(2013年10月06日)

先週の相場は予想に反し調整波動に入ったように見えます。
当初は7月の高値をクリア、更に5月の高値もクリアしてからの調整が、一番強いパターンなのでしょうが、7月の高値もクリアできずに、FRBの金融緩和縮小ではなく米国財政問題が急浮上しての調整パターンに入りました。カタルは日本の消費税3%引き上げが背景にあるのだろうと疑っていますが、今の所、一般的な解説は、米国財政問題との事です。ドイツは保守勢力が圧倒したように見えましたが、僅か5議席の為に連立に苦労しているとも報道されています。EUは概ね好調のようで、イギリスに続きドイツ、フランスと回復基調が見え始め、あのスペインまで回復しているようです。世界経済で心配の種は中国地方政府の債務問題が大きいのでしょう。新興国はブラジルもそうですが…アルゼンチンなども、かなり混乱しているようです。一つの大きな政策転換が浸透するまで、かなり時間を要するのでしょう。FRBの判断は米国中心とはいえ、ドルの基軸通貨としての役割があり、バーナンキはこの辺りにも配慮したのでしょうか?
ざっと世界経済をお浚いしました。
米国株は「新しい時代」に入った可能性があります。故にカタルは「ナスダック」の動向に注目しています。何故なら、ITバブル崩壊から既に10年程度が過ぎ、あの夢、現実社会と仮想社会の融合が始まっており、夢であった技術が現実化しています。カタルはインターネットと言う仮想空間の発展は、産業革命を超える成長を人類に与えると考えています。そこで、何度も「アンティキラ島の機械」の解明の話しを用いています。世界中の知能が仮想空間で力を合わせ、解明していく仕組みですね。長年、解けなかった数学の命題も、何れ力を合わせれば解けるようになるでしょう。先日は東大の宮野教授が、がんの転移遺伝子を、スパコンを使い予測していましたね。一気にSFの未来社会が現実化します。だからナスダックの株価が新高値を、来年か、再来年には付けるのではないかと考えています。日本はナノキャリアのような赤字銘柄が、夢だけで上がるようになりました。つまり希望が生まれてきたのです。これまではデフレ環境で、投資は進みませんでしたが、一気に資金が動く気配がありますね。
昨日の日経夕刊に「ケネディクス」の老人ホーム不動産投信への参加の記事が掲載されていました。分かりますかね?この意味が…。我が国は財政面で苦しく、未来産業への先行投資する余裕がありません。故にPFIの概念が大切なのですね。官組織が真剣に、この現実を推し進めれば、一気に規制緩和で華が開きます。最近は副大臣に若い代議士が参加し、政策に実効性が生まれているようにも感じます。その一例が、この「介護リート」ですね。この応用は、何も介護の世界だけでなく、地方自治体が抱える問題にも応用が効きます。例えば…水道事業は、老朽化した水道管を取り換えねばなりませんが、資金がありません。このリートの考え方を応用すれば、全ての産業に応用が出来ますね。ケネディクスは、ひょっとすれば、超成長株に変貌するかもしれませんね。金融マジックはエクイティー資金の利回りを押し上げ、20%程度に回るのです。この話は今日の主眼ではないので此処までです。
さて冒頭の掲げた日経平均株価は、小さな調整だろう…と、今の所は推察していますが、自分の考えに溺れてはなりません。相場の世界は「魔坂」…と言う「まさか」あり得ないことが良く起りますからね。しかし予想は予想です。

人気株を検証するコラムにしたいと考えており、これから試行錯誤して取り組みたいとも考えていますが…カタル君は、本来が怠け者ですからね。努力するのが、あまり好きではありません。毎日、検索で挙がってくる銘柄を、簡単に目を通すだけでも、大変です。カタル君は、既に30年以上のキャリアを積み、銘柄の選択眼はマズマズと思っています。必ず、人気株は此処にリストアップされます。しかしこれだけ調べる銘柄が多いと…閉口しますね。1日5銘柄程度なら…続けられるかな?
しかしそれでは…選に漏れるかもしれません。どうすべきか…少し悩みます。と言うのは、眼を付けていた銘柄のタイミングを見逃していたからですね。トホホ…。もしこの作業を習慣付しておれば、早くに人気銘柄が分かっていたはずです。例えば今回、人気になった鉄建などは9月3日の1番に、リストアップされています。短期の効率も上がるのではないか?とも…考えているからですね。続けるかどうか…。それにカタルはあまり短期売買をしないし…。まぁ、試行錯誤で今週から実験をしてみようかとも考えています。今日は障りだけ…。約束じゃないですよ。カタルの資金量は少なく実験をしている余裕もあまりないし…でも面白そうですからね。