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この国の形(2014年03月30日)
最近、カタルの生活にも少し変化が生まれたので…その事を書こうと思っています。カタルの情報源は狭く、基本的に新聞とテレビなのですが…最近は現役を辞めたのでニュースソースも減ったかな? 現代生活はやはり子供と同居をしなくては分かりませんからね。娘はロンドンだし、息子は同じ都内ですが、会う事もなく話もしないですからね。まぁ、歩合外務員の世界も斜陽で…僕が辞めた証券会社に入社した時は100人ほど居ましたが、僕が辞める時は20人もいたかどうか…。だから仲間からの情報も限られたものになります。お客様と毎日、電話で話していると、それなりに社会の情勢が分かります。でも退職者のような…今はかみさんの「ひも」ですが、一人になると情報の入手先は減りますね。ただ逆に株価の仕組みを、よく勉強するようになったと思いますが…。最後の壁はなかなか越えられず、未だに苦労をしています。でも最近、開発した手法はひょっとすれば…長年の夢を適えるものかもしれません。その意味でも「ケネディクス」に注目しています。
さてそのカタル君、基本的に変化を好まないようです。しかし時代性を考慮し、たまたまソフトバンクからきたハガキで、今までのシャープのガラケーから、新しいシャープのスマフォに携帯電話の機種を変更しました。かみさんは早くからスマフォで、アイフォンを使っています。でも僕は、時々乗るスイカを使うために、どうしてもその機能が付いてないと嫌だったのです。僕自身はキャッシュレス社会の構築推進派です。このことは何度も述べていますね。ビットコインが世の中の話題になる時代なので、早くに移行すべきなのです。税務署も警察も人員を削減でき、他に回せますね。スマート・コミュニティーの推進を図らないと、日本は劣等国になり下がります。もうなっているか…。まぁ、国債金利を見れば、既に世界最悪ですからね。この成長率の低下は、様々なゴマカシですね。カタルはメディアの責任と考えています。久米宏やみのもん太の様な考え方は、一面しか捉えていません。政治家には独自の信念がなく、画一化教育の弊害が、至る所に溢れ…日本の構造コストは、どんどん上がっています。東電の原発処理を見れば分かります。なんでもかんでも東電の責任で…東電は完全に「死に体」なのに、何故か、実質的な債務超過でも上場されており、東電への貸出金は税金で返済されています。
カタルがおかしいと…主張したライブドアの上場廃止…覚えていますか?上場廃止が決まってカタルは絶対に復活すると考え、廃止が決まってから買い始めたら…なんと、途中でライブドアの株を買う事が出来なくなった、証券会社の過剰な取引規制にあいました。だから1万株と思っていたのですが…3000株しか買う事が出来なかったのですね。結局、ライブドアを買ったヘッジファンドの方針により分解され、今のLINEが誕生しています。カタルは儲かりましたよ、残存財産の分配により買った金額より高い配当を受けました。配当ではないね。その後、同じように粉飾決算をした石川島は、一時、整理ポストに入りましたが復活し、オリンパスに至っても同じですね。どう考えてもライブドアの時に決断したあの判断は間違っていたわけです。一体、責任は誰が取ったのでしょう。
東電の原発問題もそうです。原子力委員会の存在は、どうなったのでしょう。たしか原発で食っている官僚の既得権勢力の団体は、3つ存在していたはずです。でも御咎めなしで今では再構築されていますね。日本の仕組み、至る所でそうなのです。かみさんが介護の世界に入り3年経ったので、ヘルパーから国家資格の介護福祉士を取る権利を得たので、この度、受験し合格しました。受験料だけなら分かりますが、何やら登録料だか…なんだか分かりませんが、またお金が必要だと言います。カタルがアナリスト試験に合格し、協会の会員になった時も、毎年2万だっかな?…払い続けましたね。アナリスト協会の場合は、雑誌が送られてきましたが…。ほら昔、免許の更新の時に安全協会とか…何とかいう団体がありましたね。あれは安く2000円だったかな?でも問題になり撤廃されましたね。全ての職業に資格制度が採用され、関連の団体が生まれ天下り職員を養っています。
