ヘッジファンド破綻の条件(2005年05月18日)
先日某ヘッジファンドの人と話をしていて”ヘッジファンド破綻の条件”という話題になった。
ヘッジファンド破綻と言うのはどういうことを指すのやろうか?と
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1.某ファンドEファンドみたいに30%ロスカットルールにひっかかってポジションを全部アンワインドさせられる。
2. LTCMや某国内大手マルチストラテジー型のEファンドみたいに、Prime Broker(PB)からマージンコールがかかったにも関わらず、それを埋めることができなくなった。おまけにポジションはPBに取り上げられちゃっって清算された。
ふつうはこの2つがヘッジファンドの破綻だ。
もう一つ加えるなら、バリュー投資専門のPみたいに(途中)解約に応じなくなった場合も私は破綻だと思う。と。。。言う話になった。
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今回は破綻などではなく、”破綻の噂”の一人歩きである。怖いのは、パフォーマンスの低迷===>うわさの一人歩き====>解約の増加====>さらなるパフォーマンスの悪化....のスパイラル的にシュリンクへの恐怖だ。
そう今回の破綻話のポイントは、銀行の取り付け騒ぎのように”あそこが危ない”的な話がひろまって、ほんまに破綻するところが出てくることだ。
しかしあまりに実態が無いため、現状においてはそういった極端な動きも見られない。
ヘッジファンドの収益悪化は市場のボラティリティが低迷しているからに他ならない。ボラティリティさえ回復すれば、収益はいっきに回復する可能性がある。
じゃあボラティリティを上げればええのじゃない?と出てきたのが今回のヘッジファンド破綻話ではなかろうか?それによってボラティリティが上昇すれば、うれしいファンドは数多い。。。。。。
で。。確かに一時的のボラティrティは上昇し、相場はレンジを変更した。が。。すぐにボラティリティも収束する。
ヘッジファンド破綻のはなし。。。もうええかげんに飽きたからそろそろやめにせえへん?