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新聞のウラを読め(2009年08月22日)

金融危機の震源地である米国は、FRB議長の講演で「最悪期は脱出した」と述べたと言います。様々な経済統計が好転しているのですね。例えば金曜日に発表された中古住宅販売件数は3年8月ぶりに前年度比で5%増となり、4ヶ月連続の524万戸の販売と上昇になっています。実は米国の状況は中古住宅の規模の方が大きいのです。下のグラフは新規住宅着工件数と比較したものです。その為にNY株価は指標に的確に反応しています。自分の目で見て確かめてください。新聞の表現だけでは分かりません。自分で統計元のホームページで飛んで、実際にグラフを作ってみれば、その回復振りを更に実感できるでしょう。日本は長いデフレ政策により、成長の考え方が失われています。だからマスコミはネガティブ報道なのですね。今回の選挙の争点も分配の考え方が主流です。しかし年金より子育て支援にスポットが当てられ変化を同時に感じます。

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今日の新聞にも、様々な変化を読み解くことが出来ます。新聞は文字を追うのではなくその現象を考えることなのですね。例えば富士通の変化です。長年、ファナックの株式を持ち続けていたのです。子会社とも言える(既存の概念)株式を放出する。この現象は富士通が変化したことの現れですね。実は10年ほど前、富士通に訪問しIR活動のセールスをしたことがありました。あの時は保守的な対応でしたね。まぁ、10年前だから仕方ありませんが…、この10年で変わっているのでしょう。日本の会社には無駄な資産が眠っています。真剣に経営をしてないのです。だからROEが低いのですね。借金を増やしてまで効率経営を求めろとは言いませんが、無駄な資産が眠っている会社は、たくさん存在します。その一例は日立などの大企業です。

目覚めよ!日本企業。

新聞には色んな情報が載っています。表面を読むだけでは分かりません。
例えば、日経9面のドコモの記事の中で「スマートフォンが好調」となっていますね。この記事は東芝の支援記事ですね。スマートフォンには大量のフラッシュメモリが採用されます。勿論、世界トップはサムソンですが…。他にもこの記事で多くの事が分かりますね。ビスタで以前、お薦めしたことのある銘柄が関連しています。一つの現象で展開を考える。そんな新聞の読み方をいつも心掛けて下さい。