凄腕ストラテジスト是山金蔵の

是金レポート

目先から中長期の相場展開(2006年10月24日)

23日相場は急騰、もうちょっとで5月11日の窓埋めを試す水準まで上昇。このもうちょっとで窓埋めってのがええね。お預けを食らった子供、クライマックスで”つづく”になるドラマやアニメ。
「うわあ~どうなんねんやろ。」ってところで寸止め。

仮に窓を埋めれば4月7日の高値17563.37円トライとなる。そしてそこが抜ければ新たなステージ入りで、18000円トライだ。

で。。。本日(24日朝)のCMEはNYダウの上昇をうけて16870円。窓がある5月11日の安値は16840.85円であり、本日は寄り付きからここを埋めに行く可能性がでてきた。

それにしてもNYダウが強い。金余りを背景にマザーロック、アマランスでいかれたマネーが行き場を探していっきに株式市場へ流れ込んでいるのだろうか?そう思って原油とNYダウの動きを見ると、うまいこと逆相関になっているのを発見。
「なるほどなあ~原油価格下落が企業収益の上昇に寄与して株価が上昇する以外に、現生がもろ商品から株式へ向かっている動きもあるんやなあ~」と再認識する。

こう言う時ってテクニカル効かなくなるんやな。まあテクニシャンに言わせると「それはエクステンションだから想定内。」って言うかもしれへんが、エクステンション自体が想定外なんだから、やっぱはずれているんやなこれが。

いやああ~まいった。窓埋め~18000円ってのもシナリオ的にはありえる程度でしかみていなかっただ
けに、この動きにまったくついていけてない。

どうしても、今が上昇5波の5波目で目先a,b,cの修正波を入れて調整。その後再度の上昇になる。。。。。。。と見てしもうてた。
「エクステンションを考えても、そろそろ目先ええところとちゃうかなあ~」と。

私のここまでのメインシナリオは”10月初旬から下旬にかけて下落して、その後企業業績の上方修正をうけて10月末から本格上昇する。”と言うものであった。せやけど上昇し始めるのがあまりに早くて、リズムが合わない。それで”目先は調整の可能性が高い!”って見てしまうのであった。

でもよ~考えたら”中長期でブルブルの強気!”
年内18000円ってのはある程度規定路線であると思うから、別に相場が目先調整しても”買えばいいじゃない”と言うふうに考えればぜんぜん問題のない話。

しかしどうしても先物を長いことやっていたから相場の”あや”と言うか”天底を当てたい!”
と言う気持ちがメラメラと湧いてくる。

結果。。。。。目先弱気で中長期強気と言う相反する天底をねらう相場観となってしまった。

まあいずれにせよ本日はいよいよ窓埋め。そして高値を伺う動きへとなり、そこを抜けるといよいよ18000円である。

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