« 業績と株価(1) | 最新の記事 | 業績と株価(3) »
業績と株価(2)(2007年07月21日)
前回はホンダの株価と業績を見ました。あの推移を見て何か掴めましたか?
相場で儲かる為には、何故、私があの時期にホンダを選び載せたか? 他人の心を読まねばなりません。その為には自分自身がホンダのホームページに行き、有価証券報告書などを見て自分なりに研究しなくてはなりませんね。
1995年にホンダは新しいスタートを切ったのです。この年に世界で一番厳しいと言われていたアメリカカリフォルニア州の「ULEV(ウルトラ・ローエミッション・ビークル)」基準をガソリン車で初めて達成し、この年に「シビック」の生産台数が世界で1000万台の大台に乗せたのです。そこから北米の売上が伸び利益が上がり始めます。現在では国内の2倍の利益を北米であげているのです。
このように会社には切っ掛けがあり、大きく躍進する瞬間があります。565円の株価が2765円と一本調子で上げはじめるのです。およそ5倍です。今日はかたるがホームページを始めた頃の1999年3月~4月に採り上げた日揮について、何故、注目したのか?考えてみて下さい。この頃、プラント各社は採算の悪い受注により大赤字に陥っていました。その傷が癒えそうになった時に、原油価格が上がり始めます。

ただ実際は失敗だったとも言えます。買ってからおよそ1年間、待たされるのです。正直、辛かったです。だって業績が回復するのは目に見えて分かっているのに…株価は低迷したままなのです。何故だろう? 実際は良くなっているのに、何故、株は上がらないのだろう? と悩みました。1年と少し掛かり、再び株価は人気化し300円台で買った株を400円で売ったら、そこから早かったこと…株は不思議なものです。その時のチャートと業績推移です。

