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コラム

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消費税動向を追う(2014年03月23日)

今日は原稿のアップが遅れてすみませんでした。データ集めに時間がかかり、分析している時間などを合わせるとコメントを載せるのが間に合いません。だからいくつかのグラフを載せ、イメージを掴んでください。カタルが消費税の導入により、どのように消費動向が変わるか?その動向は、株式相場にとっても重要なので…その為にいくつかのデータ集めをしていました。例えば物流です。トラックの輸送量推移や宅急便の推移をみようとデータを集めたら…国土交通省のデータは余りに「ずさん」なのです。例えばトラック輸送情報はPDEファイルしか用意がなくデータの推移を追うために、一つ一つのPDFファイルを開き、エクセルに再入力する作業量が膨大でした。本来なら、彼らの仕事はデータ分析ですから、誰でも容易に過去にさかのぼり、データ分析できるようにエクセルの用意をしなくてはなりません。しかし歴代の分析官、たぶんノンキャリアの役人は自分達の業務改善を怠っていますね。何となく、今の政策官僚の古い体質がデータ一つを取ってみても分かります。まぁ、文句を垂れましたが…その為に充分な資料集めする時間がかかり、原稿をあげる時間が無くなりました。僕自身も疲れたので…簡単にデータをアップしておきます。カタルは住宅、自動車などの耐久品消費財から本当は一般消費財の紙の需要などまで追ってみたかったのです。又の機会ですね。

幾つかデータを追って分かったことは、なるほど、トヨタは2700円で、大林が7500円なのか言う理由が、データを追うと分かりますね。国内の自動車生産は、業績が回復しているように伸びていません。更に日本人は貧乏しているのか…、あるいは自動車の技術革新なのかどうか分かりませんが、軽自動車は伸びていますが乗用車は伸びてないのです。むしろ落ちています。物流のトラック総輸送量は、リーマンショックからやはり戻っていません。代わりに宅急便は右肩上がりです。やはり推測通りインターネット・ショッピングの台頭でしょう。もう少しデータをアップし解説したかったのですが…千秋楽の相撲を見る時間なのです。ごめんなさい。次回、日を改めてデータを分析し、分かりやすい消費の動向を追う原稿を書こうと思っています。基本的に我が国の消費はGDPのおよそ6割ですが、好調な大企業が賃上げ率は僅かで…消費税分をカバーしているとは思えず、この観点からも可処分所得が落ちるので、景気動向は危ういと言う見方が浮上しているのでしょう。この辺りの解説も必要ですが…今日は時間がありません。そんな訳でまた明日。

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