投資情報誌の増加は個人投資家の熱の高まりの裏付け(2006年03月07日)
先日メディアに”ダイヤモンド社、「四季報」無断利用認め東洋経済に謝罪”と言う記事が出ていた。これは東洋経済の「会社四季報2005年4集秋号」に掲載されている個別銘柄の業務内容や業績予想の記事の一部が、ダイヤモンドの「『株』データブック全銘柄版2006年新春号」に転載されていたというはなし。
一応ダイヤモンド社が謝罪したことで決着はついたようだが、このダイヤモンド社のデータブックなかなか侮れない。と。。。言うのが3月1日のメディアの記事によれば「データブック全銘柄版」は06年新春号は約17万部売れたという。一方「会社四季報」は公称60万部。「日経会社情報」は公称20万部。
これっちょっとえれえ数字じゃないの?
すでに日経会社情報を肉薄しているのだ。こりゃあ~すごい。ちなみに私は四季報と会社情報ともに愛用しているのだが、データブックがなんでそんなに売れているのか?が気になり、新春号を取り寄せてみた。
パラパラパラ。。。。。っと見る。。。。。。。。。。。。。。。。。ふ~んなるほどね、なるほどね、なるほど。。。。。。わかった。会社四季報、会社情報との違いは
① 全上場銘柄の2期予想と7年前(新春号で99年3月期)までの過去の業績付
こりゃ~便利である。私など、過去のデータ調べるのに四季報の昔のやつを一生懸命に調べたりよくするから。99年3月期くらいから調べようと思ったら、四季報何冊も調べなアかン。これがけっこう大変なんだな~
②理論株価、強気・中立・弱気の投資判断付。
この理論株価ってのは私個人としては”。。。。。。”と思わないんでもないが、素人にとってはこの投資判断は役に立つのだろうかな~???? プロには。。。。。。。必要のない機能だが。。。。。たぶんクウォンツモデルで計算しているのだろう。
③チャートに線が引っ張ってある。
トレンドラインが。。。。三角持合が。。。。抵抗線が。。。。なんと引っ張てあるのだ。チャ、チャ、。チャートに線が。。。。。。。。。。。。。 これは株を始めたばかりの個人には便利な機能なのかも。。。。。。。。。。。。
と。。。。言うことでいいポイントは個人には
①字が大きく使いやすい。
②投資判断、テクニカルの解説付き(?)
③個人で株をやるにあたり、必要と思われるデータが見やすい
プロには
①過去7年(新春号で99年3月の決算数字がある。)もの過去のデータが載っている。
ということだろう。
私は四季報と会社情報は数字の違いを見るのに使っている。そこに過去のデータを見るのにデータブックってのはいいかもしれない。私個人としては”過去の業績が長く載っている。”ことが最大の”好ポイント”だった。なんども言うがこれはいい。
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でも最大の驚きは、すでに17万部って。。。。。。個人投資家の投資熱の高まりを感じるな~