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発想は面白い(2010年04月17日)

オバマ大統領は偉大な大統領として称えられるかもしれない…と感じている自分と、危険な思想だなと…思う自分が同時に存在します。何とか医療改革制度を通過させましたし、外交ではイランやアフガンなどの難題を乗り切ることが出来るかどうかが焦点になります。今日のゴールドマン・サックスへの報道を見て、次のステップである金融改革にも舵をきった印象を持ちました。この金融規制は「諸刃の剣」ですね。景気回復には金融機能の拡大が必要です。しかし方向性を誤ると間違いなく景気の二番底に陥ります。BRICs諸国が刺激的なコメントを発表していました。たんなる狼煙の様なもので実現性は薄いのでしょうが…面白い現象ですね。

もともとエネルギーが溢れる所に、先進諸国の金融緩和政策の恩恵を一番受けたのです。だからあの声明は驕りに感じました。しかし中国の株式先物が創設され外堀は埋められ、今は為替の自由化へのステップを踏まされますね。日本の流れに似ています。背伸びした分は、何れはがれますが、今ではないのでしょう。中国は一人っ子政策の弊害である高齢化は確実に進みます。医療制度は整ってないし年金制度も整備されていません。

NY市場が下がり、不安を抱いている人は多いでしょう。
我々は非常に上手く立ち回っているために、あまり実感は乏しいのですが、一般的な相場を見ていると、やはり7日の相場を見て相場観を修正したほうが良かったのかどうか? 未だに、多少の違和感を抱いています。理由は株価がスムーズに飛ばない金融株と値下がりし始めた一般株の動向ですね。やはりソニーの空売りを実行すべきだったかもしれません。あの空売り候補3銘柄の動向は、その後の動きは非常に弱いものですね。ビスタの読者は分かっていると思います。4月4日のレポートです。

しかし同時に内需株の躍動もあり、銀行を含め不動産株に人気は移り、やはり7日の方向転換が正しいか?とも…考えています。この辺りの見方は、明日のビスタのレポートに譲るとして、最近、IRNETでは、物の考え方を理解してもらおうと思ってレポートを作成しています。少し難解ですが相場観の発想プロセスを理解してもらおうと言う意図があります。多くの投資家のレベルは、株価の値動きに魅了され行動するだけです。だから僅かな値幅で利食いをしたり、幻の高値を掴む事になります。昨日、書いたスマート・グリッドの記事は、富士電機の相場批判でもあります。気付きましたか?

注意深く、かたるのレポートを読んでないと分かりませんね。
たくさんのヒントを「今日の市況」には盛り込んでいます。僕が相場の失敗を経験して成長しているように、皆さんも毎日読んで相場観を養って下さい。勿論、当たり前の話ですが私の相場観が正解ではありません。誰も先のことは分からないのです。だから僕に反対意見を持ち、行動することも自由ですね。自分が選んだ行動ですから…。

一つの出来事が、相場の流れを変えることもあります。
例えば中国の地震より、今はアイスランドの火山の爆発ですね。中国内陸部の地震は建材下郷に繋がり建設機械を考えますね。火山の爆発は異常気象を連想し、農作物の高騰などに結び付きますね。そうするとお金の流れが変化して、既存の流れが崩れる原因にもなります。カオス論理と言う言葉が、一時、はやりましたが、北京の蝶が、やがてNYで嵐を巻き起こすと言う連鎖の世界の話ですね。小さな現象でも大きな災害につながると言う話ですが、空港が閉鎖されるくらいの規模だから、相当な覚悟が必要になるかもしれません。

関連サイトは此方…

他人の発想と言うのは面白いでしょう。
私が気に入ってよく読むのは「よろずのつぶやきの和田さん」や「橘田レポート」などです。独創的な見方は面白いですね。当たるとか、当たらないとか、そう言う話のレベルではありません。物事の発想が大切だと言うことなのです。株価の動きより、どうしてそう考えるかと言うプロセスが大切なのです。皆さんには早く成長して欲しいと願っています。