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先週の人気株2(2013年10月14日)

いやはや…簡単なデータ分析と言うか…。銘柄を検討する作業も非常に時間が掛かるものです。やはりお手上げですね。前から考えていたように市場で人気が出始めた銘柄をカタルなりに精査しようと試みましたが…。やはりこの作業は非常に時間が掛かり、嫌になります。怠け者のカタル君にとって、市場動向から時代の流れを読み分析する作業は、いくらお金を積まれても、やる気が起きないのが実情です。しかし、昨日と本日を合わせ5時間ほどかけて、ざっと目を通した中で光る銘柄の卵と言うか…ヒントも浮かびました。例えばビッグデータ絡みで人気化した。ブラインパッド3655は、興味を惹かれた会社の一つで、もう一つは情報処理の電算システム3630も、同じように見えない利益を予感させる要素を秘めているようです。当然、株価は上がっているのですが…注目に値する要素を秘めています。

最近の相場の傾向も、ガンホーから発展する流れでゲーム関連の好業績株が物色されています。さらに消費が盛り上がっているので関連予算に余裕がある為か、ネットやスマフォを中心に、広告が特需的な感覚で潤っている様で、関連株が乱舞しています。他には、復興需要から消費税の引き上げによる恩恵と思われますが、建設関連の素材メーカーも株価が動いているようです。タケダ機械6150など、長年、低迷していた会社が、鉄骨加工機の需要もあるようで株価が反応していますね。考えてみれば国内の建設投資などは全く行われておらず、設備の更新需要も限界点に来ていることは容易に想像できます。そこに復興需要や消費税引き上げによる駆け込みで関連企業は資金の使い道を考えるわけですね。

広告のパイが広がっているにも、久しぶりに消費が盛り上がったために、広告を打つことが出来る環境下になっている企業が増えているのでしょう。その需要に株価も反応しているようです。最近、KDDIに続きドコモも携帯関連の副業ビジネスに力を入れ始めている様子も窺えます。電算システムとの提携もその一環でしょう。カタルが注目するソフト資産の活用ですが、TBSの番組提供などの動きが紹介されていました。日経新聞にはシーテックの話しから、日本企業の低迷を嘆いていた記事がありましたね。日本のメーカーは4Kなどと言うハコモノに、力を入れているレポートです。これはカタルが指摘しているネットテレビの話に通じています。ソニーが注目されるかもしれないと…、米国でのソフト戦略の行方の事を、カタルは何度か触れています。

この記事はハイアールとKKRの事に触れ、パナソニックのヘルスケア絡みの材料を予測していました。ヘルスケア・ビジネスは成長分野ですね。ユビキタス社会は情報をデータ化して、そのデータを解析し様々なビジネスが生まれます。その中で有望なのがこのヘルスケアの幅広いビジネスですね。クラウド家電に絡み、ヘルスケアは相場のヒントになります。この2日間、ざっとではありますが人気株に目を通しました。例えば大幸薬品4574は中国の鳥インフルエンザにより、クレベリンと言う薬剤に特需が生まれた為に大幅な業績向上が見込まれます。増産体制を整えた背景はアジア需要を取り込む動きがあるのでしょう。資金調達も予想されますが、変化率の観点から銘柄が注目される可能性もあります。

更に東海染工3577と言う、一見すると地味な会社がありますが…タイからインドネシアへシフトしており、最近ようやく、海外分野に力を入れ始めた流れにある会社で、今後も注目されるのでしょう。日産自動車がマーチをタイに生産移転した辺りから、日本企業は、ようやく日本での成長を諦め海外展開を加速するようになっています。代表事例はユニクロでしょう。圧倒的に海外店舗の出店が多くなっています。このような動きが小さな会社まで広がっているのですね。インドネシアの人口は2億人を超え、日本の昭和30年代にイメージが強くあります。ただ石油などのエネルギー分野で失政が目立ち、政策リスクも当時にあります。その為にダイハツなどが、特需のようなイメージで大きく潤いましたが最近は停滞気味です。FRBの金融拡大縮小懸念も背景で、大きく影響しているようです。この辺りの考え方も加味しなくてはなりませんが、基本構造は成長力が高いアセアンに変わりはありません。

建設需要と言えば…、塩ビなども直ぐに連想されますが、リケンテクノス4220も注目されていました。かなり背景が好転していますね。当然、信越化学などの大手も多様化していますが、潤っているのでしょう。アサヒ衛陶5341もリストアップされ、同じ建設絡みでA&M5391等も顔を出しています。太平洋セメント絡みですね。昨日も同様のコメント載せたと記憶しています。MCJ6670という銘柄もリストアップされていますが、おそらくマイクロソフトのXPのサポートが中止される特需を、法人パソコンに期待したものと思われます。まぁ、いちいち解説しているとキリがないので止めますが、検索で挙がってきた興味のある株を、更に調べるわけですね。そうして株価の動きを追います。大概、大きく人気化したものは…、一度、人気が冷めるものです。本物の材料なら…その時が狙い目になります。

例えばこのリストでは、金曜日にドコモとの提携を発表した電算システムですね。丁度、007が村田とルネサスエレクとの提携を発表した時のイメージに似ています。このような提携は必ず相場になるものです。しかし一時的な人気が冷めると株価も下がりますから、そこを捉えればいいのです。丁度、J・TECが昨年、膝関節の新薬認可を受けた時に、株価は10万円を超えましたが、その後7万円台まで下げた動きに似ています。カタルはこの時にJ・TECを推奨していました。同じことですね。ブラインパッド3655やインフォテリア3853などは、ビッグデータの活用と言う観点からも注目される銘柄になるかもしれません。僅か5時間ほどの勉強タイムでしたが…相場の流れや、いくつかのヒントがデータに隠れていましたね。一般の人はデータを読む力はありませんが、プロは僅かな株価の揺れ、板状況から、誰かが参戦しているか見抜けるものです。金曜日の007の値動きにも僅かですが、そのような兆候がありました。果たして新規のファンド筋の参入があるのかどうかわかりませんが…素質のある銘柄と言うのは、意外に少ないものです。通常はソコソコの銘柄ばかりなのですね。今回の分析を生かせるかどうかは、今後の皆さんの行動の選択如何ですね。あぁ~疲れた。

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