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戦線離脱(2014年06月22日)
一つの山場を超えると…判断は難しくなります。
サラ金業界は、最高裁の事後改正による拡大解釈により、産業界全体がなくなったのです。アコムは三菱UFJに救済されたように大手銀行傘下に入らないと、倒産するしかない過酷な最高裁の今井判事の判決でした。カタルは、この以前まで遡る判断は、間違っているとホームページで述べ、今井判事をあの時に批判しました。業界で一番高い引当金を積んでいた武富士も倒産しました。そのあおりで、アイフルは2009年9月、苦しまみれに行った事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)のリファイナンスの期限が、この7月10日でした。その話が纏まった13日にアイフルは正式な内容を発表しましたが、不十分な発表でした。発表の文章だけでは…詳細が分かりませんでした。
今日のブルームバーグのホームページをみると…、続報が載っています。
残存債務1617億円の内、527億円は2020年まで返済猶予(ただし営業貸付を担保とする)、残り800億円は3%前後の金利で借り換えを行う。(三井住友銀行800億円中心に…)問題は外資分の300億円程度で、借り換えの条件として、8%の高金利で社債(6年債)を発行すると言うものですね。これが不満なら現金で返済するようですが、この社債は人気のようで、高く売れそうですね。カタルは借金を原資とする第三者割当増資を想定していました。予想はハズレ、違いましたね。何れ…株式発行で借金を返済するのでしょうが…。
此処が難しい。株価はカタルの予想通り順調に回復し、人気株に育っています。此処までをもって、カタルの予想の時間期限とします。ハッキリ言って、これからの先は相場の確信は持てず、先行きが分からないのです。リファイナンスに絡み、株価は上がるだろうと言う予想は、事前にありました。全体相場の関係から見て、この企ては成功するだろうと考えていました。この下準備で、増額修正を発表したのですね。2集の四季報の2014年3月一株利益予想は当初39.5円でしたが、4月25日の発表で増額され63.21円になりました。この時点で、筋の狙いは明らかですね。株価をみると21日に大きく動いており、おそらく内部情報が漏れたのでしょう。そうして4月25日に正式発表しています。
まだ株価が上昇し、仕手化が、際立つかもしれません。あるいは、年後半辺りにファイナンスが実行されるかもしれません。この8%の社債も買い戻し条件付きかも知れないし…不透明要因は多いですね。でも安全を見積もるなら、そろそろ一定の株数を減らすべきでしょう。カタルのアイフルの推奨は、此処までです。正直、更に上がっても良いとも思っていますが、安全を優先する場面かも知れませんからね。この辺りの判断は非常に難しく、カタルには分かりません。故に今日の原稿になりました。
同時に富士通の株価推奨も此処までとします。年末にカタルはクラウド関連の本命株として富士通を一貫して、推奨してきました。一旦、推奨を止めますが、クラウド関連としての地位は不変で、更に株価は伸びるかもしれません。しかし、この手の株が2000円~3000円台へとステップアップするには、何処かで値固めが必要です。カタルは富士通をコマツの2003年からの動きとダブらせています。
ただコマツも大きく上昇する前に、右肩上がりの揉み合いを演じていますね。およそ2年間は動きが鈍ります。富士通も同様の動きがあると考えています。しかしクラウドの本番は、これからなので、どんな変化をみせるか楽しみでもあります。ただ半年に及ぶ上昇でかなり乖離も開いており、ここ数週間は、休みなしの陽線の連発です。大型資本の銘柄でもあり、何処で一服してもおかしくありませんからね。故に一服なのでしょう。
基本的に昨年もそうですが…、相場が暖まってきたら、そろそろ警戒感を持つべきタイミングに来ていると考えています。富士通は上場来高値を更新する可能性もあるのです。クラウドは、それほど重要なキーワードですね。スマート・コミュニティーに欠かせないアイテムです。此処で少し解説を加えておきますね。カタルの解釈が正しいとは限りませんからね。その事を前提にして読んでくださいね。ITバブルが起った2000年の相場は印象的でした。その前年の1999年、カタルはソフトバンクを中心にお客様に株を薦めていました。その時に述べた発想が、実物社会と同じ市場が、インターネット上で、もう一つ生まれると言うものです。その後、アマゾンや楽天、アリババなどの急成長をみればカタルの想像は当たっているとも言えます。
様々な実社会の事象は、クラウド上で管理、運営されていくと考えています。この効率は実社会の2倍以上になるのでしょう。だって人間の移動などの物理的な節約が出来ます。国際会議のケースなら、移動時間に10時間もかかるケースがありますね。それがインターネットを利用し、テレビ会議で同じ効率が得られます。クラウド上で同じ画面をみながら作業を進められますね。わざわざ打ち合わせをする必要はありません。つまり仮想空間作業の方が、実社会より遙かに効率的なのです。カタルは007をスマート・コミュニティーの本命として掲げています。博打的な発想ですが、ユビキタス社会の到来に欠かせないアイテムをいくつか握っているからです。しかし本物かどうか怪しいですが…本物なら大変なことになります。だから現物で100株程度、無理がないくらいにして、夢に賭けようと述べている訳です。007のイメージをマイクロソフトと…ダブらせている部分もあります。だから本物に成長するなら、大変なことになります。カタル自身も空想的すぎると思うほどですが、可能性は存在しますね。
故にクラウド関連は、非常に注目されるのです。色んなサービスが続々と生まれるでしょう。その中でNSWは、非常にまともな株ですね。PBR1倍以下なんて…と言う評価はあり得ませんね。だから誰かが、必ず仕掛けると考えています。そうなれば過小資本銘柄なので、1430円を軽く超えるでしょう。事実、007より財務内容は数段上の内容ですね。でも…、「まとも」過ぎるのです。この意味は難しいですね。人間と言う動物は…007を好むものです。ただここで、問題があります。トヨタの登場の意味ですね。これはまた明日にしましょう。明日の今日の市況で、トヨタ登場の意味を解説するつもりです。
何度も言いますが、自分の力量を知り、その範囲で行動する事です。力量を超えた行動は必ず、咎めを受けると思った方が良いでしょう。運気を味方にできる人は、非常に限られた人なのです。誰もがマー君のような環境に、恵まれることはないのですね。彼は特殊なのです。だからスターの素質があるのですね。メッシのロングシュートも、そうですね。昨晩、イランとの戦いで、何故、アディショナルタイムと言う劇的な場面で、神業近いシュートを決めることが、出来るのでしょう。あれが前半とか…後半初めなら、一般人ですが、メッシは、やはり「スター性」を帯びているのですね。あの時間は感動的です。黒田君は敗戦投手を免れましたが…、一般人は、黒田君のようなものなのです。
だから良い相場環境の時ほど…自分の力を過信しないことですね。
それではまた明日。