凄腕ストラテジスト是山金蔵の

是金レポート

筋肉増強H…他(2004年09月16日)

筋肉増強H

Hはマッチョだ。筋肉を増強することがなによりも好きである。毎日5時には帰り、そのままジムに向かう。昼休みなどもへんなマッチョ雑誌を愛読する。でもあれって知らない人が見ると変な雑誌にしか見えないんだが・・・・・男女のムキムキやろうどもが当然のごとく水着でいっぱい載っているし・・・・・変なマニア本みたいでなんか気持ち悪い・・・・・ワルイドやろうどもがいっぱい・・・でもそれが愛読書なのである。ほかの本を見ているのをみかけたことがない。

で・・いつも誰かと電話で「上腕三頭筋が・・とかインナーマッスルが・・」とかなんとか言う話をしている。飯は大量に食う。ある日私とHもう一人(この人も拳法が趣味)で昼にとんかつを食べに行ったことがある。キャベツ、味噌汁、ご飯のお変わり自由ってやつだ。彼らは凄い量を食べる・・・ご飯は3倍、キャベツも2回、味噌汁は4回・・という具合に・・で・・私に「どっか具合悪いんですか?あんまし食べないっすね!」と・・ちなみに私もキャベツ2回、味噌汁2回はおかわりしたが・・・「そんなに食ったら死んでまうやろ!」って感じ・・・・・で・・とんかつがなくなったら最後に「ここ肉が少ないっすね!」というせりふが・・・・その後3時のおやつに”エッグプロテイン”と”クレアチン”と”アミノ酸”をとる。で・・5時に帰ってジムへと向かうのである。まさに全身筋肉男(脳まで・・)であった。

自分の気に入らない仕事はしないB

Bは営業補助の仕事をしていた。一般的にいうアシスタントというやつ。アシスタントにはいろいろな仕事がある。基本的には資料等の作成から手数料の集計、タクシーチケットの請求など、仕事がスムーズ化、収益の極大化をはかるべく営業の手助けをするのが業務である。いわば縁の下の力持ち・・・・・彼、彼女らがいなければ業務は立ち行かない!つまりアシスタントなくして業務は進まないといえよう。

通常は「こうやったらいいのにな~」と思うことがあっても言われたとおりするか、もしくは意見を戦わせても最終的にはデビジョンヘッドにしたがう。フロントが仕事をはかどれるように努力するのだ。だがBは違った。自分の意見にあわないものや、気に入らない仕事はやらない。例えばお客さんからなんらかの資料やデータを作っておくってほしいと要請があったとする。営業がそれにそってアシスタントにデータを取り出し、資料の作成を指示する。で・・できあがりを見ると例えば日足のグラフっていっていたのに週足で作ったりしている。

「おまえ日足って言ったじゃないか?」と言うと
「週足のほうが見やすくていいですから、それでお願いします。あと私は”お前”ではありませんから、気をつけてください。」とくる・・・・
「そうじゃなくてお客さんは日足を要求してんだから日足の資料を作るのが当たり前だろ!」
「でも週足のほうがみやすくていいですよ。日足はどうも見にくくて・・だから週足にしたんです。」と・・・なにがあっても日足の資料を作ろうとしない・・・・・お客さんの資料でさえこうなんだから、社内のデータ処理など推して知るべし・・・やらないのだ。

すると・・「だってそういった仕事は営業補助のしごとでしょ?」と・・・・逆切れする。”え!??自分はいったい何だと思っているの??”という話だ・・・。部の知恵袋というかブレイン的な存在とでも思っているのであろうか???
「お前アシスタントやろが!」と言うこと「いえ違います。私は部の収益を大きくするために頑張っているんです。ちなみに私は”お前”なんかではありませんから気をつけてください。」などと自分の仕事を勘違いしている。

収益を大きくするために”要請された資料とちがったものを作り”、”必要な業務をつまんないという理由で拒否”するのか?一生懸命にする仕事は気に入ったものと、お気に入りのお客さんの頼まれごとだけ・・・・

なんでも”だめ”だという某外資系の法務部

某社の法務部というかコンプライアンスのSさんはきわめて保守的。チェックが厳しい・・というか普通こんなところまで見ないだろうと言うとこまでチェックする。まあそれはそれである意味大切なのかも知れないが、Sさんはそれをきわめりって感じ・・・ある日Rさんが質問があってSさんのところへ来た。

Rさん:「Sさんちょっといいですか?」
Sさん:「あ!え!ちょっとそれは困ります。だめです。」
Rさん:「まだなんにも言ってませんが・・・」
Sさん:「え!ああ!そうですね・・・でも・・やっぱり困ります。」
Rさん:「・・・・」
といきなり”困ります。”、”できません。”と言う事もあるぐらいだ。なにも言っていないのに”困ります!”と言われても、いわれたこっちが困ってしまう。