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コラム

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化工機からイメージを練る(2014年06月29日)

いや…参りました。カタルは一度、売ったのに…、買い直そうかと考えています。
でも証券マンじゃないし…、仮に買ったとしても、既に大儲けできるほどの玉を買える度量もないし…「三菱化工機」の話です。

石油化学のアイディアは、ずいぶん昔からありました。石油コンビナートで事故が多発しており、陳腐化する工場設備の問題が、以前から指摘されていたからです。しかし我が国の石油精製設備は人材を切れずに…非効率でも残されたままでした。(だから労働問題が生まれるのです。)しかもエコカー減税などの影響もありガソリン消費も減り、関連する化学企業も海外展開をしており、再編は避けられませんね。しかし一定量は必要なのですよ。順番からすれば、再編後に設備投資と考えていたから…株価が急騰した時に、惚れているケネディクスの買い増し資金に利用したのですが…。あの時、200円割れは演じませんでしたが…買い直しでしたね。

この動きにはカタル自身も驚いています。
カタルが日銀総裁の談話を聞いて化工機を買ったのは…、たしか5月の28日かな? 総裁は設備投資に触れていましたからね。今、調べてみると動きがあったのですね。あの当時の記憶があいまいで…認知症を疑うほどです。まぁ、打診だから軽い気持ちで買ったのでしょうが…。買値はたしか169円でしたね。そうしてカタル銘柄候補として登場させたのは、何時だったか?

メールの問い合わせがあった時には…NSWと共に三菱化工機を同時に掲げて、返信メールをしていましたから、読者の人の何人かは、その事実を知っている事でしょう。その後、6月11日に出来高が膨らみますが…その前から玉集めの痕跡はあり、カタルは外人買いとの推測をしていました。この買い方は欧州筋との認識ですね。ロンドンからの注文かな?

確かに素質はあったのです。でも再編後、設備投資と思っていましたから…此処で人気になった理由は、サッパリわかりません。でも相場論からすれば…、アイフルとケネディクスと共に貸借銘柄からの選定で、しかも日本通信やミクシィはかなり疲れていますから、市場には新しいスターが必要です。だから、しばらく続く可能性があります。カタルは当初、昨年の熊谷組の動きを連想していました。あるいはカタルが手掛け、直ぐに諦めたアーク型か…。今はどちらかをイメージしています。ひょっとすると…日揮や千代田化工の部類かも知れません。ただ日揮や千代田化工と似ている点は…海外の不採算受注の損失だけですね。原油価格の上昇と言う大きな材料のバックボーンはありませんが、政策当局が再編を促していると言う点が、似ていると言えば…似ている環境になるかもしれません。

アイフルは連騰しており、明らかに休養を欲しています。ケネディクスはアイフルから需給面の関係で遅れており、チャート的には休むかどうか…微妙です。本当は、高値保ち合いをした方が理想的です。619円を抜けてから…休めば、最高の出来ですが、この辺りで休んでも良いし…。この判断は難しいですね。両銘柄の間隙を縫って、化工機が躍り出たので、実にタイミングはピッタリです。

ここは、目先の相場論の話をしているのですよ。銘柄の素質を語っている訳ではありません。素質はケネディクスが、群を抜いています。アイフルには仕掛け筋が存在しているようですが、やはりリファイナンスの関係なのでしょう。自民党との裏があるなら、4桁は確定しています。つまりサラ金規制の緩和ですね。この辺りは、裏事情に詳しくないと分かりません。だから休養を欲しているからと言って、空売りはご法度ですね。

どの銘柄も、一気に仕掛けると、提灯が付きづらくなります。所詮、株は、以前の誠備のように…自分達だけでやるものではありません。売り物を全部買う力が仮にあっても、買ってはならないのです。一人舞台のステージなどは、明らかに驕りですよ。加藤さんは、株の本質を理解してなく、時代観がない銘柄ばかり選んだので、失敗したのですね。

