相場の起承転結(2013年08月25日)
カタル銘柄が選出される多くのヒントは、新聞や雑誌、テレビなどの情報から相場観が形成されています。これまでのレポートを検証すると、やはり証券マン根性が抜けていませんね。相場が調整局面に入っても、あまりその話題を重視せずに、何かある筈と…買いの銘柄を探しています。空売りと思っても実施しませんからね。困った壁です。この相場全体が上昇傾向か、下降傾向かと言う環境は非常に重要です。僕の現在の実力では、大きく資産を増やしたのは、相場全体が上昇した時に限られています。常にチャレンジするからですね。しかし現実は…どんな株も上がれば必ず休みます。疲れますからね。所詮、人気が持続することは難しいのでしょう。芸能人がスキャンダルを作り話題にするのは、事務所としては一つのチャンスなのかもしれません。テレビなどでレギュラー番組を持つのは大変なことです。人気の持続は難しいのでしょう。
8月17日土曜日のソニーの番組配信のチャレンジは注目できます。今までソニーが日本で唯一、ネット・テレビの世界構築ができる企業だと考えてきました。理由はゲームや映画のソフト資産を有し、足がかりがあるからですね。テレビの生産技術も当たり前ですが…カタルは1995年のウインドウズの誕生直後から、いずれテレビはネットと融合すると考えてきました。おそらくアップルのスマフォの仕組みを見て、ソニーはこの仕組みの構築に動き出したのでしょう。しかしソニーが主体となってやるのが理想ですが…単独ではやはり無理でしょう。ソフト資産の価値はどんどん高まります。NHKの放送は、現在は有料ですが、版権の利用を加速させ、アジア中心に仕組みを構築すれば、僕らが払っている受信料はおそらく無料に出来ます。BBCも優れた番組を創っています。ただ時間が掛かりますが、ソニーの変貌に繋がるこの記事が、今年の8月に生まれたと言う事実を覚えておいてくださいね。順調に行けば、あと3年程で株価は面白い相場になるのでしょう。まだ当面は駄目ですが…。この記事によれば、ディズニーやバイアコム、タイムワーナーと組んで番組を提供するそうです。最初からこのサービスで利益を上げようとしても駄目ですね。LINE型の成長を目指せばいいのですが、どうやって運営をするのか…。さらに体力が残っているか…どうかが焦点になります。
もう一つのお気に入りは、8月23日の「水道、クラウドで管理」という記事ですね。ガイシと富士電機が始める水道事業の管理サービスの記事ですが…。小さな政府を目指すカタル君の発想は、基本的な住民サービスは民間に委託すべきと考えています。水道事業は地方自治体がその運営を行っていますが、水道管は老朽化し、その内、米国で事件になっているように…水道管が破裂して溺れて人が死ぬと言う、信じられない事が日本でも起るかもしれません。この更新需要は膨大な金額なので、現在でもギリギリの地方財政が投資を賄える訳がありません。その権利を今から入札で売却し、民間に運営を任せればいいのです。効率的な水管理をすれば、この分野は成長産業にも成りえます。例えば近い将来、家族の健康状況によりカルシウム入りの水が出て来たり、ミネラルを配合した健康水が水道の蛇口から、自動的に選ばれる時代が来るのでしょう。クラウドの概念は、そういう事ですね。
必ず、日々の健康状態が個別管理され、健康管理されるようになります。毎日、運動する人は保険料を安くするとか…、癌化しやすい人には、この食品を食べなさいだとか…人間がクラウド・コンピュータに管理されるような時代になります。保険料の負担が国から地元管理になると、多くの地方では医療費を削減するために、健康運動の増進や、助け合いの仕組みなど…独自の工夫が生まれるはずです。成功した先進的な地方自治体の仕組みを遅れている地方が学び、その仕組みが全国的に広がるので日本全体が浮上しますね。だから道州制なのです。中央政権体制が機能してないから、地域にあった予算と対策を、地元でさせるべきです。これからの時代は会社で利益を争うより、地元民の活用と言う仕事は面白そうですね。地方役人の仕事は面白い時代になるかもしれません。学校教育も定年退職した人の知恵を借り、特別授業を増やせば、日本人の教育水準も豊かになるでしょう。様々なアイディアがありますね。規制や規則で人間を縛る発想から、みんなで斬新的な仕組みづくりを考えた方が有益でしょう。道州制はその第一歩だとカタルは考えていますが…なかなか実現しません。
