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コラム

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チャート論(2014年06月01日)

ひょっとしたら…と思わせるような新聞記事が相次いでいます。今朝は検査薬市場の話ですね。少子化対策で排卵日を予知できる検査薬、大腸がんの検査薬など…は、通常、既得権勢力の日本医師会が反対しそうな案件です。TPP交渉のJAのような存在ですからね。安倍さんは、秘密保護法や集団的自衛権など…意見対立が鮮明化する難しい案件に挑んでおり、自己主張をしているように感じています。靖国参拝など…まさにそうです。一般的な日本人なら、周りに配慮し参拝を見送るでしょう。敢えて参拝したわけです。もともと失われた時代は、積み上がった諸問題の解決が難しい為に、曖昧な表現で問題を先送りしてきたのですね。だから仕組みがどんどん複雑化しました。

税制をみれば分かります。日本には様々な補助金行政が存在します。仕組みを知っている人と、知らない人では、天と地の違いがあります。でも何でもそうですが、本来は、誰もが分かる簡素化が一番なのです。カタルはなるべく株の仕組み、市場原理の仕組みを分かりやすく解説していきたいと願っています。仕組みを知れば株は有効な運用手段ですね。カタルは単純な金利と株の依存関係を理解するまで、10年程度、掛かったのでしょう。恥ずかしい話ですが、中小の証券会社では、社員教育は限度があります。おそらく今の証券会社も社員教育に、お金を掛けてないと思いますね。レベルが低いですからね。テレビの解説者レベルも、一般的には高給取りの筈で優秀なのでしょうが…。僕の眼から見ると素人レベルの人が、大勢います。まぁ、カタル自身、試行錯誤の毎日ですからね。でも安倍さんは、期待感が出てきましたね。

さて今日のテーマは、皆さんが好きなチャート論ですね。通常、株を理解するには、全体市況の景気循環論を理解しないとなりませんが、政策論議は難しいのです。今、話題の集団的自衛権が、どう相場に影響するかの読みは、単純ではなく難しい解釈です。カタルが述べている徴兵制度まで進む可能性も秘めています。通常は金融政策に財政政策の話ですね。今の話題になっている法人税減税の話は…グローバル化の話です。アップルやグーグルなどが節税対策でアイルランドを利用したり、アマゾンも節税対策に長けています。一度、サミットなどで税制をテーマにして、グローバル基準を設けるべき問題ですね。必ず、そうなりますが、今は、早めにやった方が得なのです。カタルは三菱商事の稼ぎ頭の鉱山部門のシンガポールへの分社化を話題にしました。だから野田さんなどの考え方は古いのです。日産自動車がタイに生産移転したように、大きな株価材料です。

この法人税問題は、景気循環の財政政策の範疇の話です。経済政策には、異次元緩和のような金融政策と、公共事業投資のような財政政策と、大きく分けると二つがありますね。この政策変更は景気循環に大きな影響を及ぼします。FRBの金融緩和縮小もそうですよ。現在はグローバルなので、カタルが時々話題に出すイギリスの利上げ、それなのにECBは量的緩和? 少し、矛盾しますね。今回の選挙では、EU派が支持を失いました。ウクライナではEU統合派の大統領が選ばれましたが、EUにその力はありませんね。このような読みが、相場に影響を与えます。此処は難しいですね。

比較的簡単なのは、個別企業の企業業績の読みです。異次元緩和から円安に向かい輸出企業の代表としてマツダが選ばれました。マツダは2010年のカタル銘柄です。当時の読みは、米国市場の回復と中国の躍進でしたが、フォードとの提携解消など…時間軸が横にずれました。でも相場になりましたね。カタル銘柄に選択した株は、時間軸がずれることはありますが、大概、株高の資質がありますから、環境がマッチすると、多くは相場になります。この業績の読みは重要で、財務内容を読めるようにならないとなりません。現在のケネディクスの一株利益は隠された…故意に減額された利益ですね。同じ利益でもソニーのように、固定資産の売却利益などを利用した造られた利益もあります。この辺りを見極めないとなりません。

