未来かたるが開催!みんなによく分かる

株式教室

« 失われた時代の背景2 | 最新の記事 | FRBの動きと政策 »

世界から見た自動車産業(2010年02月13日)

今日は一日中、資料集めに追われていました。そうしてこの時間です。
最近は色んな統計資料を見るケースが多く、本当は決算発表もあったから、そちらの方に力を注ぐべきなのでしょうが、目下の関心事は自動車販売とGDPの変化とか…なので、現在はグローバルな視野で自動車を見つめなおしている関係上、有意義なレポートを書いている時間がなくなりましたから、今日は各国の自動車生産台数の変化を見るグラフを掲載するだけに留めます。ご容赦下さい。

r20100213a.gif

世界の車の生産を見ていると面白い事に気付きます。何故、スペインの自動車生産が多いのか?とか…。先進国の米国は一貫してシェアを落としている理由とか? おそらく日本の自動車メーカーはタイでの生産を加速しますから、これからタイは欠かせない資料だなとか…一つのグラフでもいろんな事が分かるのです。

r20100213b.gif

日経新聞の解説が間違っていると思う背景は…中国の人口と保有台数の変化から、やはり販売台数が2000万台ぐらいは軽く越えると思っています。何故なら中国の人口は13億人でその半数の保有台数まで20年かかるとすると6億5千万台です。現在の保有台数は多く見積もっても8000万台ぐらいでしょう。つまり5億以上の販売台数だから20年で平均2500万台ですよ。当然、この20年の内には買い替え需要も相当見込まれますからね。日経新聞が過剰生産を指摘するのは間違っていますね。ピーク時は3000万台を超える可能性があります。GDPの成長率は5%に落ちても、一人あたりのGDPを4000ドルの基点にすれば10年で6500ドル以上でしょう。やはり充分可能性があると思うのです。