昨年の反省3(2012年01月03日)
昨日の続きです。
実は日立の動き(トレンド系)とRSIの動き(オシレーター系)が逆相関しているのですね。通常RSIは値上がり幅を分子にして値上がり幅と値下がり幅の合計で割るので、値上がりの割合が高くなればRSIは上向くのに何故か株価は下降トレンド形成していました。こんなことがあるんですね。下げる時は一気に下げて上げはチビチビ上がるときのパターンなのでしょうか? 期間が短いから誤差が生まれるのかもしれませんね。余りテクニカル分析を研究してこなかったカタル君。実はチャートを意図的に作る現場を見て、あまり信じなくなった経過があります。仕手系のグループは形を形成するために無理やり株価を動かしますからね。その影響かもしれません。
最近はアルゴリズムを用いたテクニカルのシステム売買が増えているから、テクニカル指標の分析も有効かもしれませんね。そこでRSIに注目しました。RSIとは、アメリカのテクニカル・アナリストのJ.W.ワイルダーによって考案されたオシレーター系のテクニカル分析指標だそうです。
原理は簡単です。14日間の値上がり幅Aを、この値上がり幅と14日間の値下がり幅Bの合計で割った数字ですね。A/(A+B)つまり人間心理に沿って考えられたオシレーター系の指標ですね。何故かと言えば、上がる日が多ければ人間心理は好転します。検索してみたら…奇妙なことに気付きました。日経平均ダウだけ見ていると見逃しますが、多くの銘柄が11月末から好転しトレンド変化しているように感じます。代表例は花王やエーザイ等です。どちらかと言えばディフェンシブな銘柄が並んでいますね。つまり先日の海運株と同じで叩くだけ叩き、売り物が切れた動きなのではないでしょうか?
国内首位の花王は人口の多いアジアの消費を狙い積極化すれば業績は伸びるでしょうからね。ただ割安じゃないですね。既にかなりの高評価です。リスト上位のガイシは先日NAS電池で損失を計上し叩きましたね。要するに叩いた銘柄が浮上していただけの話ですが…相場の環境が好転しているのでしょう。外人の売りは11月末で切れていると思われますね。
アルゴリズムを用いた投資方法で成功している例は多く、NY市場も主要な売買手法になっています。これを利用しない手はないですね。本当にRSIが正しいとすれば最近の株価は奇妙です。日経平均株価を例にして一般的な14日、25日、75日のグラフを作ってみました。通常、期間を伸ばせば騙しのトレンドが減り正確性が増しますが、機動性に欠けるようになります。どう考えても日経平均株価は近々騰がることを示唆しているようでコールオプションの買いの効率が高いことになりますね。むろんプットを売っても良いですね。果たしてどうでしょうか?