思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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ルビコン川(2013年07月15日)

今日の日経新聞を見ると、カタルが述べていることが書かれていますね。

先ずは1面の「物価考」の特集ではカタルが述べているフリードマンの恒常所得仮説が載っています。希望がなくては、消費は膨らまないのです。その為に重要なことは資産価格なのですね。日本の失われた時代は資産価格の劣化が原因の一つです。これは意図して行われたのではなく、プラザ合意以降、円高阻止の為に過剰流動性を創りだし、銀行の貸し出し管理が出来なかった大蔵省と日銀の管理ミスなのですね。その為にバブルつぶしが始まり、地価を下げたのです。その損失が膨らみ日々の収益を食い続けてきたのです。資産の劣化が毎日生む収益を食べたので、空しい自転車操業が続き、希望が失われました。過去の清算の為に無駄な働きを強いられたわけです。政策責任ですね。元首相の宮澤さんも、しきりに晩年は反省していました。もし彼が最新の経済論文などを読んだり、勉強を怠っていなければ防げたかもしれないのです。

同じく1面には企業の不動産取引の話が掲載されています。カタルが年初から何度も指摘している信用創造の動きですね。ようやくお金が動き出しているのですね。この動きを加速させねばなりません。まだ実際の地価動向はほとんど動いてないのですね。これから消費税が上がり駆け込み需要が期待できますので、実際の統計数字は上がってきますが、数字と言うのは、後で付いてくるのです。株価の動きを見れば分かりますね。007などはまだ期待感のところで動いています。実際の数字が表れる時期をカタルは来年の2月だと考えていますね。株価はその前の段階で期待感から高値を追うのですね。この現象は全てに共通します。恋愛でもそうですね。いきなり結婚したり、子供が出来たりするわけじゃありません。先ずは切っ掛けがあり出会いが生まれ、感情が高ぶり交際が始まりますね。

株の相場も同じなのです。世の中の動きは全て同じですよ。今の日本はこの感情の高ぶりさえ生まれてないのです。ようやく2010年10月に日銀は過去の過ちを認め、政策を転換しましたが…誰も信じてなかったですね。それは包括的金融政策を実行した白川さんの態度が追い込まれた対応だったからですね。そうして黒田さんになり異次元緩和のショック療法ですが…カタルのような人間でさえ、前回と今回の日銀政策会議の対応を見ると、この人は本当にリフレ論者なのかな?…とも思いますね。市場は正直ですよ。株価の数字は指数先行で戻っていますが、売買高はなかなか戻りませんね。リート指数を見ても大きく戻っているとは言えません。グラフを見れば一目瞭然です。

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非常に緩慢な動きでしょう。この原因により狙い通りに、なかなか相場が動かないのですね。政策効果が生まれてない訳です。岩田さんの「逐次ではなく適性との…」認識が市場とのズレを示していますね。米国のSP500は新高値ですね。市場と政策が一体化しています。既に緩和後退を市場は消化したわけですよ。ところが一番強いはずの日本はもたついています。原因はハッキリしていますね。本当は岩田さんの発言は正しいのでしょう。しかし正論を受け入れない市場の状態であるという事です。だから市場の選択は「MUTOH」なのですね。真打が登場せずに前座の流れになっています。自民党の集金システムは健在ですね。僕なんか、私設秘書の実体を知っていますからね。呆れる構図ですよ。

ただもともと今回は二番天井なので…ある程度、想像はしていました。あと2週間程度の時間の中で、期待感をどの程度まで演出できるかどうか…。本日の日経新聞はその事を述べています。今週の株価で、ケネディクスの動きが注目される所以ですね。既に異次元緩和と言う手段を用い、カエサルはルビコン川を渡ったのです。黒田さんは本当に市場原理主義者なのかどうか…地位と言うのは甘い蜜ですからね。冒険はしないものなのです。果たして筋通りの展開を見せるかどうか…焦点は此処にあります。