生産設備の廃棄加速(2004年12月03日)
11月24日の日経新聞3面・・生産設備の廃棄加速・・・・
生産設備の廃棄が加速、4~6月除去率バブル後最高との記事が出ていた。
過剰設備に悩む企業が既存の生産設備をより長期間使うことで対応し、新規投資を抑制してきたが、ここにきて過剰債務処理が進み、老朽化した設備を除去して設備を更新する企業が増加してきた現われであると・・・
設備の老朽化+新技術の導入+設備の国内回帰+設備の無人化+団塊の世代の退職にともなう設備投資+・・・・といったさまざまな流れが生産設備の廃棄と設備投資の新規投資を加速させる流れを作る。
しかし企業は依然慎重な姿勢を崩さない・・・
鉱工業生産指数などを見ると、いまいち伸びがなかったりする・・・その数字を見ると弱気派は「やっぱだめだな・・となり」強気派は「企業の慎重な姿勢は評価できる。」となる。
設備の廃棄が加速していると言う話では弱気派は「実態を反映していない一時的な現象」と指摘し、強気派は「今後とも設備投資が加速する流れが期待できる。」と評価する。同じ現象で同じ数字を見ているのに、結論だけは180度違う。99%同じ話が続き、最後の最後で・・・だからXXXとなる。となったり・・・しかしこの流れは一時的なものでYYYとなる。と違う結論がでたりする。
経済は生き物であり、その動向には人間の行動心理だけでなく、群集心理や予期せぬテロ,地震などもあり 数字だけで将来を予測するのは不可能だ。結果は開けて見なければわからないが、数字と過去の経験、歴史・・・などから将来を予測することは可能。そして確度の高い予測にベットして相場をはり、収益を上げる・・・・要はどうなる確率が一番高いと思うか・・・・そこはやっぱ感になるのであろうか?
感というか鼻がすぐれていて、収益の匂いを敏感に感じる力が大切。
頭がいいだけじゃ儲からない。
儲けるには、嗅覚が必要。