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人生いろいろ(2014年12月28日)
今日は、あまり話題もなく雑談です。ヤンキースから広島に戻る黒田さんが話題になっていますね。高額の報酬を蹴って広島に戻る理由を、是非、聴いてみたいと思っています。いろんな生き方があり、選択は、人それぞれですからね。
昨日は、NHKのEテレで「戦後史証言プロジェクト 日本人は何を目指して来たか?」で、政治学者の丸山真男さんの特集を観ました。戦後民主主義のあり方は、朝鮮戦争を境に、大きく変革していったとの解説があり、日本の民主主義の生い立ちが、変化して行った描写がありました。その後、司馬遼太郎さんの番組に変わり、思わず午前3時15分までテレビを観ていました。ノモハンもそうですが、日本の社会は責任を取らない社会と言うくだりがあり、原発事故と同じだなぁ~と、感じた次第です。この辺りが曖昧に処理されており、だから敗戦記念日ではなく、終戦記念日なのでしょうね。まるで大本営発表の「撤退が、転進になった」言葉のあやと同じイメージです。
変わった奴がテレビに出ているなぁ~と、関心を覚えたのが白井聡と言う若い学者です。先日、彼の書いた話題の「永久敗戦論」を、ざっと読みました。確かに、この敗戦の原因も日本は分析していませんね。あれほどの戦死者を出したのに…。どうして、そうなったのかの分析を、誰もしないのですね。故に司馬遼太郎が疑問に感じた体験を、彼は終戦後に追い、関東軍や東京参謀などのインタビューを実施したのでしょう。今回の「失われた時代」の検証も、充分にされていませんね。いつも日本は、同じ過ちを繰り返しているのですね。安倍首相は、集団的自衛権の行使を確立させるのでしょうが、韓国の慰安婦問題や中国との関係は、依然、こじれたままです。やはり真摯な反省が必要ですよね。服部卓四郎や辻正信と言うノモハン事件を首謀したとされる人間は、教科書には描かれてなかったと思います。
近代史で、この有様ですから…。このような積み重ねが、現代の失われた時代に繋がっているのでしょう。失敗は失敗として、きちんと検証する必要があると思うのです。もう既に宮澤さんや竹下さんは亡くなり、日銀総裁の三重野さんもこの世から消えました。何故、あのバブルが発生し…どうしてキチンとした後処理が出来なかったのか? これは自殺者数とも関係があり、大きな問題ですね。カタルは歩合セールスとして、ドン底の人生を歩み、この失政を実感してきました。だからこの混乱期に、証券局長から事務次官になった小川是さんなども、良く思っていません。彼は、まさに絵に描いたような大蔵官僚の生きざまを歩んできましたからね。ノーパンしゃぶしゃぶなどの事件が、何故、起ったか? その時代背景が存在する筈です。
残念ながら、おそらくプラザ合意あたりの政策官僚の見通しが甘かったと思うのですが…その頃は、カタルもサラリーマンの証券マンで…、「のほほん」とノルマに追われていただけなので、記憶が乏しいのですね。やはり東京に出て、歩合セールスをやっていると、政策の選択が、自分の収入に直接響くので…政策への関心は、他の人より強く持つわけです。故に、この時代を生きた証券マンは、みんな口を開けば…官僚や政治家などの悪口ばかりです。このIRNETもそうですね。昔は…全て、政策批判です。僕らには、どうしようもなかったですからね。昨日は単純平均株価のチャートを載せましたが…1年や2年処か、5年や10年の失敗ではないのです。まさに失敗の連続で、どんなに努力をしても食えなかったのですね。
だから…転職を考えネットの世界に向かおうと「株式市場 日本を考える」を始めた訳です。まだインターネットは一般的ではなく、電話回線を使いネットに接続する時代でした。それからソフトバンクが、パラソル戦略をやり始め、一気にネットが普及したのです。まさか学生時代に、金持ちに成るのを夢見て証券マンを始めた結果が、サラリーマンを辞め、歩合として独立して、こんな人生を歩むとは…思いもしなかったのです。
きっと黒田さんも、似たようなパターンでしょうか? まぁ、彼の場合は成功事例でしょうが…カタルの場合は、失敗だらけですからね。でも投資の世界は息が長いですからね。おじいちゃんになっても、バフェットの様に現役ですからね。たゆまぬ努力、あるのみです。所詮、3流域の証券マン崩れですから…あくまでも、カタルの意見は参考程度の留め、自分で考え行動してほしいと思います。丸山真男も同じような事を言っていました。それぞれ個人が自由な発想で、自分らしく行動するのが民主主義だと言うのですね。あの三島大社で市民大学のような組織が、石油コンビナート誘致を拒否した住民活動発祥の地とは知りませんでした。日大に行ったアホのカタルの仲間が、三島校舎で勉学していた関係でカタルも何度か、あの神社に行ったことがあります。やはり知識と言うのは必要ですね。
カタルの失敗も、赤裸々にネットで語っているので、是非、皆さんもこれを参考にされ、失敗しない人生を歩んでほしいものです。それでは、また明日。明日も株が上がると良いね。米国は、なんと、なんと…下がらずに連騰記録を続けています。