思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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目覚め(2014年07月06日)

物事は何でもそうですが…中身を知るほど面白くなりますね。先日、NHKで野球女史の話を報じていました。お気に入りの球団を応援しに球場に行き、盛り上がるのだそうです。確かに球場に行くとテレビでは感じられない独特の雰囲気があります。周りでは球団の応援歌を歌ったり…慣れないとあの雰囲気にはなかなか溶け込めませんが、それなりの時間を楽しめます。カタルも以前は…大リーグなど何の興味もなかったのですが、会社を辞めてから午前中にテレビを付けると、BS1でヤンキースなどの日本人が登場する試合を見るうちに応援するようになり、自然と興味が沸いて来ました。知らないことを知り始めるとドンドンと奥が深くなり、益々興味が湧くようになります。最近は、中古車をレストア(故障した車などを修理し復活させること)番組を見るうちに、面白くなってきましたね。だから時間が合えば、大概、見ています。丁度、相場を見ている合間に観る番組としては、最善の時間帯なのです。

株も仕組みが分かりはじめると…、欲が絡むだけに嵌ります。昔は業績が良くなれば株は上がるもの…と単純に考えていましたが、知るほどに上がる株と、上がらない株の区別が付くようになります。昨日も書きましたが、今は良い相場です。何かしら物色されている株が存在しますからね。こんな良い環境が続くなら、歩合セールス時代に、あんな苦労をしなくて済んだでしょう。株屋は株の事だけを考えて居たかったですね。まぁ、そのおかげでいろいろ考えるようになり、現代に至る訳ですが…。果たして、このキャリアが生きるかどうか…。上がる前に化工機を売った隣の浜ちゃんを笑う事なんかできませんね。カタルも同類です。いつも掠るから…溺れるわけですね。時々、自分は天才か…と錯覚するわけです。浜ちゃんも、昔は日興証券のエリート証券マンだったのです。歩合セールスはみんなそうです。現役の頃は、大概、トップセールス組ですね。だから一本立ちをするわけですが…。

よっちゃんも、そうですよ。 彼は国際証券出ですが…、親会社の野村の社長から、野村証券から3名かな? 国際から1名が呼ばれ。食事会に招待された組です。渋谷支店当時、市場を賑わした仕手グループの鍵を握るセールスマンだったのです。そのおかげで、役員の道を踏み外しましたが…、みんな、社に残っていれば、役員クラスでしょう。もともと歩合セールスは、組織にも染まらないタイプですからバンカラですね。

昨日、半藤一利のテレビ対談を観ていたら…彼は僕の郷里の長岡に、戦争当時、疎開していたようで…長岡人気質の生まれた理由を解説していました。河井継之助の世界ですね。義理を立て幕臣側に付いた為に、長岡人は明治の時代に…政治などの主流に付けなかった。当時、医者と軍人だけが学費免除だったらしいのですが…長岡は、山本五十六などを生んでいます。反骨心が育ったのは、そんな時代背景があるとか…。カタルもどちらかと言えば、反主流派です。これは郷土の気質なのでしょうか?

今日もゴタクばかりですね。昨晩と言うか…未明のアルゼンチン*ベルギー戦も面白かったですね。決勝リーグは、みんな接戦ですね。フリーキックを得たメッシのドリブルは見事ですね。足を掛けられれば直ぐに転ぶ選手と違い、それを乗り越えて、更に倒されてもボールを離さない信念と言うか技術と言うか…あのプレーだけでも見る価値がありました。スローで見ると動きが良く見えますから…日本人選手との技量の違いを見せつけられます。普通は一発、足を掛けられれば…直ぐに転びますからね。

今日の遼君は、どうなのでしょうね。苦しんで、苦しんでいる姿は、分かりますが…結果が出なくては、所詮、評価されません。カタルも一緒です。プロとアマの違いは紙一重、普通のプロと一流域のプロの違いも紙一重、この僅かな違いなのでしょうが…この僅かな壁が、なかなか崩せないのです。手が届くように思えてから…随分と時間が経過し…あと一歩の壁が乗り越えられない悔しさが…あるのです。

話は違いますが、失敗したグリーの田中さんの…あの拘りの執念と言うか…(DENAとの訴訟の話です。)きっと、彼の心の中にも反骨精神があると思うのです。だから、きっと何処かで復活することもあるだろうと考えて居ます。分かりますかね。このような失敗した銘柄でも見所はあるのですね。だから次の機会があれば、リベンジできますね。これがキャリアなのですね。僕は隣の浜ちゃんが、化工機を3万株買った経緯は知りませんが、きっと営業マン時代に調べてチャレンジしたのに、失敗した悔しい思い出があるのでしょう。それを活かすチャンスだったのです。キャリアとはそんなものなのでしょう。途切れている糸が…何かの拍子に、突然、繋がり始めるわけです。これがアイディアですね。新聞を読んでいると…いろんな材料が走馬灯のように駆け巡ります。

先日、日経産業に有機ELの話で、パイオニアが掲載されていました、タイミングはピッタリでしたね。MUTOHは、今度、自分の写真を基にする3Dレプリカ人形を製作するプリクラ版をやるとか…新聞報道にありましたね。様々な情報がヒントになり株価が動きます。だから皆さんも新聞や雑誌を見る時に、興味をそそられた記事があれば…まず四季報を開き企業業績を見て、チャートを分析する努力をすれば、何れ、だんだん、自分自身のキャリア・アップに繋がりますね。カタルは、この作業だけでも30年以上、もう直ぐ40年ですが続けています。何しろ学生時代から株式投資をしていますからね。

他人の話を鵜呑みにせず、その背景を自分なりに考えてみることが必要なのです。今日はゴタクのオンパレードですが…今日の日経トップは、再び「クラウド」の文字が躍っています。電子カルテではソフトウエア・サービスなど…専業大手の部類ですが、新聞を見て自分なりに調べた人は、読者の中で何人いるでしょう? 日経新聞は、必ず経営トップが目を通します。毎日のように「クラウド」の文字が躍っていれば…やがて経営者もクラウド絡みの設備投資を考えます。これが時代の流れに繋がるのですね。だからカタルは毎日のように…「ROE」の文字を、記事に関連付けしなさいと述べています。

日本は、今のところは少子高齢化で労働力が不足しています。外国人労働者を、安い使い捨ての労働力と馬鹿にしていませんか? 日本人の心の中では…中国人やフィリピン人などの労働者を…心の何処かで馬鹿にしていますね。確かに生活環境が違うから、彼らはマナーを守らない人も居るでしょうが…既に日本人と彼らの生活水準は、大きな違いがなくなっています。日本は失われた時代で落ちぶれ…その間、彼らは二ケタ近い成長力を続けたのです。だから昔のような差は、なくなっていますね。先ずは、少しずつ移民を受け入れる環境を整備し、日本人は生産性を高めねばなりません。スマート・コミュニティーの推進は、必然条件なのですね。ROEを上げると言う事は、不採算の仕事を切るのです。だから労働の流動性も起りますね。想い出してください。わが国は冨岡のように生糸の生産から、車のような重工業に変わったのですね。同じことです。やがて自動車は廃れ、ロボットの時代になります。

ROEを高めることは、産業構造を刷新する事に繋がります。国債に眠る資金が動き出すのですね。徐々にリスクテイクが起り、高利回りを求める投資が起ります。この流れにユビキタス時代のスマート・コミュニティーを主流にする技術変化の波が一致しますね。日本の古い村論理から、脱皮する時間が訪れているのです。目覚まし時計は、既に鳴っているのです。Wake up Japan!