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乖離調整の終局(2009年07月11日)

今回の調整を感じたのはいつなのでしょう?

「今日の市況」で乖離率や騰落レシオが登場したのは6月9日ですね。たぶんビスタの原稿を書いたときでしょう。6月7日のコラムで「揺れる心」を書いていますから…。次の週は活況相場でしたが懸念は消えず6月14日のビスタの原稿にも、連続で「懸念」が滲む原稿になりました。基本的に相場は自然な所に落ち着くものです。乖離調整は修正波動ですから必要なものです。一つの現象が受け入れられる為の試練だと考えて良いですね。「減産緩和」と言う形で、サプライチェーン・ネジメントの罠からの脱却を織り込んだ株価は次の読みに入りました。L字型回復やW字型予想など…様々な議論がされています。一番少ないV字型やU字型と言う回復を私は支持していますが、この動きを感じるのは、まもなくだろうと考えています。

少し早いのですが、第一四半期の決算ラッシュがまもなく始まります。
ここでの注目の決算は一つでしょう。昨年後半に起こった現象の成果が問われます。あまり詳しく書くとビスタニュースの有料会員の人に申し訳ないし…。ここからの焦点はここに集約されますね。ただ株価の動きを見ると微妙な展開です。8日間連続安の市況は大型増資の咎めだと考えています。この仮説が正しいのなら、まもなく新しい動きが出ます。15日か23日には、調整波動は終局を迎えることになります。中国経済の新疆ウイグル地区暴動の話しに絡めた仮説を金曜日の「今日の市況」で書きましたが、サミットに絡んだCIAの扇動と言う見方もありますね。

事実は何処にあるのか分かりませんが有り得る話です。それくらいにドルの基軸通貨に関する話は重要です。アメリカの意図から離れ、サミット宣言には文章で盛り込まれました。この辺りの背景が円高の方向性を、暗示していたのでしょう。日経平均株価はほぼ調整波動を完了しているように感じますが、9000円割れの場面も考えられます。理由は値嵩ハイテク株の多い輸出株が影響を受けるからです。しかし最後の投げ場で、逆に言えば買い場になります。あと1週間から2週間だろうと読んでいますが、どうなるかな? 私の市場に対する違和感は完全に消えました。

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