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コラム

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燃えるような恋…(2014年11月09日)

株価だけを見て売り買いする人には…昨日の「国策に逆らうな!」のレポートは退屈だったでしょうか? 多くのイワシ民族の日本人は、目先の動きに変化を感じます。今日は、旧東ドイツが出国規制を緩和した日だそうです。この処置を受け25年前の11月10日に、ベルリンの壁は崩壊します。カタルはこの現象を見て、東西冷戦が崩れ、市場原理が働くので…加工貿易立国の日本の株価は10万円なると考えていました。「平和の恩恵」を、世界の中で一番、受けると思っていたのです。しかし現実は…。25年に及ぶデフレ環境で日本村論理がグローバル化により崩されたのですね。グローバル化に対応するための構造改革が進展したのです。終身雇用や年功序列など…多くの日本独自の仕組みが崩壊しました。株式持ち合い制度は、村論理の象徴的な現象でした。

GPIFの資産組み換え(債券から株式へ)も、コメの国際化(TPP=JA改革)も日本村論理の「最後の砦」に見えます。GPIFの資金移動は、官の統制から、民間資本への転換を意味します。どちらかと言えば…米国の民主党(大きな政府)から共和党(小さな政府)への動きと同じで…日本の市場原理を加速させる動きですね。条件が揃ってきましたね。カタルがサラリーマン生活を辞め、歩合の世界に身を投じ、市場原理に動いた行動に、25年ぶりに世の中が追い付いてきた感じです。カタルは日本が市場原理で動く資本主義国家だと…勘違いしていたのですね。しかし、世間を知れば知るほど…日本は共産国家と同じような、既得権力者の圧力があったのです。東電の上場維持はその象徴です。

ベルリンの壁崩壊から25年、ようやく日本は体制転換しました。1年1億とすれば…25億のお金を作って初めて…サラリーマンを蹴って、歩合の世界に身を委ねた人生が正解だったと言えるかもしれませんね。最近は何故か…お金への執着は消えていますが…。まぁ、カタルは昔からお金に執着しませんね。神主さんはお金が大好きですが…僕はお金なんか、何とかなる…と現在の様に、貧乏していても、心の中で思っている不思議さが、何処かにあります。桁が違いますね。25億ではなく250億なら分かりますが…。

別に、この意見(体制転換)は、僕だけのものではなく…さっき、ネットで色々読んでいたら…、カタルと同じように考えている人も結構いますね。代表事例は、先日批判したと言うか、名前が最近出ていない…と書いた武者さんが、カタルと同じ論理を、彼らしく難しいデータを用い解説していました。要するに「信用創造」の事を書いていますね。

サービス産業のインフレ化など…挙げていましたが、最近、アルバイトも集まらないのか…分かりませんが、時給が確かにアップしているようです。時給1200円程度の単純労働も結構あるようですね。新聞配達を想い出します。あの会社、人手を集められているのでしょうか…。運動不足の人は良いですよ。カタルは2か月で10キロ、痩せたのです。お金をもらい、健康にいいし、体力もつき、病気にも勝てる。中高年の運動不足の人は試してみましょう。

さて今日から相撲が始まるし…楽しみが増えましたね。
カタル銘柄関連で、NSWだけが企業業績発表をしましたが…マズマズです。株価は安いですね。カタルのイメージは4ケタの株ですね。カタル銘柄の中で減額修正を予想していたJ・TECは、予想通りと言うか…かなり悪い数字を発表していたように見えますが、もともと会社側の予想が、カタル予想と同じように「法螺」なのですね。実際の売り上げの伸びは22.6%も伸びていました。通期予想も26.6%の伸びの予想なのですね。でも…事前予想が2倍以上の予想を掲げていたので、減額修正に追い込まれたのです。この主な原因はジャックの低迷ですね。この手術を増やすために…医者を研修する必要があるのです。問題は、この推移です。ようやく軌道に乗りつつあり…何処かで爆発地点を迎えますね。NSWにも言えますが…「損益分岐点」の売り上げ位置が問題なのです。

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このバーを超え始めると…途端に利益が急増するのですね。一般人は、一株利益を株価の判断材料にしますから…この数字が劇的に伸びると株価が飛ぶわけです。グラフを提示しておきますね。これでカタル銘柄J・TECの解説を終わりにします。カタルは現状の株価なら…買い増し方針です。最近も買いました。NSWは、カタル銘柄扱いにしていませんが…化工機と違い、大きく株価が飛んでいません。適度の調整からの出直りで、日本通信や富士通のようなシコリ感はありませんよ。だから早晩、新高値を目指しますね。でも化工機は駄目ですよ。今回はカタルの参考銘柄として…カタル銘柄(ケネディクス4321、ユビキタス3858、J・TEC7774)の他に、ラオックスとリクルートを掲げています。NSWと同じような感覚で…小野薬品も取り上げていますね。

新規銘柄を掲げても良いのですが…要するに同じことです。何度も言うように…信用創造機能の復活が、相場の核ですから…野村証券でも、三菱UFJでも同じことです。ただ違うのは「リスク度合い」が違うと言う事ですね。世の中の常識で、ハイリスク・ハイリターンなのです。決して、うまい話はありません。高いリターンを狙いに行けば、リスクは増すのですね。これは常識ですからね。馬鹿は、その事を理解していません。カタルは何度も述べています。カタル自身はハイリスク派だ、と述べていますね。下値圏ではシャープにも関心がありますね。シャオミーはサムソンを四半期ベースで抜き、世界一になったようです。きっと、その内、誰かが仕掛けますよ。300円以下は面白いですからね。

銘柄など関係ありません。要するに「自分との戦い」だけの話しなのです。相場も人生も全て同じです。好きな女なら…人生を賭けて、ものにすればいいのです。ストーカー手前の行動なら、許されるはずです。相手も人間ですから、一所懸命に努力すれば、いつかは分かってもらえる部分もあります。久しく、燃えるような恋はしたことがありませんが…相場も同じですね。此方は…カタルはいつも燃えるような恋をしています。ようやく年末年始到来です。しかし業績面からは、来春に予定される二つのリート上場が、目先のイベントです。これから半年で、株価は何倍になるか…楽しみですね。ただし10日に予定される3Qの数字は、きっと良くないでしょう。何故ならAUMは増えていません。通期の数字を増額に動くかどうか…。この辺りは、経営者のさじ加減によります。ただ経営環境はハローウィン緩和により…歴史的な追い風が続きます。日銀自ら、リートを買っている訳ですからね。よく背景を考えてくださいね。

与太ばかりですが…今日はカタルと同じような考え方をしている武者さんのレポートも時間があれば、読んで置くと良いでしょう。
此方です。

それでは、また明日。