まくらが、長くなりましたが、最後は需給バランスを把握するチャート論です。このチャートはいくらでも資金量さえあれば作ることが出来ます。事実、カタルの友達である「よっちゃん」は仕手相場を手掛けているときに、帝国ホテルの一室が毎日の会合場でした。引けを高くするとか…相談して玉の調整をしていましたね。これは事実ですよ。カタルは当初は馬鹿になってチャート論を研究しましたが…このような事実を知るに至り、あほらしくなって…チャートなどの形を重視しなくなりましたね。でもカタルは10年程度、色んな勉強をしました。酒田五法からエリオットの株価波動論まで…。まぁ、素人は大概、この手のものに嵌ります。

今日は、そのチャート論です。でも、これは言えますね。カタルはケネディクスの株価波動が転換するのは、390円と述べていました。どんどんバーが下がりましたね。最初は418円でした。そうして405円になり、最後が390円です。厳密に言えば380円、381円となっていましたから、382円より上に相場が行った段階で、株価波動が変わったのですね。此処から上は500円台後半まで、基本的にあまりシコリ感はなく価格の空白地帯になりますから、何処かで…株価は大きく飛びますよ。(本来、価格帯出来高推移はもっと長い期間に設定すべきですが、目先のチャートの分かりやすさを優先しました。それに期間を長めても大差はありません。)

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カタル銘柄、3兄弟の中で最も理屈に合った分かりやすい銘柄が、ケネディクスです。企業業績の観点から見て、株価波動は3合目辺りかな? J・TECは2合目なのでしょう。ケネディクスに直すなら、100円以下から800円台に入った相場の時間感覚です。さらに遅れているのが、007ですね。しかし…最も魅力が溢れるのが、007です。ピカ一と…前から評価しています。潜在成長率が読めないほど、魅力的なのですね。今回の株価波動は、滅多に出ない形を連発しています。

先ずは、僅かな期間で800円台から1500円まで行き、いきなり1000円とフルイを入れます。初期波動が二日連続のストップ高なのですね。通常、あり得ない形から入っています。いくら小型現物株でも…全体市況に、先んじて株価変化していますね。更に…更に、通常は1500円から1000円まで下がれば、簡単に1500円の壁を抜けないのが相場です。ところが…金曜日は陰線になりましたが、一度、この1500円の壁を抜いています。チャート論から見ると…あり得ない現象が連発している株価波動は、非常に魅力的です。株価にとって、この初動波動は非常に重要です。(だからJ・TECもストップ高の始まりですから…将来は楽しみですよ。)

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まだ業績面の確認はとれません。次の8月の決算か…、11月をみないと…膿を出し切って企業業績が回復に向かっているか、どうかは分かりませんね。しかし…研究開発段階のソフト資産を、今回は減損会計し、損失計上しています。ソニーとパナソニックの違いをみるようです。良い感じですね。村田効果も出てきてもおかしくないし、カタルが数多い展示会のブースを掲げていると述べた…あの時間感覚ともマッチしています。確認はとれていませんが、完全に底入れした可能性は濃厚ですね。株価波動もその事を裏付けています。更にIVIやHEMSなど…、時代が007の狙いに、追いついてきた印象も持っています。時代は自社製造ではなく、組み込みソフトなのですね。だから株価が高くなると買いたくなるのです。

カタル自身、3兄弟の上昇もあり余裕が生まれているので、金曜日は買い増ししました。勿論、ケネディクスも…。残念ながらJ・TECは、買い指値が入りませんでした。多くの人はヤレヤレの売り物を出すところでしょうが…カタルらしく、果敢に買い増しです。でも、一般の人は、特に、今回、追証を経験したような人は、安全を見積もって利食いを先行させるのも手ですね。相場など…先行きは何が起こるか分からないのです。株式投資で最も難しいのが、この自分自身の力量を知ることです。相場が下がっていく時の恐怖は…何とも言えないものです。だから相場は精神力の勝負だと前から述べています。投資は何時もユトリが大切なのですね。いつも心に太陽とユトリを持ってくださいね。それではまた明日。