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サスティナブル成長率(2014年05月25日)
今日はあまり時間がないので…簡単に済ませようと思っています。基本的に皆さんの一般認識は間違っていると…と言うカタルの経験をはなします。よく株式の教科書には良い会社の条件が色々と書かれています。好業績で財務内容も申し分がない会社が上がると思われていますが、これは間違いですね。一番株価が反応する時期は赤字から黒字に転換する時です。二番目は業績が良くなってきて復配をする時ですね。株式投資を試みる時期はこの二つに限定されます。勿論、日本のようにドラスティックな構造改革の時もあります。2003年5月のみずほの相場は10万円割れから100万円へ、10倍以上の変化をしています。当時はみずほの倒産が指摘されていました。カタルは10万円割れを安いと思い、買い進み苦労したものです。その前から買っていますからね。
同じような環境下なのに…2012年からの上昇はいくつかの点で相違点がありました。一つは仕掛け人の存在。海外金融の力がひどく弱っています。もう一つは自己資本増強から発行済み株式総数が大きく増えましたね。この辺りが…2003年の相場と今回は違う所でしょうが…需給バランスは、時間はかかりますが改善されるものです。三菱UFJの妥当株価をカタルは2000円と述べていますが、みずほも大きく上がる余地がありますから心配はいりません。今度は年間7円配当をするのですね。株価が200円で7円ですから、定期預金よりずっと良いですね。最近はあまり財務内容をみていないのですが優先株などの在庫がまだあるのかな?
話しは飛びましたね。そうです。良い内容の会社の株が上がる訳ではないのです。一つのポイントは変化率ですね。この会社が変化する時が株式投資のポイントなのですね。赤字から黒字に転換するのも、配当を再開するのも…大きな変化ですね。例えばソニーです。赤字に陥りリストラの最中で、変化するチャンスですから…投資家はその変化を狙いますが…この変化がV字型の回復なら良いのですが…カタルにはサッパリ、ソニーの良さが見えません。だから最近はどちらかと言えば批判的な表現が多いと思います。同じ赤字から黒字に転換し、収益を上げているケネディクスは間もなく復配をします。先ずは黒字を買った2012年4月の相場、そうしてステージアップして間もなくこの復配を買う相場に入ります。
J・TECは(ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング)は現在赤字ですが…売り上げが伸び始め、黒字が見えてきています。売り上げ規模が、倍々と…増える会社はなかなかありません。計画では平成28年に黒字化ですから2016年3月になります。しかし、前倒しで達成される可能性は非常に高いですね。内服薬とは違い手術の際に利用する人間の部品ですから…内服薬とは違い、上昇カーブは鈍いですが、確実に広がっていくでしょうし、何れ人工臓器の時代が来ますから夢もありますね。この会社は確実に黒字が見込めます。何しろヒアルロン酸注射など対外排泄されるばかりで効く訳がなく、人工関節に置き換えるのはかなり抵抗がありますからね。やはり自分の軟骨を培養し入れることを多くの患者は望むでしょう。つまり現在の人工関節患者6万5千人の内、30%程度はこのジャックを利用すると考えるのが妥当です。つまり約年間で2万人です。200万円の商品なので400億円程度の売り上げはピークに簡単に読めますね。現在の売り上げが20億ですからおよそ20倍です。カタルが1万円を目標としている株価は妥当でしょう。世の中の企業で、売り上げが倍々で推移する企業があったら教えてくださいね。赤字で見えない利益の内が華なのですね。潜在成長率はかなり高いのです。
もう一つのカタル銘柄のユビキタスこと007ですが…QBの存在は絶対ですね。IVIと呼ばれる車載情報機器は車に欠かせません。車はバッテリーで動いており常に待機状態で電源を流し続ける必要はないですね。エンジンをスタートして直ぐに立ち上がるコンピュータは必要です。おそらくここにSQLなどの技術も絡むと思うのですが…007の素晴らしさは…ユビキタス時代に特化している点で、何かヒットが出ると収益が一変します。既に始まっているかもしれないし…このワクワク感は残りますね。最新の開発に常に携わっている魅力は人々を惹きつけますね。「ソラテナ」などはお金になりませんが夢がありますよね。気象情報を農業に使ったり、007の遠隔操作技術はハイテク農業に応用できますからね。この魔女のような魅力はなかなか他の会社では持っていませんね。人間は未知のものに大きく惹かれるのです。カタルはすっかり「とりこ」なのです。
現時点で業績の裏付けがある訳ではなく、本来は買えませんが…この魅力に魅せられるのです。株で最も大切な要素は「潜在力」なのですね。サスティナブル成長率と言うのは株式評価に於いて最も大切なものです。要するに「子供」なのですよ。子供には無限の可能性があります。日立や重工のように完成された大人と違い、無限の可能性が存在するから、3000円も相場だし、5000円も1万円も相場のですね。時代がユビキタスに追い付き始め何処かで大きく変身する可能性を秘めているから…カタルは魅了されているのですね。勿論、眉唾かもしれない。でも騙されてみたいのです。そんな素敵な女性に…最近はあったことがありませんね。せめて株の世界で…出会ってみたい。その007は最近の動向は異常なのです。その動向を此方のグラフからみてください。カタルが開発した「σ出来高」の異常値は一体、何を暗示しているのでしょう。