この原因を考えていくと…国民の自立ですね。今回の震災問題は確かに不幸でした。しかし、3年以上も政府が保護すべきかどうか…。必要もない生活援助物資を勝手に送ってきて、その食品などが食べられずに、他人に回っているのです。カタルも震災被害者からおこぼれにあずかっているので、これは事実ですよ。無駄な…過剰な…保護は、メディアの主張で生まれているのでしょう。日経新聞のトヨタの擁護を読みましたか? たしか3回でしたね。カタルは史上最高利益を計上しており、絶対に4000円のベアをすべきだと…それも先陣を切るべきだと考えていました。しかし…日経の主張のような考え方もあるのでしょう。でもこれじゃ、この既得権勢力図の構造を打破できませんね。安倍政権は特区構想でこの壁を打破しようと考えていますが…。歯車が回るかどうか…。だから靖国参拝もありかな?と、考えていたわけです。そのくらい強い精神構造を持ってないと破れない仕組みなのですね。
農業だってそうです。食えないから食える仕組みを官が構築し、公共事業投資を連発しました。基本構造は、此処に始まります。農業を見れば日本のおかれた状態が分かります。平均就業年齢が65.8歳でしたね。ガラガラポンを懸念しているカタルの心情を察して頂けると思います。何故、カタルが2010年に、とうとう呆れて…1000万の年収を馬鹿らしく思い、証券マンを辞めたか? 色んな理由がありますが…。その為に、かみさんは今、苦労していますね。トホホ…の世界です。
そうそう「スイカ」の話しだったのです。余りに持っている携帯電話が古い為に、スイカのソフト更新が出来なかったのです。その為にスムーズな乗り換えが出来ず、一度、脱退手続きをなったのですね。この無駄な手続きは官の規制の為でしょう。誰が考えても電話一本で済む手続きなのに…様々な手順が要求されます。この国の形は…と司馬遼太郎を連想した次第です。日本と言う国は、おかしな国ですね。弾が貫通する位に薄い鉄板の戦車を作って、ソ連と戦わされた司馬さんは、現場を目にして軍部の矛盾を感じるわけです。僕は証券の仕組みの矛盾を感じ、社会批判をして来ました。でも…考えていくと、日本人自信の「甘えの構造」が…この結果に繋がっているのです。政策も、法律も、論理的な正攻法で攻めているのではなく、村論理の妥協の産物なのです。みずほの金融ソフト開発のようなものです。あれは日立と日本IBMだったかな? 三菱もそうですね。三和のシステムの方が優れていたが…遅れていた三菱の仕組みを残しましたね。合理的な判断で選択がされる訳ではなく、社内の派閥構成などの仕組みが、選択を決定します。
だから実力を持っている人間が、海外に逃げ出しますね。僕がこのような事を書けるほど…末端には、この絶望感と言うか…閉塞感が広がっているのです。失われた時代は、官僚などの政策官僚だけの責任ではなく、我々の甘えの構造から生まれた現象なのです。今でもカタルの読者もそうですね。カタルは論理的な主張をしています。株価でその主張は変えませんね。下がればチャンスなのです。会社は株価が下がるように劣化した訳じゃないですね。むしろ構造改革は進んでいます。
つまり儲けのギャップは、どんどん広がっているのですね。007は確実に時代が変化し、任天堂で生まれた甘えの構造利益から脱出し自立し始めています。ただ両者の間に溝があったので…赤字になっているのですね。そのためにIVIなどの…IOTでも良いですよ。確実に新しい柱が形成され始めています。J・TECもそうですね。ジャックを取り扱える整形外科医は、時間経過でどんどん増え、研修を終えた医者は処置症例が増すごとに自信をつけ、手術の機会も増えて行くでしょう。ところが株価はドンドン下げています。ケネディクスもそうですね。地価は上げ続けて都心から地方に広がっているのに…株価はその理想買いを演じた株価より、遙かに安くなっています。
確かにカタルは時間概念を、読み間違っています。黒田さんや安倍さんの心中は、カタルの感覚とは違いますからね。でも農業の65.8歳の高齢化と同じように…日本の残された時間も少ないのです。経常赤字は、そういう意味ですよ。なにも原発停止によるエネルギー・コストの上昇だけではありませんね。マーチの移転は、ショックでしたね。利幅が少ない筈の量産車をタイで生産しても、日本で生産するより得だとゴーンは判断したのです。輸送費は、どの程度なのでしょう。カタルは2010年に、世界標準と日本の商品価格が…、つまり内外価格差が完全に逆転したと言った意味が分かると思います。基本的に日本のデフレは、2010年に底を打ったのでしょう。この意味は間もなく相場にも表れる筈です。カタルが江戸時代から明治の構造改革の時間経過を、何度も述べているのは…そういう事なのです。
この長い時間経過は…新しい時代への上昇に繋がりますね。相当、大きな上昇相場が期待されます。何しろ、失われた20年以上も蓄積されたエネルギーなのです。この見えないエネルギーを読者の人が感じてもらえるかどうか…かなり儲かるでしょう。確りと本質を見る力を養ってほしいのです。