NSWなどは自慢じゃありませんが…クラウドの本筋を付いているように見えます。
まだ打診の段階で、良く調べても居ませんから、偉そうに言えませんね。本物になるなら、一気に2000円台に向かう筈ですね。ただ残念ながら…今のところは、仕掛け筋が見えません。途中で外資系のファンドを巻き込めるかどうか…に、相場の成果は掛かるのでしょう。企業業績と時代性がマッチし、これに仕掛け筋が加われば、必ず相場になりますね。あとは全体市況の相場環境です。相場になるためには、様々な要素が絡まないと駄目なのです。

加藤さんは資金力がありました。後は株を知っている良い参謀が居れば良かったのです。きっと宮地鉄工をやった時は、頭に血がのぼっていたのでしょう。気持ちは分かりますね。担保に取らないなんて…大手証券の傲慢さにも思えますが…。資産もない、裏付けの価値がない株を買うなんて…、明らかにアウトです。ダヴィンチの金子さんの方が、余程、筋が通っています。しかし金子さんも、まさか米国金融が崩れるとは、あの時は思わなかったのでしょう。世界の資金元がパンクするから、当然、予期せぬリスクにやられました。「運」ですね。最後は、やはり「運」なのでしょう。アララ…今日の原稿は、何を書こうと思ったのかな?

たしか…三菱化工機から始まったのですね。たぶん、現時点では「熊谷組」や「アーク」タイプに見えます。日揮や千代田化工の相場まで、連想すべきかどうかは…難しい判断ですね。あり得るかもしれませんが…それには再編のスピードが問題になります。ずっと先の未来は、大丈夫でしょうが…此処で仮に失敗すれば、下手をすると、3年程度は待たされるかもしれませんからね。株の難しさです。株は未来を、先取りする事が時々あるからです。だからカタルは、早いと思っても007を手放さずに…一定数を、何時も保持しています。早くても良いのです。

市場で言われている水素ステーションなどの眉唾材料では…相場は持ちませんから、当然、空売りを誘います。しかし本丸の石油精製設備の更新需要を、相場は加味していませんね。今の人材難と同じで…一気に需要が盛り上がるのでしょうね。日本は長いデフレのトンネルに居た為に、日本人自らが、デフレ感覚に騙されているのです。世界の変化のスピードに大きく遅れている現実を…ね。カタルが述べているスマートコミュニティーの世界です。

スマフォが登場して、何年たちました? 僅か5年程度なのです。それなのに…この産業の広がり度合いのスピードを感じてくださいね。此処に、我々が儲けられる種が転がっています。だからNSWも良い素質を秘めていますね。でも現時点では仕掛け人は不在のようですが…。おそらく日本株は、一気に立ち上がりますよ。だって売る人が居なくなりますね。日本人が時代変化に目覚める時が、間もなくやってくるのでしょう。

だから三菱UFJなどは、何処かの時点で…、一気に2000円相場に駆け上がると考えています。長いデフレ環境に慣れ、日本人の潜在意識は、デフレに溺れているのです。この仮眠状態から、一斉に目覚めるから…膨大な投資が起りますね。きっと…。おそらく、カタルのこの感覚は間違ってないでしょう。皆さんには、カタルの発想が理解いただけないかもしれませんが…カタルは戯言の原稿を書いていて…自分自身のイメージが、だんだん固まってきました。

皆さんも大変ですね。カタルの戯言を読む方も疲れると思います。証券マンは、このように頭のイメージを創って行き、相場観が熟成…は、表現がおかしいか…、こうやって、相場観がこなれていくのです。やはり化工機も、更なる人気株に育つのでしょうね。何しろ、いきなりTICK回数一位の人気株の誕生です。証券マンなら絶対に買いですね。だって売り買いが商売だもの…。相場に追随すべきタイミングなのでしょうね。でも買いにくいけれどね。この恐怖心が相場を育むのでしょう。こう書いた以上…買わなくては駄目かな?でも貧乏人だから…買えないかもしれません。007も処理もあるし…。有言実行が出来ないかもしれませんが…その点は、ご容赦くださいね。