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レーティング(2009年06月06日)
今日は証券会社のレーティングにテーマを絞り解説します。
レーティングは個別企業の株価の動きを各証券会社のアナリストが予測するもので一般的には格付けより6ヶ月から1年を予測するものだと言われています。しかし個別の株価を問うものではなく、あくまでもTOPIXなどの指数との相対評価を採用しているようです。しかし証券会社により株価予測する会社もあり様々なようです。
最近、注目されるのは株式営業に力を入れ始めた野村證券や力がある外資系のGSの「コンビクションリスト」の動向などが注目されているようです。しかし基本的にはアナリストの実力で証券会社の規模が問題ではありません。アナリストの評価は「会社の業績見通し」と「株価の評価」の二つで判断されます。業績の予測は的確だったけれど株価見通しは外れたとの事もあります。株価と連動させてみると分かりますが、概ね現状の追認で横並び意識が強い傾向があるようです。
加えて四半期決算の為に11月、2月、5月はレーティングの数が1100社ぐらいまで増えて、他の月はだいたい800社程度です。20日間の営業日数だとすれば、1日辺り40社程度の格付けが発表されています。ここで思い出してもらいたいのですが、6ヶ月から12ヶ月の推移と言いながら、かなりいい加減な修正が続いていますね。あくまでも現状の人気度合いの判断に利用するのが正しいかな? トヨタに判断される減産緩和情報(5月の連休明け)は1月の半ばには、ほぼ判明しています。