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業績と株価(7)(2007年09月01日)

どの景気回復パターンに順番があります。基本的にお金がなければ事は運びませんから、先ずは金融が必要です。成長率の高い国や強い国は金融が強くなくてはなりません。故に今回のサブプライム問題は規模こそ小さいですが、波及する影響が大きく問題が拡大しました。しかしこの度の大統領声明は、金融の大切さを認識した素晴らしい決断とスピードなのでしょう。このように景気の源は金融なのですね。

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2003年にみずほの倒産は懸念され一流新聞など、マスコミが連日悪評を流していました。しかし私は株式相場が立ち上がるのは銀行株だと思い、上がっても下がっても銀行株を連日買い続けていました。当時の銀行は不良債権処理に明け暮れる毎日でした。その処理が一巡した2003年が底でしたね。日本を代表する日本興業銀行、富士銀行、第一勧銀の三行が一緒になった最大の銀行「みずほ」をずっと狙っていたわけです。

金融相場の立ち上がりはいつもそうです。銀行・証券・不動産などの業種は金融相場の三点セット銘柄です。景気循環波動と株価をみて、これからも利用できる戦略ですね。現在はまだ早いですが、もう直ぐ銀行株が活躍できる場面も来るでしょうね。この次は銀行が業績を伴い買われることでしょう。下の景気循環と株価のチャートをよく見て、自分なりに会得すると良いでしょうね。

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