最近、目立つのが富士通の存在です。この記事もクラウド・システムの構築は、富士通が担うとなっています。富士通は農業分野においても事業展開を図っているようです。問題はクラウド環境整備の構築だけに留まるかどうか…。ソフトの活用を利益に結びつけられるか?…なのですね。現在の富士通が、どのようなポリシーを持って事業展開を図っているのか分かりませんが、仕組みの販売だけでは、何れ中国などに負けます。そうではなく農業なら農業で、水やりや温度管理、肥料のやる時期などマニュアル化し、作物を育てる効率的なノウハウを付加価値として添付し、その生産から加工、販売まで、一貫した仕組みづくりを効率的に出来るかどうかなのです。美味しい作物を作るのは当たり前ですが…その販売まで効率的なシステムを作るのは大変です。この仕組みを日本全国は当たり前ですが、人口の多いアジア地域に広げる事です。此処まで仕組みづくりが出来るなら、その会社は世界的に伸びます。おそらく富士通はクラウド開発に熱心ですが、経営者がそのバック・グラウンドづくりの発想を、おそらく持ってないのでしょう。此処が問題なのです。
ソニーもそうでしたね。良い物を作れば、売れると信じている馬鹿な経営者が多いのですね。だから日本が敗退したのです。エルピーダの坂本さんは意欲的な経営者でしたが…DRAMの需要予測や付加価値の重要性を軽視していました。設備投資の償却費などの税制が整備されている韓国が、日本より優位になるのは当たり前です。税金だけでなく電力も補助されているのです。日本の逆風環境の中で世界競争のものづくりを出来る道理がありません。しかし東芝は早くからフラッシュに的を絞り、利益を上げていますね。最近の東芝は原子力で失敗し、医療に力を入れ始めていますね。スマートコミュニティーに医療は欠かせない分野ですが、この仕組みづくりを効率に実施しないと、日本は成長軌道に乗れずに失速し墜落しますね。
今、日本政府がやることは、情報管理の一元化とその開放ですね。どうしても個人情報の法律改正が必要になるでしょう。過度の情報管理が、様々なクラウド環境整備の邪魔になります。今は個別で争っている医療情報などの一元化の仕組みを、早く構築しないと他国に競争で負けます。バラバラになっている開発エネルギーを、分散から集中させる為に、役所がリードしなくてはならないのです。この音頭取りの人間が役所に残っているかどうか…。だから道州制なのですね。権力を、予算を含め移転させれば、何処かの地方が、このクラウド環境整備の重要性に気付き、先進的に企業と組んで事業展開をする筈です。役所が自ら予算を掛けて実施するのではなく、そのサービスから得られる未来の利益を担保にして民間の活力を利用すればいいのです。役所はその補助的な補完機能に留めねばなりません。PFIやPPPと言う考え方ですね。その中で優れたものを…全国に広げればいいのですね。
さて、株式市場で3Dプリンターが話題になっていますが…、日本の技術開発は米国や中国に比べ大きく遅れています。結局、スタートラインで大きく遅れているので、やはり負け組でしょう。ものづくりや金型に拘りを持っていたから、新しい技術開発で遅れたのでしょう。群栄やMUTOHは話題性だけで利益が生まれないから、相場を批判している訳ですね。人気は必ず冷めます。ガンホーのように…。今日はその話だったですね。かなり脱線しました。

人間の習性として、値惚れ買いをします。赤字が計上さている007のような相場の出発時期の株は買えないのですが、人気になった利益が出ている企業の株は、参加が容易です。ガンホーのaの時期はなかなか買えないものですが、市場で話題になるbの時期になると強弱感が対立して相場になります。もっとも一般的に引っかかるタイミングがcのゾーンですね。高値から押したので買うのですね。しかし相場はもう終わっているのです。ゲームの一過性率と言うか…利益の賞味期限は非常に短いのです。カタルが相場のスタート当初から、ガンホーに興味がなかったのは利益の質が悪いからです。dの時点で好決算が分かり、空売りになります。カタルは数字を良く見ていませんが、おそらく伸び率が悪くなるのでしょうね。多くの人はeのタンミングで、値惚れによる買いを実行します。しかし多くの場合は、失敗し再び投げさせられますね。おそらくテクニカル面でみると、このf(b)のゾーンでは株価は止まり、一旦は反発したあとに、企業業績の推移をみる様子見になるのでしょう。そうして海外売り上げがスムーズに膨らむようなら、もう一度cのゾーンを目指すのでしょうが…おそらく駄目でしょう。せいぜい、見えるのはeの反発程度でしょう。
つまりこれから訪れるfのゾーンでの買いは、e程度の戻りは期待できます。しかしもしこのまま現状維持なら、何れまたaへ逆戻りもあるのですよ。一過性の利益と言うのは、恐いのですね。特にゲームと言う瞬間湯沸かし器的な業績推移は、この推移の期間が圧縮されます。通常のどの銘柄も、同じような業績推移と株価の動きの経過をたどるのですが、この期間がもっと間延びします。何故、カタル銘柄は、赤字からの出発なのか? 007もケネディクスもそうです。ケネディクスは既に黒字化しましたが…。この相場の起承転結をみると、分かるかと思います。赤字で上がる株は恐くありませんが、黒字で下がる株ほど怖いものはありません。それも大幅増益ですからね。しかしガンホーはそろそろ反発ゾーンになるので…全体市況も、そろそろボックス相場を感じさせる展開になる筈と言うのが、昨日のレポートの内容でした。今日はその補足でした。