凄腕ストラテジスト是山金蔵の

是金レポート

街で気に入った女性をアシスタントに採用する偉い人…他(2004年09月20日)

街で気に入った女性をアシスタントに採用する偉い人

大昔は本当に無茶がきいた会社や偉い人がいたものである。それこそ豪快というか、そういったものを超越した無茶をする人が・・・・・印象に残っているのが、町中でアシスタントを採用してしまう偉い人だ。どういうことかと言うと、例えば銀座である喫茶店に入ったとする。そこに始めて見たほんまにかわいらしいおねえちゃんが働いていた。某上司はそこでいきなりナンパをするのだ。

「君かわいいね!名前なんて言うの?え!あ!そうそう僕は決して怪しい者じゃないよ!(この時点で十分怪しいが・・・そんなことは気にせず、で・・おもむろに名詞を差し出す)僕はXX証券株式本部を取り仕切っているTという者なんだよ!まあいわゆる責任者だね。でね僕は部に関してはあらゆる責任をもつ変わりに、いろいろな権限ももっているの。でね今さ~アシスタントを探しているんだよ。

え!?いや株のことなんかま~たく知らなくてもいいの。実質 僕の秘書みたいなものだから。それでの先ほどから君の働きぶりを見ててね、いいな~って思たんだね。一生懸命だしね。え!?証券会社なんかで働いたことないって?だいじょ~ぶだよ!僕には人を見る目があるから、君にはできるよ!でね、そんなにお金出せるわけではないけど、うちで働いてみる気ある?」とほんまにストレートな勧誘をするのだ。

勧誘というか誘惑というか・・ほんまにストレートに!それで冗談かと思っていたら、少ししたらほんまに会社で働いていたりする・・・・・・・・なんと言う大胆不敵・・・・・と・・言うかええのそんなことして・・・・

気遣いの人Lさん

Lさんは外国人のヘッドだ。ヘッジファンドなんかを担当していた。かれは日本語もべらべらで本当に気遣いの人なのだ。まず自分のお客さんの誕生日、奥さんの誕生日、子供の入学式結婚記念日まですべて把握している。いったいどうやって調べるのか?と不思議に思うくらい知っているのだ。そういった記念日には自宅にさりげなく花束を届ける、一言コメントとともに・・・それが嫌みではなくさりげないのだ。

盛大に気合のはいったプレゼントではなく、小さな花一輪とか・・・・・しゃれているのだ。これはお客さんには効果がある。(特に外国人の・・・)かれが凄いのはそれだけではない!身近な人々の誕生日くらいは皆しっているのだ。(けっこうな人数だ。)社内だけではない、他の社の人間までも・・・・

そして当日、突然電話がくる。
「こんにちは!今日HHさん誕生日ですね!おめでとう!これからよろしくお願いします。」などと電話をくれたりする。
すべてにおいて嫌みがなく、さりげなく、相手に負担にならない程度で・・・あまり盛大だとやられた相手が「お返しをしなきゃ!」って負担になる。そう思わせないぎりぎりのお祝いをくれるのだ。彼の気遣いは超一流!本当に凄い人であった。