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FRBと景気(2009年04月04日)

好調の株式相場展開を支えるのは、豊富なマネーの供給だと思うのですが、しかし分からない部分もあります。FRBの資産形成を見ると、準備預金が増え続け豊富な資金があるのですが、信用欠如から資金が動かない様子も窺えます。
 

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最近までFRBは積極的な利下げを実施してきましたが、なかなか住宅金利などが下がりませんでした。そこで国債買い入れを含め、住宅ローン債券を買い取る事にしたと思うのです。FRBのリフレ政策を受け、ようやく住宅金利が下げてきたのは分かります。そうして住宅金利と国債の金利差が縮小していました。しかしまだBAA債とのスプレッドは縮まりません。この辺りに多少の引っ掛かりを感じています。

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しかし2002年から2003年にかけての動きも似たような展開だったのでしょう。株式相場はスプレッドが。まだかなりひらいている段階で株は上げ始めています。むしろ住宅ローンが正常化の方向に動き出したことを評価すべきかもしれません。

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今日の市況では日銀の当座預金の推移を見て株価動向を見ました。この仮説は信頼性がありそうです。同じことがアメリカでも言えるのでしょう。FRBは果敢に資金供給を実施していましたが、なかなか実体景気に効いてきませんでしたが、ようやく住宅ローン金利が下がる実績を手にしたことを市場は評価しているのかもしれません。FRBの更なる量的緩和政策により住宅ローンは5%台から4%台後半に低下してきました。スプレッドも縮まり始めています。

この背景を考え、株式投資にどう結び付くのか?
今週のビスタニュースの原稿のテーマはこの辺りかな?