れる社会を構築する」ことだ。国民は貧しくても良い。明日への希望を抱くことが出来る未来を見せてくれれば、力を発揮するだろう。その為の青写真を描き、工程表を創り一つ一つつぶしていけば、やがて多くの賛同者を得ることが出来るだろう。それこそイワシ民族の特性だろう。問題はリーダーが責任を負うことなのだが…理念を共有し、仕事を任せ、責任は自分がとる。今の政権はそのリーダーシップが欠けるのだろう。
まだ時間がかかる。新しい世代が力を付けるには、あと5年以上はかかるのだろう。ようやくネット第一世代が前線に躍り出たところで、まだ世論の流れを変える所まで行ってないのだろう。でも確実にその動向は感じられ新しい芽吹きも見えつつある。
市場は日立の変化から重工へと広がりがあれば、もうすぐ潮流が起こる筈。事実、リコーの改革は日立が刺激になっているとの報道もある。もしこの観測が正しければ…日立は確実に新高値に躍り出ることになる。リコーの人員削減の方向性が正しいかどうか分からないが、ステップとして理解できないわけではないが、その方向性が正しいなら市場からもやがて評価を受けるだろう。
僕は僕なりに、新しい実験を始めるつもり、この結果がどうなるか分からないが、この過程は決して無駄にはならないだろう。一番、駄目なのはチャレンジを恐れ躊躇すること。本当は別の道を模索していたのだが…。神様はまた試練を授けているのだろう。ある意味、自分の意に沿わない人生を歩む時間があっても、それも一つの選択なのかもしれない。