思わぬ相場の真実が発見できる

コラム

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お決まり事(2014年09月07日)

すごいですね。錦織圭君は…なんと、また勝ちました。6-4,1-6,7-6,6-4です。心理の変化と言う、メンタルな面が、如何に重要か…と言う事を、痛感しました。彼の誕生日は、なんと1989年12月29日なのです。そうです。あのバブルの絶頂期です。38915円を付けた時に、彼は、生まれたのですね。1989年はカタルが上京した年でした。3流セールスが、一流になりたいと…東京で歩合給の世界に入ったのですね。心配した和光証券の常務は「基盤が出来るまで、最初は社員として、やったらどうか」…と薦められたのですが、カタル君、「いや、歩合セールスで…お願いします。」…と返答した場面を、想い出しました。今は新光証券ですね。みずほグループの企業です。相場巧者の証券会社に入れば、何か学べると思っていました。

「すかいらーく」が上場するそうですが…、この会社は株式投資が好きでしたね。当時の八重洲支店長は、松下株200万株を担保にして、一任売買をしていました。あの当時の小野薬の動きは彼らが作ったものです。勿論、バブル当時は、どの会社も株式運用をしていましたが…、すかいらーくは、特に積極的なタイプでしょう。あの当時、一任勘定は当たり前だったように思います。カタルも特金運用をしていましたが、全て、事後報告でした。今は非常に厳格ですからね。何故、デフレから、なかなか脱出できないか? それは証取法だけでなく、個人情報保護法案など…を含めた法律が厳格になってきたからですね。社会が人間のメンタル部分を、決めるのですね。時代が人間の方向性を縛るのです。安倍政権の麻生さんなんか…古いですね。直ぐに財政出動です。消費税を10%に引き上げるにあたり、景気の状態が悪いので、補正を組むと言うのです。あまり時代の流れを知っているとは言えません。

市場は厚労省に就任した塩崎さんに注目しているようですが…地方創世の石破さんの役割は大きいと思っています。道州制など含めた地方の活性化策が、切り札になるかどうか…きっと税制優遇で工場の誘致などの優遇策も考えているのでしょうが、農業の活用は重要なテーマですね。地方の創生は、ある意味で農業基盤の確立でしょう。一見すると、温暖化による作物転換は悪材料に見えますが…意外に、農業基盤の改善の支援材料になるかもしれません。日本がEUのような移民国家になるかどうか…労働力不足が指摘されており、オリンピックに向け、議論が続きますが、ロボット大国へのチャンスでもあります。この辺りの心理面は、面白いですね。人間の行動は…心理面に、大きな影響を受けるのです。

例えば、最近、こんなメールがありました。ケネディクスは、山本伸のプレミアムレポートで紹介されたので…高いと解説されたとか…。その中身は「GPIFなどの運用枠が拡大し、リート市場に資金流入が見込めるからケネディクスなどの不動産運営業者にとって追い風になる」との指摘のようです。でもそんな事は、異次元緩和を決めた時から分かっていることですね。何度もカタルは解説し、実際に地銀のリート購入が増えていることを指摘しています。たしか金融庁のデータだったか、日銀か、どちらかですね。新聞を読めばリートの増資は続いています。

自分で考えれば、世の中の動きは、大概は見当が付きます。問題は此処なのです。錦織圭のスコアを見て、両者の心理面の動きが感じられますね。彼のコメントも、このスコアどおりでした。「第二セットを失って、嫌な流れになりかけたが、そこから思い切って攻めることが出来た。」と伝えられていますね。景気も同じことです。日本人の心理面が大切なのです。安倍政権の生命線が、株価なのですね。その重要なキーワードが信用創造なのです。だから信用創造の元である資産価格の上昇は、まさに一丁目一番地の課題なのです。故にケネディクスに、カタルは拘り続けています。今年の12月決算、発表は来年の2月ですが…ここから業績面で急速に変化します。こんな事は既に決まっているのです。だから株価が上がることは、既に決まっているのですね。

小野薬品もそうですね。あまり詳しく調べていませんが、あのサイエンスが人類史上の快挙と…紙面に掲げているのです。あのニュースは、人間の免疫機能の仕組みを抜本的に解明している点ですね。何故、がんには自己免疫が作用しないか? その働きを阻害する機能を叩くのでしょう。だから栗田開発部長は、免疫細胞を抑制する仕組みは、ほぼ同じ…と述べたのでしょうね。この発言が真実なら、凄い事です。もう株価が、かなり上昇する事は確定しています。世の中の大概の方向性は、既に決まっているのです。異次元緩和が続く以上、国債に眠る資金は追い出され、強制的に高い活動を求まられます。だから「1300兆円の逆襲」と言うテーマを掲げたのですね。日本の土地資本の賞味金額は2012年に1143兆円です。錦織君が生まれた時には、この賞味金額は2477兆円(1990年)あったのです。この数字は国民経済計算年報の数字です。

今日の日経新聞の記事を合わせ、自分なりに考えてみればいいのです。いよいよ秋本番をこれから迎え、続々と、ファンドマネージャーは正常業務に向かいますね。ようやく舞台が整い、幕開けの時間が来たのです。明日は帰りが遅くなりますから、アップは夕方から夜になると思います。娘夫婦がスマップのコンサートを観るため、わざわざロンドンから帰ってきたので、これから温泉に行きます。それでは、また明日。